旅行記5日目 ブルーライトヨコハマ / 東京を目指す旅~この坂を越えて~ - ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか
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東京を目指す旅 ~この坂を越えて~(平成29年3月4~10日)

5日目(平成29.3.9) 5/5ページ「ブルーライトヨコハマ」

崎陽軒のシウマイやよ!

三浦半島・鎌倉の観光を終えて、横浜駅にやってきました。ここで夕食を摂ります。

その前に、友人と合流します。前日に引き続き、人に会う約束をしていました。今回、人に会いに関東に来たようなところがあったりします。

友人は現在首都圏のどこかに住んでいまして、この日たまたま友人もボクも横浜に行くことになっていたので、うまく会うことができました。

そうはいっても、今いる場所は「迷宮」とまで称される横浜駅。だいたいの待ち合わせ場所しか決めていなかったボクらは、なかなか互いを見つけられません。ボクが京急の南改札から出てしまったせいで、なおさら手間取ってしまいました。

携帯電話も活用して、どうにかこうにか落ち合うことができたのは、待ち合わせ時間から15分も後のことでした(ただしバスの遅れの影響でボクがそもそも5分遅れている)。

数年ぶりの顔合わせだったのでいろいろ話なんぞしつつ、夕食を食べに行きました。


さて今回選んだお店は、東口地下街ポルタにある崎陽軒 中華食堂です。

横浜といえば中華街が有名です。人生初の横浜訪問なので、ここで夕食を食べるからには中華でしょう。

また、鉄道ファンの間では崎陽軒の駅弁「シウマイ弁当」が有名ですよね。なので、崎陽軒のシウマイというのは前から食べてみたかったのです。それも、駅弁よりもおいしく食べるために、お店で食べたかったのです。

さらにもう一つ、横浜DeNAベイスターズを応援するキャラとしてカネシゲタカシ氏が創作したブログペット「ベイスたん」の生命源として、崎陽軒のシウマイが登場します。実のところ崎陽軒という名はつい数年前まで寡聞にして知らず、「ベイスたん」で初めて知ったというお恥ずかしい話がありまして、それで崎陽軒と聞くとどうしてもベイスたんが思い浮かびます。して、ベイスたんがおいしそうに食べていたシウマイが一体どれだけの逸品なのか知りたい、というのも崎陽軒で食事をとりたい理由の一つでした。

さて、店内は賑わいがありますが、空席はちゃんとあり、問題なく二人で着席できました。

ボクは待ってましたとばかりにシウマイ定食(1,400円)を注文。友人は他のセットメニューをセレクト。さらにシウマイ盛り合わせ(1,100円)を注文して二人で分けて食べることにしました。

普段より食べる量が多いですが、この日の朝はコンビニ飯、昼は万かつサンドだけなのでもーまんたい。


身の上やら雑談やら将来やらと、コロコロと話題を変えながら喋っていたら、料理がやってきました。いよいよシウマイの御成りです。

さっそく自分が頼んだシウマイ定食を食べます。まずはシウマイを口へ。これがメチャクチャおいしい。人と話をしながら食べるとついつい話の方に気が行ってしまい、味に集中できないことがありますが、それでもなおシウマイの巧みな味が舌にドカンと伝わってきます。なるほど、これが名店の実力というわけですか……。

シウマイ以外のメニューは、ライスの他に八宝菜・春巻・サラダ・スープです。八宝菜の野菜はシャキシャキ、春巻はパリパリ。いい素材をプロの技で調理している、とハッキリわかる食感と味わいで、いずれもシウマイに負けず劣らず。

シウマイ盛り合わせの方は、普通のシウマイのほか、えびシウマイとかにシウマイが入っていました。これらのシウマイは、普通のシウマイとはちょっと目先が変わってきます。違う味が加わって、それもまたおいしい。

