旅行記3日目 作並温泉&東北新幹線 / 東京を目指す旅~この坂を越えて~ - ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか
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東京を目指す旅 ~この坂を越えて~(平成29年3月4~10日)

3日目(平成29.3.7) 4/6ページ「作並温泉&東北新幹線」

作並温泉

さてこの先ですが、仙山線をそのまま東に行きます。その後新幹線で福島県に入るので、山形から「つばさ」でも良いのでしょうが、できるだけ一筆書きの日程にしたいので、いったん仙台に出るルートを選びます。

山寺駅に戻って、仙台行きの列車を待ちます。その間に、駅舎にある展望台から眺めを楽しもうと思ったのですが、残念ながら冬季閉鎖。

荷物をロッカーから出したら、階段を上がってホームに出ます。ホームは1面2線で、駅からでも立石寺のお堂が見えます。

乗車するのは、12時16分発の仙台行き快速です。車両は先ほどと同じE721系ですが、今度は基本番台2本連結の4両編成がやってきました。

車窓は山とトンネルが主なので、この列車についてでも。この快速は愛子から各駅停車になりますが、このような停車駅設定は比較的需要の少ない路線で多く見られます。利用客の多い都市部では各駅に停車し、ローカル区間では乗降の少ない駅を飛ばすことで、都市圏の輸送に軸足を置きつつも都市間輸送を一応は意識する、というパターンです。

パッと思いつくのは、芸備線広島口の「みよしライナー」。東北だと仙石東北ラインの快速の一部や、山田線の「リアス」。北海道だとかつての「アイリス」が該当します。

この列車の場合は、仙山線が全線単線なせいで需要の多い仙台~愛子間でじゅうぶんな本数を確保できないために、都市間輸送をやや捨ててでも仙台~愛子間を各駅停車にして、各駅の停車本数を確保した、というのが実情でしょう。

こういう停車駅設定を見ると、ボクは趣味的に「萌え」を感じるのですが、仙山線の場合は各駅停車区間の割合がかなり高いので、むしろ違和感を感じます。

閑話休題。山寺の次の停車駅は作並です。山形県を抜け、ここから宮城県仙台市です。まだ乗ってから20分ですが、もう降ります。


作並駅で降りた目的は、温泉です。

駅から車で数分のところにある作並温泉は、東北でも有名ないで湯です。仙台の奥座敷と言える位置にあり、仙台市民にとっては気軽に日帰り入浴できる温泉です。実は中学の修学旅行で宿泊したことがあるので、リピーターだったりします。

今回入浴するのは、岩松旅館さん。このお宿の送迎が駅前から随時出ており、日帰りでも使えます。なお、修学旅行で来た時は別の宿に泊まっていますので、岩松さんは初訪問となります。

駅前にはすでに送迎バスがいたので、さっそく乗車。ほかに利用者はいませんでした。まあ、山形方面から来る人はあまりいないでしょうからね。

旅館まではおよそ5分。移動の間は、車内放送で作並温泉の歴史などについての解説がありました。

渓谷の落ち着く景色を眺めているうちに、バスは旅館の入り口に着きました。5分はあっという間です。


さてさっそく入浴……なんですが、入浴に使える時間は全部で30分。料金を払って、脱いで、体洗って、湯船浸かって、着て、ですから温泉タイムは正味わずか数分です。

そもそもなんでこんな急いでまで温泉に入るのか。一つは、温泉が好きだから。もう一つ、今回はとにかく日程がハードなので、毎日温泉に入らないと体力が持たないと考えたからです。

ちなみに、以上の2つの理由から、今回の旅では「一日一湯」を可能な限り貫くというのを一つのテーマにしています。

さあ急いで入浴の準備です。入浴料1,270円を払って入館。タオル付きです。

岩松旅館にはいくつもの浴場がありますが、今回入ったのは「不二の湯」。他にも混浴の岩風呂などがあるようですが、そんな時間はま~~~ったくありません。温泉に浸かれるか浸かれないか、というレベルですから、湯めぐりなんて夢のまた夢。

