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東北リベンジ~旅は、何かを変える~(平成27年2月11~16日)
動画の編集後記②
前のページに引き続き、動画の編集についてのお話。完っ全に楽屋ネタなので、くだらないと思った方はななめ読みでどうぞ。
動画の方向性
どういう動画を作ろうと思ったかといいますと、旅行の長所を生かしたまったりとした動画構成で、かつボクの趣味でネタを混ぜるという感じでした。ゆったりと時間をとって見ていただく一方で、間延びしないようにネタを仕込んでいきました。
まあ、ぶっちゃけ寒かったですよね。初心者が下手にネタをぶっこもうとするとロクなことにならないようです。まあ、やらなきゃうまくはなりませんけども。
動画のテンポとか、BGMの使い方とかで、テンポは悪くしないようにできるので、あまり無理に面白くもなんともないネタを仕込まない方がいいような……いいに決まっていますな。
動画の尺は8分
動画は1本につき8分ピッタリ。
まず、一般会員の場合のニコニコの再エンコード回避を考えると、サイズ640×360、ビットレート上限ギリギリだと8分くらいが限界なんです。
次に、5分だと旅行動画としては短く、かなりかいつまんだ動画になる一方、10分あれば盛り込みたいところを楽に盛り込めてしまうので、ある程度の内容を盛り込みつつそれをまとめる練習にするのにちょうどいいと思ったのです。
あとはなんとなくです。で、気づいたら8分ピッタリがポリシーになりつつあります。というか、編集しているうちになぜか毎回8分くらいに収まっちゃうんです。どうでもいいね。
1日に付き概ね2本
動画の構成は、旅行1日につきだいたい動画2本という風になっていました。1本8分なので、1日につきだいたい16分の尺があります。
ボクはくじ引きの旅の人にかなり影響を受けているので、どうしても似通うところが多いです。1日に動画2本というのも、割と似ています。
日本一周の旅とかだと、かなりの大長編シリーズになるので、1日1本くらいにしないと大変なことになりますが、そうではないので、せっかく行ったところを紹介したいという思いもあり、1日2本くらいで行こうと思いました。
また、先述のまったり動画というコンセプトも考え、テンポが良すぎるのも考え物だと思ったのもあります。
まあ、尺の中ですべてを伝えられているということはもちろんありません。まあ、全部伝えてしまったら、皆さんが旅行に行く意味を奪ってしまうので、それくらいでいいのかな、とは思っていますが。
車窓シーンは多めに
車窓シーンは基本的に入れる方針です。鉄道旅行の動画なので、そこを軽視するのは違うような気がしたからです。また、まったり動画のコンセプトにも合致すると考えたというのもございます。
ただ、今作では雪の中を移動したので、画面が1分とか2分とか真っ白になっているシーンがありました。せめてテロップに色を付けるとか、工夫するべきだったでしょうね。
また、視聴者の食いつきを見るに、移動シーンばかりでなく、食事のシーンももう少し重視すべきだったかな、と反省しております。さらっとした説明で流してしまった食べ物は数知れず。今後はせめてひとつの食べ物につき15秒は尺をとった方がよさそうです。
鉄道ファンを重視
「どうせ鉄道ファンと現地の人しか見ないだろう。」ボクは、再生数には最初から期待していませんでした。
そうなると、その特定の層に訴えかけた方がいいかと思って、地元の人にウケるのは無理なのと、自分が鉄道ファンなので、鉄道ファン向けの情報やシーンを入れるようにしていました。ただ、ニコニコにはたくさんの人がいますし、この旅行記との差別化も必要なので、こちらはより詳しく、動画版では一応素人でもわかるような構成を目指していたつもりです。
列車が入線するシーンでその列車の速度種別や牽引定数などのデータを提示するのがその典型例です。705系先生の電車でGOの動画のパクリだったりするワケですが、そういうコアな情報を出した方がいいのかな、と思って入れています。ただ速度種別はきちんと調べたワケではないので、間違いがあるかもしれません。
ネタを入れて空回りするうp主の図
先述の通りネタを入れていくスタイルで作っていました。趣味(というかもはや「ネタを挟まないと死んじゃう病」)であることと、間延びの防止が理由です。
典型的なのが、右も左もわからない中で作っていたpart1。とりあえず思いついたネタをブッ込みましたが、まあ案の定ウケてやしない。ネタを入れないということはしないと思いますが、もう少し落ち着いた動画構成にした方が結果的にメリハリが付きそうな気がしています。現に(正直言うと)手抜きだったpart9あたりは、今思うと無理にネタを仕込まなかった分逆にしっかり作れていたように思います。再生数は悲惨ですけども。
というか、動画の視聴者の層を考えると、あまりネタは求められていないと考えるべきでしょうね。大小取り混ぜいろいろネタを仕込んでありますが、視聴者が求めているものは違いそう。大体アニメやゲームのネタ知ってる視聴者、いくらニコニコとはいえこのジャンルの視聴者だと多くないのかも。
1日目前半、うp主は何を言われたか理解していたのか?
