旅行記・車掌室② きっぷについて / 東京を目指す旅~この坂を越えて~ - ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか
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東京を目指す旅 ~この坂を越えて~(平成29年3月4~10日)

車掌室② きっぷについて

「車掌室」コーナーにようこそ。ここでは、今回の旅行記「東京を目指す旅 ~この坂を越えて~」の裏話などをします。

なお、旅行全体の総括については、続編「マレーシア乗り鉄ひとり旅」の最後にまとめてやります。

きっぷについて① 一筆書きになるように……

このページでは今回使ったきっぷについてのお話をしようと思います。

詳しい話に入る前に、まずは「どのきっぷを使うか」という話の大前提になる、ルートどりについて少々。

今回は青森から東京まで、東日本を縦断しました。ここで重視したのは、できるだけ行程が一筆書きになるように、ということでした。

これまでの旅行では、特に一筆書きとかは考えずに日程を組んでいました。たとえば2年前の東北旅行では盛岡~仙台間、盛岡~久慈間を1往復しました。

一筆書きにこだわった理由は、今回は東京に着くまではすべて片道乗車券で移動したからです。本編でも触れたように、片道きっぷの方がフリーきっぷより安かったんです。それで、せっかく片道きっぷを出すならば、きっぷ代を抑えたいし、面白いきっぷにしたいし、ということでできるだけ長い距離のきっぷを出してみようと思ったのです。

もちろん、日程はいつもの通り「目的地 → 経路」の順番で決めています。先にどんな列車に乗るかを決めるのではなく、行きたいところを選んでから日程を組んでいるわけです。

目的地をある程度絞り込んだところで、一筆書きで動きつつそれらを巡るにはどうしたらよいか考え、あとは絞り込んだ目的地と大まかな経路とを摺り合わせ、列車の時刻などとの兼ね合いで目的地を決めていきました。

ただ、完全に一筆書きにするのは難しいものです。なので、何度も経路外乗車を繰り返す形になり、その都度きっぷの手配が必要になりました。面倒といえば面倒でしたが、これはこれで楽しかったです。

きっぷについて② 角館発・今市行き片道乗車券

では、きっぷごとに突っ込んだ話をば。

今回メインで使ったのは、「角館 → 今市」の乗車券(学割)です。運賃計算キロ600km以上のきっぷ(企画乗車券除く)は、人生で初めて出しました。これまでの最長記録は「札幌 → 稚内」の運賃計算キロ422.1kmでしたから、200kmも更新です。

先述の通り、「北海道&東日本パス」を使う手よりも、こちらの方が安いのです。秋田~余目(~鶴岡)、新庄~村山、仙台~新白河で特急を使ったのが、その理由です。

実際に見てみましょう。今回青森から今市まででかかったJRの運賃は次の通り。

  • 青森→二ツ井(割) 112.3km 1,550円
  • 角館→今市(割) 628.8km(運賃計算キロ) 7,680円
  • 余目→鶴岡 15.3km 320円
  • 鶴岡→酒田 27.5km 500円
  • 酒田→余目 12.2km 240円
  • 白河→新白河 2.8km 140円
  • 宝積寺~仁井田(往復) 5.9km 380円

以上、かかった金額は10,810円となります。

これに対し、「北海道&東日本パス」を使う場合は……

  • 北海道&東日本パス 10,290円
  • 秋田→鶴岡(割) 132.3km 1,810円
  • 新庄→村山 35.1km 670円
  • 仙台→新白河(割) 166.4km 2,410円

きっぷの枚数は少なくて済みますが、合計金額は15,180円

差額を見てみると、実に4,370円。実は10日に何度もJRの普通列車に乗ったので、それを計算に入れると差額は小さくなりますが、それでも「北海道&東日本パス」を使わない方が、少なく見積もっても2,500円は得になります。

ちなみに学割がない場合、前者が12,990円(青森~鷹ノ巣間は大館できっぷを分割して計算)、後者は16,250円となります。学割がなくても結果は似たり寄ったりでした。


で、このきっぷは普通にマルス端末で発券されました。

こういう距離が長く経由路線が多いきっぷを出すと、場合によっては機械で発券できないということを聞いたことがあったので、間違いがないようにと、札幌駅のみどりの窓口に経由路線と金額を印刷したメモを持っていきました。