急ぎつつも、立石寺でかいた汗をしっかり流し、浴槽へ。浸かっていられたのは5分弱と言ったところ。ゆっくりできたとは言い難いですが、それでも心身ともに休まり、グッと楽になりました。

ここまで、函館・湯の川、北秋田・打当、鶴岡・湯田川と、pH7~8くらいの温泉に入ってきました。今回の岩松旅館のお湯はpH8.2~8.3と、弱いアルカリ性です。先にネタばらししておくと、今回は酸性の温泉は一回も登場しません。温泉の液性については色々言われているようですが、今回は中性~弱アルカリ性の温泉が多く、そんなに強い液性の温泉は登場しないので、気にしすぎる必要はないかと思います。

ただアルカリ性の温泉は皮脂を取るので、美肌効果はありますが、肌がカサカサになりやすいというデメリットにもなります。元々乾燥肌なうえ、この時期の東北は乾燥しているので、ハンドクリーム(100均で買ったもの)を手に塗っておきます。

2年ぶりの仙台駅へ

また送迎バスに乗って、作並駅に戻りました。自動放送の内容は思いっきり宿泊客向けなので、なんか申し訳ないような気分になります。まあ、そんなのいつもの事です。

作並駅はJRの駅員はいませんが、観光案内所があり、職員がいました。この観光案内所が駅の簡易委託も兼ねているようで、きっぷも出していました。

案内所で面白いものを売っていたので、買ってみました。仙台市の水道水を詰めたペットボトル「ごくり◇きらり せんだい」(110円)です。仙台は水道水がおいしい街の一つで、それを生かした商品です。いつも旅行中の飲み物は全国どこでも売ってるペットボトルの水・お茶をコンビニで買っているので、こういう地元オリジナルの飲み物があると旅の楽しみが増えます。

仙台方面のホームへは、構内踏切を通っていきます。100万都市の駅に構内踏切があるというのもどうも……。やっぱ仙山線ってローカル線だわ。


それでは、再び仙台に向けて移動します。1時38分発の仙台行き普通、車両はふたたびのE721系1000番台です。

仙台まではおよそ40分。愛子を境に、窓の外は山間の景色から一気に都会めいた風景に変わり、乗客も一気に増えます。

列車本数も1時間に3本程度となり、ようやっと仙台近郊という感じになっています。ただ、北山や東北福祉大前といった利用の多い駅で40分以上列車が来ないこともある仙山線を、ボクは「電車型ダイヤ」とは認めたくありません。

用地などなどの都合もあり、未だに全線単線の仙山線。いつか本物の都市型路線に脱皮する日は来るのでしょうか。

大都市の路線らしく、若者の乗車も多いのが印象に残りました。中には、今乗っている車両についての話をしている人もいました。新形式ではないにせよ、仙台エリアに久々の新型電車が入ったわけで、市民の期待も熱いのでしょうか。

のんびり仙台の街並みを眺めるうち、列車は北仙台を過ぎ、東北本線をオーバークロスし、仙台駅に入線しました。

新幹線乗り継ぎで福島県へ

仙台では新幹線に乗り換え。福島県は新白河駅に向かいます。今回の旅行では、宮城県は風呂入って終わりです。すんません。

計画段階では駅ビルでずんだもちでも食べていこうかと思っていました。ですが、3日目は移動が多いせいで仙台で時間をとれず、ずんだもちを食べる時間は取れませんでした。というかずんだ以前の問題として、乗り換え時間がたった8分なので、間に合うか非常にギリギリです。

新幹線のホームに行くには、階段を上って跨線橋に行かなければならないのですが、ボクは何も考えずに、降りた目の前にあった下り階段を下りてしまいました。そのせいで、1番線を経由するというすごーくムダな移動をしてしまいましたが、何とか間に合いました。

ホームへの階段を上がると、13番線にやまびこ48号が入線してきたところでした。車両は、緑のE5系。

やまびこ48号は新白河に停まらないので、途中の郡山で乗り換えが必要です。新幹線には同一方向の列車を乗り継ぐ場合に特急券を通しで買える制度がある(一部例外あり)ので、特急券は「仙台 → 新白河」1枚でOKです。

