「ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか」

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東北リベンジ~旅は、何かを変える~(平成27年2月11~16日)

5日目(平成27.2.15) 4/5ページ「弘前を目指せ」

大館駅にて

東大館から歩くこと30~40分。大館駅に着きました。

大館駅の駅員に確認したところ、代行バスを出すかもしれないとの情報を入手。決定ではないようだったので、他の交通機関や行先変更も含めて検討しつつ待つことに。

その前に、こうなってはきりたんぽは食べられないので、代わりの夕食を調達。駅の向かいにある「花善」さんで、有名な駅弁である鶏めしを購入。大館の鶏めしは2年ぶり2回目です。

また、どうしてもきりたんぽを諦めきれずに、大館駅のお土産コーナーを探すと、インスタントのきりたんぽがあったので、買って帰ることに。後日自宅で食べましたが、そこそこおいしかったです。

さて、作戦会議(参加者1名)。ここで考えた方針は、①代行バス待ち、②平常通り動いていた花輪線で盛岡に戻る、③いっそ深夜バスで東京、の3つ。なお、大館から弘前に向かうバスはありません。

代行バスがあるなら①、無かった場合は②だと来た道を戻ることになるし、いっそ③で京急でも乗りに行くか、などと思案を巡らせていました。

その時、秋田発青森行きの普通列車(大館で運転打ち切り)の代行バスが出るとの情報が入りました。これで無事に大館に行けます。

大館の発車メロディがもう一度、それも今度は2曲とも聴きたかったので不本意でしたが、運転打ち切りとなった青森行きが折り返し秋田行きになって発車する際、1番線の「ハチ公物語」を聴くことは叶いました。

人生初の代行バス

しばらく待つと、代行バスへの乗車を希望する客に集合がかかります。

きっぷを見せ(フリータイプのきっぷ持ってたのはボク一人)、弘前に行くと伝えます(フリーきっぷだからきっぷ見せただけでは行先が伝わらない)。弘前と大鰐温泉に行く人はバスで、青森まで行く人はタクシーで輸送するとアナウンスされました。

しばらくして、乗客がバスに案内されました。地味に人生初の代行バスです(今までが運良すぎだった)。不本意でしたが、今となってはいい思い出です。

乗車から間もなく、ボクを含め15人ほどの客を乗せたバスは駅前を発車。残念なような、ホッとしたような思いで大館を去りました。

さて、車内で先ほどの鶏めしをいただきます。あきたこまち100%のお米に、ジューシーで味わい深い鶏肉。出来立てホカホカだったので、中身が冷めてから食べた2年前よりはるかにおいしく、それはもう筆舌に尽くしがたい味でした。初日の「冬御膳」がなければ、間違いなく鶏めしが旅の中で一番おいしい食事でした。

バスは暗闇の中を弘前に向けて走っていきます。ただでさえバスだから長い乗車時間が、外が暗いもので余計に長く感じられました。

途中の大鰐温泉で数名が下車。その後しばらく走ると、弘前の街明かりが見えてきて、気がつくと街中に。宮古や大館の後だと、弘前が大都会に感ぜられます。

押し寄せる後悔の念

ここで、ふたつの後悔があります。

ひとつは、きりたんぽを食べ損ねたこと。お店で食べられなかったのは仕方ないとして、実はアメッコ市できりたんぽを出す出店があったのに、後で食べるからとパスしてしまっていたのです。せっかくなんだから食えばよかったのに……。

もうひとつは、特急つがるの車両であるE751系に乗り損ねたこと。ニコニコ動画の某動画で複線ドリフトをかますなど、乗り鉄として惹かれている車両であったのですが、チャンスに恵まれませんでした。しかし2年前、乗るチャンスはあったのです。そう、青森から新青森まで移動する時です。ボクはその時の気分で、後続のスーパー白鳥(789系)を選んでしまったのです。いつ乗れるともわからない方を優先すべきだったのに。

押し寄せる、後悔の念。

覆水盆に返らず。今できるのは、これも運命(さだめ)ぞ、と自分を慰めることばかりです。

大都会弘前

さて閑話休題。バスはJR弘前駅に到着しました。無事にこの日の宿泊地にたどり着けて、一安心といったところ。

ここから、徒歩で宿を目指します。場所は繁華街である土手町の近くなので、結構歩きます。

弘前は城下町とあって、道路は入り組んでいます。それなのに、このバカは地図も見ないで歩き出すもんですから、迷子になるワケです。なんとかなりましたけども。

この日の宿は、カプセルイン弘前さん。二日続けてのカプセルホテル宿泊です。

ロッカーに荷物を入れ、休憩を挟んで一旦ホテルを出ます。

街は明るく、やはり宮古や大館とは大きな差があります。日曜の夜とあっては、シャッターを下ろした店も多数見受けられましたけれども。

風俗点の客引きを華麗にスルーしつつ(こわいこわい)、ある場所へと向かいます。

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