part1で、函館駅でスーパー白鳥に乗り換える時、外国人の旅行客に話しかけられるというシーンがありました。字幕をつけてさも聞き取れたような風にしてありますが、実のところ全く聞き取れていません。
ボクは大学で少しだけ中国語を学んだので、中国語だというのは分かったのですが、実は聞き取れておらず、雰囲気から行き先聞かれているんだろなあ、と思っていました。というか、「ボクに振るか!?」ってなって、半分は固まっていたのも事実。
で、後で何て言われたのか動画を見返して聞き取ろうと思ったのですが、わからない。もしやと思って調べてみると、どうも広東語だったようだとわかりました。で、おそらくではありますが「新青森」と言っていたと疎明できたので、字幕を付けました。
何せネットで中国の評判がよくありませんから、別にケンカ売られていたわけじゃないというのを示したくて字幕をつけようと思って、それで調べたんですが、思いのほか手間がかかりましたよ。広東語なんて全く習ってませんからね。まあ北京語の方もすっかり頭から抜けてますが。
3日目前半の茶番(?)の真相
3日目前半の冒頭は、「電車でD」第15話のパクリです。
2年前の東北旅行で、701系に乗りっぱなしだった2日目、ドアチャイムをまどろみながら聞き続けていたら、耳から離れなくなってしまったという体験が元ネタで、それに前述の電車でDのネタをくっつけるとああなります。
このくだりは何となくやってみたかったので、尺稼ぎがてら入れてしまいました。このほかにもpart5は幼稚かつ露骨な尺稼ぎがひどかったですね。
4日目後半のオープニング(?)について
part8では、謎のオープニングめいたものを冒頭に付けました。弘前の津軽三味線の音色に合わせて、三陸のなもみが踊り狂い、それを札幌の人間が編集したという、とんでもなくちぐはぐな映像でしたね。
あれは、「水曜どうでしょう」の原付東日本・最終回のオープニングのパクリです。
元ネタも、青森のねぶたの音色に合わせ、北海道の人がふんする秋田のなまはげが踊り、あまつさえ「へそ取っちゃうぞ~」と突然雷様になるという、ある意味とんでもない映像ですね。
なぜかフッと思いついてしまったので、視聴者が飽きないようにネタを入れていきたいというのもあって、作っちゃいました。ウケてませんね、ハイ。
素材は、音楽はJR弘前駅の発車メロディ、映像はこたつ列車で撮ったなもみの映像です。
最終日を1本の動画にまとめた理由
最終日は1本にまとめました。理由は明快で、2本に分けると最終回はただ帰るだけとなり、しまりのない動画になりかねません。少々急ぎ足ですが、アレでよかったと思っています。ただ、少しシーンを詰め込みすぎた感はありますね。ちょっと節操がなかったと言いますか。