旅行記3日目 雪の北上線 / 東北リベンジ~旅は、何かを変える~ - ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか
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東北リベンジ~旅は、何かを変える~(平成27年2月11~16日)

3日目(平成27.2.13) 1/5ページ「雪の北上線」

本日の行程

移動手段乗車(移動開始)出発時刻下車(到着地点)到着時刻車両
東北本線普通1522M盛岡5:25北上6:11クハ700-1012(2両編成・1両目)
北上線普通725D北上6:15ほっとゆだ7:01キハ100-45(2両編成・2両目)
ほっとゆだ8:20北上線普通728D9:04北上キハ100-40(2両編成・1両目)
東北本線普通1531M北上9:42花巻9:53クモハ701-1015
快速はまゆり2号花巻10:16盛岡10:44キハ111-1(3両編成・3号車)
快速リアス3648D盛岡11:07陸中川井12:31キハ110-118(2両編成・1両目)
快速リアス3652D陸中川井15:15宮古15:50キハ110-131(2両編成・2両目)

疾風怒濤の一日の始まり

2月13日、午前4時。ほとんど寝ていないボクの前に、さらに壁が立ちはだかります。

PCの電源を入れ、警報・注意報をチェック。次の瞬間、憮然とした表情のまま、ボクは凍りつきました。

目に入ったのは、「大雪」や「暴風雪」といった、赤文字たち。そう、この日は東北全域に警報・注意報がタップリ出ており、注意報が出ていない地域がありませんでした。

この日、東北は強力な低気圧に呑み込まれた状態にいたのです。

もっとも、前日のうちに天気予報を見て、天気が荒れるのはある程度わかっていたので、ボクはすでに「プランB」を練っていました。当初の予定では、この日はまずほっとゆだに向かうことになっていましたが、北上線のダイヤが乱れた場合の代替案として花巻の台温泉に行く計画を用意しました。

一方、午後は寄り道しつつ三陸・宮古に行く予定ですが、こちらは代替案を考えていませんでした。というのは、予報では太平洋側の地域の天気は悪くないとのことだったので、午後の予定は問題ないと考えていたのです。

ところが、事態はボクが想定していた以上に悪く、三陸沿岸にも警報が発令されていました。寄り道をする余裕がないかもしれず、下手をするとそもそも宮古にもたどり着けません。

このような先の見えない状況に置かれてしまったボク。この日は、難しい選択を幾度となく迫られる一日となりました。

再び南へ

ともかく、盛岡駅へ行かないことには始まりません。眠たい目をこすって、支度をします。

しっかし寝れなかったなあ。もうネカフェ泊なんてしない。まあ、普通にPC利用目的なら、また入るかもしれませんが。

さて、ネカフェを出る手続きを済ませ、外へ。前日同様、静まり返った街を歩きます。

歩くこと約15分、盛岡駅に到着。駅に着いた時は、まだ改札が開いていない時間。その後しばらく待っていると、駅員から改札開始のアナウンスがあって、自動改札機がきっぷを受け入れる態勢に入りました。

とりあえず、東北本線に乗って北上に南下します。……え? 何、北上なのか南下なのかどっちかにしろ、と。いや、だから「北上(きたかみ)に向けて南下」ってんですよ。

で、北上に着いた時点で、北上線のダイヤが乱れている場合や、天候が悪化した場合は、花巻まで引き返し、バスで台温泉に行きます。大丈夫そうなら、北上線でほっとゆだへ。

5時25分発、一ノ関行き始発。この日も始発です。前日も始発スタート、そして実は初日も札幌駅に行くのに始発に乗っているということで、3日連続始発となりました。この日程には、流石のボクも旅行前に旅程を組み終わった時は「我ながらひでぇ旅程だ……」と苦笑いでしたよ。

盛岡と逆方向に向かう始発とあって、乗客はまばら。前日の山田線より少し多いといった程度でしょうか。客が少ないからか、この列車はワンマン列車でした。

状況を考えると、北上線どころかこの東北本線すらダイヤが乱れかねません。しかし、そうした心配とは裏腹に、列車は快調に走っていました。こういう時に定時で走ってくれる列車というのは、かっこいいと感じます。701系だってカッコイイんですよ皆さん!!

真っ暗だった空がだいぶ明るくなってきた頃、北上に到着。

さあ、決断の時間です。予定通りほっとゆだに行くか、引き返して台温泉か。

しかし、ここでは天気も悪くなく、既に覚悟を決めていたこともあって、もともとの予定通り北上線に乗ってほっとゆだへ向かうことに。

北上線の東半分

北上での乗り換え時間が短いので、急かされるように0番ホームへ向かい、横手行きに乗車。

列車は山田線とは異なりワンマン運転。そして、車両は車長の短いキハ100系。実際に車内を見回すと、その短さを実感できます。

18mより短い車両に乗るのは、ボクにとっては札幌市営地下鉄の3000形以来です。ですから、最低でも約3年ぶり、と。

列車は定刻に北上を発車。車内では、朝食をとることにします。といってもまたコンビニで買ったものですが。

車窓は藤根を境に一気に変わります。藤根までは北上市内の住宅街ですが、藤根を過ぎると山越えの様相を呈します。

また、天候も藤根から急激に悪化しました。吹雪です。正直、「うわあ、やっちまったか」と思いましたよ。しかし、列車は定時で走り続けていました。頼もしい限りです。

さて、乗っていて思ったのが、「案外線形いいなあ……」ということ。カーブの侵入速度が結構速く、それでいて思っていたより乗り心地がよかったのが印象的でした。

北上線は地方交通線ですが、かつては特急が通り、寝台特急の迂回路としてもたびたび使用されており、幹線に次ぐ重要性を持っていると言えます。北上線の地位を押し上げた要因のひとつに、この線形の良さがあると言えるでしょう。

一方で、車内は閑散としていました。学生の利用が少々ありましたが、藤根で行き違った北上行きに比べれば(当然ながら)さみしいものです。「準幹線」と言える北上線ですが、ローカル線はローカル線、という感じ。まあ、特急以外ほとんど乗客がいない路線なんてのは、「幹線」でもあちこちに見られますけれどね。

やがて車窓には錦秋湖が見えて来ますが、時期が時期なのでまっしろけ。当然、山もまっしろけ。ボクは湖の景色が好きなんですが、ただただ白とあっては少しげんなり。

まさに「銀世界」という言葉がふさわしい景色を見ているうちに、ほっとゆだに到着。北上線の主要駅とあって、多数の降車がありました。

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