ちなみに特急券は先ほど山寺駅で購入。乗車区間が短いので、自由席特急券で出してあります。

2年前に初めて仙台駅に降り立った時も、ほぼ同時刻、13番線で、車両はE5系でした。2年前の仙台駅とこの時の仙台駅、決定的に変わったのが発車メロディです。以前の発車メロディも「神曲」として称えられていましたが、新しいメロディ「青葉城恋唄」も非常にいいアレンジで、2年前仙台駅に降り立った時の感動が蘇るようでした。ただし在来線のメロディ、テメーはダメだ。


仙台を発車した列車は、新幹線らしくグングン速度を上げていきます。仙台はコンパクトな街なので、気が付くと市街を抜け、田畑が広がる景色に変わっていきました。といっても、トンネルが多いのであまり景色を楽しめません。

この列車は東京方5両、1~5号車が自由席です。5号車はやや混んでいたので、4号車に座りました。混んでいるといっても、通路側の席は割と空いているので、輸送力には余裕がある方です。

白石蔵王はスルーして、福島に停車。4分停車し、後続のはやぶさ・こまち20号に抜かれます。新幹線の通過を見るというのはこれが初めて。2年前に人生で初めて乗ったフル規格の新幹線であるはやぶさ20号を、今回は外から見送ります。

通過時、ものすごい轟音と震動が響きます。17両編成の電車が視界に入ったと思ったら、次の瞬間には狂ったように自分との距離感が加速していくのは、さすが新幹線、さすがはやぶさ・こまちとしか言いようがありませんでした。

福島駅の新幹線の発車メロディ「栄冠は君に輝く」を聴いたら、こちらも発車です。

福島県に入ると、天候が急激に悪化。時折風雪になり、視界も効かなくなりました。今日も一日じゅう天気がもってはくれませんでした……。

福島の次、郡山で下車。


郡山では30分以上の乗り換え時間があります。じゃあなんで仙台であんなに慌てて乗り換えたかというと、E5系に乗りたかったからです(後続のやまびこはE2系だった)。

郡山の新幹線ホームは変則的な2面3線。「2面2線+通過線×2」という新幹線型ホームに、折り返し列車用のホームを追加したような感じです。なすのが発着するホームは、基本的に11番線です。

ただ、列車はホームにはいるものの、車内清掃中。時間をつぶすため、とりあえず通過する新幹線を駅撮りしてみます。

高速で通る新幹線は撮るどころか外から眺めた経験すら全然ないので、アングルもシャッターチャンスも全然わからない。でもとりあえず撮ってみましたが、とことんシャッター速度を上げたおかげか、とりあえず手ブレだけはせずに済みました。

あとは適当に時間をつぶし、車内清掃が終わったところで次の列車に乗ります。なすの278号、車両は初乗車となるE2系です。

郡山の新幹線ホームにもご当地の発車メロディがあります。以前は首都圏でもおなじみのメロディだったようですが、GReeeeNの「キセキ」に替わっています。

さて初めて乗るE2系ですが、とりあえずうるさい。ハイパワーなE5系より音が大きいというのはね……。まあ鉄道ファン目線だとそれがまた良かったりするんですが、ね。

乗り心地の面では、そこはやっぱり新幹線車両、快適でした。座席の座り心地もE5系には劣りますが、まったくもって悪くありません。車内カラーリングはE5系と大きく異なり、雰囲気すら違います。

乗客は、空気輸送というのではありませんが、窓側の座席にも空きが多いです。ただ予想よりは乗客が多かったです。東北新幹線ははやぶさが常時混雑、やまびこは比較的空席、なすのはがら空きというイメージでしたが、先ほどのやまびこといい、はやぶさ以外でも思った以上に乗客がありました。

窓の外は、相変わらず断続的に吹雪いていました。このあと外で見学をする予定があるので、晴れてほしいところですが、その願いも空しく、天候が回復しないまま新白河駅が近づいてきました。

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