いやはや、本当にさすがの一言。思わずパクパク食べてしまいました。喋りながら(行儀ェ……)。

こうしてボクらはシウマイをたっぷり食べたんですが、ここで二人してメニューにあったゴマ団子(190円/個)に惹かれ、一人1個で計2個注文(1個単位で注文可、ただし1個注文は不可)。二人とも昔っから変わらずの甘党なもんで……。

シンプルな団子ですが、揚げたてアツアツなので味はマキシマル。モチモチの団子に、香ばしくて食感の強いゴマのコンビネーションが抜群でした。メインもおいしく、デザートもおいしい。大満足の夕食でした。

引き続き話題をコロコロ変えつつ喋った後、お店を出ました。

弘明寺・みうら湯入浴

さて一人旅再開です。横浜駅から、また京急で移動です。ただし東京方面でなく、もう一度南に行きます。

次なる目的地は、弘明寺駅です。駅の近くにある温泉施設「みうら湯」でひとっ風呂浴びるのが目的でございます。

ここで、この先で使うきっぷを紹介。弘明寺みうら湯きっぷ、930円(横浜発着の場合)。弘明寺までの往復と、みうら湯の入浴券がセットでお得なきっぷです。

きっぷを改札に通して、1番線に移動。すぐに浦賀行きの普通が到着しました。800形が来てくれると嬉しいな、と思っていましたが、やってきたのは1000形ステンレス車でした。変わり映えしませんが(鉄道に変わり映えを求めるのはry)、まあしゃーない。

夕ラッシュが落ち着きつつある時間帯とはいえ、立ち客も多く、各駅ごとに動きがあります。

日中であれば、普通は途中の南太田でエアポート急行と快特の2本に抜かれますが、この列車は南太田での退避無しで発車。金沢八景まで後続の優等列車から逃げ続けます。

南太田から2駅で弘明寺に停車。帰宅客に混じって改札を出ました。


弘明寺駅からみうら湯までは徒歩で向かいます。

さて普段であれば、ボクはこういう徒歩移動の時は事前に印刷した地図を見るか、スマホで地図を出して、それを見ながら歩きますが、面倒だったのでこの時はみうら湯のサイトで場所を確認。すると、詳しい道順が写真付きで載っていたので、その通りに歩いて行くことにしました。

お店が並ぶ下り坂を歩くと、アーケード街に出ます。途中で右に折れて、その後は京急の高架に沿うように歩きます。途中、夜の闇の中を勢いよく走る京急の列車を見ることができました。

10分弱でみうら湯に到着。わかりやすい道順説明のおかげで、特に迷わずに到着できました。

きっぷを提示して、さっそく入館します。鬼怒川温泉以来のお風呂となります。

館内は「都会の温泉施設」の様相(たりめーだ)。札幌にも森林公園温泉などがありますが、そことおんなじ雰囲気です。

ここで、風呂に入る前に何となく脱衣場にあった血圧計で血圧を計ってみたのですが……、なんと普段より20くらい低い。その後服を脱いで体を見てみると、なんか細い。

今回は過去最大の体力系旅行。激しい移動の中で、正月太りを引きずっていた体の脂肪が確実に落ち、体の巡りもよくなっていたようです。

その分、疲れはかなりきているはず。ここでしっかり休ませてやらないとなあ……。

というわけで、体を洗って、湯船に浸かります。肝心のお湯は……、さすがにここまで巡ってきた「温泉地」のそれとは比較になりませんが、まずまず疲れをとってくれます。そもそも首都圏の真ん中に温泉なんてそうそうあるはずがなく、東京に来て源泉かけ流しの一流温泉を探すなんてのはクレイジーな話です。それだのに、単なる銭湯ではなく温泉に入れるんですからそれだけで感謝せねば。浴場は、やっぱり横浜市内とあって、客が結構多いです。施設は十分な広さがあるので、ある程度ゆったりと過ごせました。

ただ、やっぱりお湯の質というのを体は敏感に感じ取ってしまったんでしょう、長湯する気にはならず、ちょっと早めに上がりました。


湯上がりに何か飲もうかと入り口付近で飲み物を探していたら、こんなものを見つけました。

岩手早池峰のむヨーグルト」、200円。ミニボトルにしては高いですが、そのぶん前年に台風で大きな被害を出した岩手県岩泉町への義捐金が入る仕組みになっていました。のむヨーグルトは喉が潤わないので風呂上がりには普段飲まないのですが、東北を応援すべし、ということで買いました。

というわけで首都圏にいるのに気持ちだけ東北に戻っちゃいましたが……。ともかく、飲んでみます。

岩手は小岩井や田野畑など酪農が盛ん。このヨーグルトも、北海道のそれに負けず劣らずの豊かな風味がきいている、なかなかの商品でした。

おいしい飲み物で体を冷ましたところで、来た道を引き返して駅に戻ります。火照った体を冷ましつつ夜の散歩、といった趣で、これもまた気持ちがいいものです。

Tokyo Night

あとは東京の宿に戻るだけです。弘明寺から浅草までは1本のレールで繋がっているので、ラクに帰れます。浅草に宿を取った理由の一つがこれです。

といっても、途中で2回の乗り換えがあります。いずれも同一ホーム乗り換えなので、ラクな部類です。

弘明寺みうら湯きっぷを改札に通し、ホームへ。弘明寺駅のホームは自殺防止のため青の照明を使っており、それに慣れるまで1分ほどかかりました。これがホントの「ブルーライト・ヨコハマ」……ってやかましわ。

ちなみに、この日は横浜到着以降、何時何分の列車に乗るという計画はなく、「どこに行くか」しか決まってません。時刻表を持たなくても移動できる首都圏ならではですね。

まずは羽田空港行きのエアポート急行で横浜へ。これがこの日最終の横浜方面発羽田行きのエア急です。

ホームに入ってきたのは、600形。顔が1000形と似通っているので「またか……」と思いましたが、違う車両の登場でした。これで乗ったことのある京急の車両は3種類となりました。

今回来た車両は600形最古参タイの602編成。かつてはクロスシート車で、一部には「ツイングルシート」という独特の座席を採用していましたが、現在では車端部除きロングシート化されています。車端部は登場当時のままボックスシートとなっているので、そこに腰かけます。

登場初期はツイングルシートの座り心地の悪さなどのせいで不評だったという600形ですが、今となっては1000形とそこまで大きな違いがありません。乗り心地・座り心地でちょっと劣る程度でしょうか。

横浜までの間にある通過駅は3駅。ただ、厳しい速度制限の多い区間で、かつ先行の普通車に頭を押さえられているので、スピードはあまりありません。

10分ほどで横浜に到着。今乗ってきたエア急はこの先で快特に抜かれるので、ここでその快特に乗り換えです。というか、今使っているのが横浜始発のみうら湯きっぷですから、どのみちここで一旦下車です。

みうら湯きっぷで改札を出たら、即座にUターンして、Kitacaで入場して、ホームに戻ります。この奇行を駅員さんはどう見ていたんでしょう……。


横浜から品川までは快特に乗ります。この快特も、この日の最終の上りA快特です。ギリギリのところで優等種別の恩恵にあずかれています。

ホームの電光掲示板を見ると、快特の編成は12両と書いてありました。ならばとばかりに、9両目の乗車位置で待機。せっかくなので付属編成の方に乗ってみよう、しかも車内が空いていそうだし、という目論見です。

ほどなく、1000形の8+4両という編成で快特が入線。読み通り9両目は空いていたので、余裕で座席を確保。座った場所は連結部に近い位置で、8両目の顔を拝みながら乗車できるというおいしいポジションです。

列車は前8両がステンレス車、後ろ4両がアルミ車という編成。今回は前後で制御装置の出所が違ったので、列車が横浜に停まる時の回生ブレーキは、両方の音が混じり合っていたので面白かったです。札幌でもたとえば721系F-5001編成と733系とか、731系未更新車と更新車とか、音が違う編成が併結してハーモニーを奏でるのが日常ですが、こういうの好きなんですよボク。

先述の通りこの移動はアドリブで組んでいるので、12両快特にお目にかかれたのは偶然です。かつてはほとんどの時間帯で見られた12両快特ですが、今は朝晩しかありません。それをうまいこと見ることができて、しかも今日は青と黄色の電車に乗れているわけで、幸せ者ですよぼかぁ。

さて横浜発車です。神奈川新町で先ほどのエア急を追い抜き、快調に品川を目指します。外は暗いので、車窓を眺めることはできません。疲れもきているので、のんびり過ごすに限ります。

20分ほどで列車は品川駅2番線に到着です。この列車は泉岳寺行きで、次の乗り換えは品川でも泉岳寺でもいいのですが、今乗っている後ろ4両は品川切り離しなので、どうせ降りるならここで乗り換えちゃいます。

後ろ4両に乗っていた乗客がどんどん前8両を目がけて走っていきます。その間に運転主任さんをはじめとするスタッフによって、後ろ4両の切り離し作業が行われます。

乗降が終わり、前8両が発車。しばらくすると、後ろ4両が引き上げ線に向かって走り出しました。京急の分割作業は一度見てみたかったんですよねー。重畳重畳。


この日のラストランナーは、羽田空港始発の、都営浅草線・京成線直通、成田空港行きエアポート快特です。浅草線内でも通過駅があります。

車両は京成3400形でした。「えきから時刻表」で列車番号を見て、京成車が来るのは分かっていましたが、3400形ときたか……。

この車両は、成田空港アクセス列車「スカイライナー」用の初代AE形が用途廃止により車体更新を受け、通勤型に大変身を遂げたという車両です。ただ、初代AE形の足回りはかなりの高速チューニングで、それを再利用した列車ということは……

当然、低速域での走行には向いていないわけです。しかも、制御方式は界磁チョッパ制御。早い話が、加速の仕組みは旧式の抵抗制御と同じです。

品川を発車した列車は……、ガクンガクンガクンガクン。何度も前後に揺れる揺れる。ロングシートに座っているので、体が左右に揺さぶられます。

低コストで通勤型車両を用意できるという点で、足回りを有効に再利用した好例だと思っていた3400形でしたが、こうも乗り心地に障るものだとは。近年のVVVF車ならいいのでしょうが、抵抗制御車だと下手に用途を変えるとこんなことに……。

で、ロングシートも京急車に比べて固いと感じました。90年代の車両と、00~10年代製の1000形や、最近座席が更新された600形を比べるのはどうかという話ですが、あくまでこの日乗った車両だけで比較するとそういう印象になりました。

ただ、地下鉄線ながら通過駅があるおかげで、ガクンガクンを食らう回数が少なくて済んだのは助かりました。

そんな独特の乗り心地を感じつつ、浅草まで移動です。地下なのでやっぱり車窓もクソもありません。

東京東部の繁華街の地下を通っていきますが、時間が遅いせいもあってそこまで乗客の入れ替わりが活発なわけではありません。車内もそれほど混んではおらず、のんびりできる環境です。というかもう眠い……。

10時20分ころ、ようやく浅草到着。長い移動はこれで終わりで、宿に戻れば一日が終わります。

というわけで、前日同様宿の近くのコンビニで買い物をしてから、宿に入って就寝。

東北での出来事が濃すぎて、関東に入ってからあまりいい旅ができていないような気さえしていましたが、今こうして振り返ってみると関東でもなかなか楽しめています。準備不足の感は否めないものの、旅行の完成度としてはじゅうぶん及第点です。

さて、そんな今回の旅も、そろそろ「仕上げ」の段階に入っていくこととなります。明日が、その「仕上げ」のための準備の日となるのです――。

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