ですが、この程度の距離・路線数では、マルスはびくともしないようでした。もっとも、メモを出したおかげで、スムーズにきっぷを出してもらえたので、メモは無駄ではありませんでした。


せっかくの長距離片道きっぷなので、先人たちがやったように、途中下車印をもらいながら旅しよう。きっぷを受け取った時、そう思いました。

ただ、忙しそうな駅員さんに面倒なことをしてもらうのは、ちょっと気が引けました。

こういう楽しみ方を知ったのは、ネット上にある数々の鉄道旅行記サイトからでした。独自の道を突き進んでいるように思われがちな(気がする)ボクですが、実はけっこうあちこちから影響受けてます。個人サイトだけじゃなく、ブログとか動画とか、なにかしらネットで表現をやってる人って、かなりの割合の方がそういう部分を持ってると思います。

今まではフリーきっぷを使うことが多かったのが、こうしていつもと違うきっぷを使ったことで、新たな面白さを見つけることができました。

いろんな駅でハンコをもらいましたが、おそらく、「おっ、久々に面白いヤツが来たな」と喜んで押してくれた駅員さんが中にはいたと思いますし、面倒だと思いながら渋々ハンコを取り出したという駅員さんもいたでしょう。こんなヘンな趣味へのご協力、本当にありがとうございました。

きっぷについて③ 札幌~函館の特急券

話は前後しますが、0日目のスーパー北斗はえきねっとで特急券を出しました。本編でも触れていますが、北海道内の特急もえきねっとできっぷを出せるようになり、道内の駅での受け取りも可能になりました。

で、当時はえきねっとの北海道展開を記念したキャンペーンが行われており、JR北海道の特急もしくはエアポートのきっぷを2,000円以上買った人から抽選でえきねっとポイントをプレゼントしていました。

札幌~函館の特急料金は3,110円なので、ボクも対象です。結果は……

外れ! ちくしょーめ!!

……といっても、ポイントを使う予定が今のところないので、いいか。

きっぷについて④ 森吉山観光パス【冬季】

1日目に秋田内陸線に乗りましたが、ここで使ったのが「森吉山観光パス【冬季】」。おさらいすると、内陸線1日乗り放題+阿仁合~阿仁スキー場間乗合タクシー+阿仁ゴンドラというセットで、他にも特典があります。

ちなみに、「【冬季】」があるからには「【夏季】」もあります。夏の森吉山は花がきれいで、他にも内陸線沿線には安の滝など絶景が素晴らしい名所が多いとのことなので、皆さん是非行ってみてください。

今回は内陸線沿線で1泊したので、翌日の比立内~角館間は別に運賃を払う必要がありました。値段が高いことですし、有効期間が2日だともっと良いと思うのですが……。

で、こういうローカル線のフリーパスには大きな利点があります。それは、列車を降りるごとに小銭の心配をする必要がなくなることです。

先にお金を払ってフリーパスを手に入れておけば、運賃箱に運賃を入れる必要がなくなり、きっぷを運転手に提示して降りればいいのです。整理券は念のため持っておいた方がいいでしょうが。

単に安上がりというだけでなく、こういうメリットもあるのがローカル線のフリーきっぷ。これがなければ、果たして内陸線に乗りに行っていたかどうか……。

きっぷについて⑤ 東武の特急券

4日目の特急スペーシアきぬの特急券を取るのに難儀した、と言う話がありました。東武さんの名誉のために、ちょっと補足します。

この旅行が終わった後の3月21日に、東武鉄道ネット会員サービスが大幅にパワーアップしました。

これによって、登録可能なメールアドレスが大きく増え、東武沿線以外に住む人でも簡単に特急券を注文できるようになりました。

また、えきねっとと同様に座席指定もできるようになりました。

残念ながらボクの旅行の時点では旧サービスしか使えず、こんなひどい目に遭ってしまいましたが、現在はこんな禿げるような苦労をする必要はありませんので、首都圏外の人も安心してきっぷを買ってください。

というかリバティも乗ってみたかったなあ。しゃーないけど。

きっぷについて・番外編 秋田内陸線の硬券入場券

今回は秋田内陸線に乗車しましたが、その際に硬券入場券を3枚買いました。以下に写真を載せます。

なお、阿仁合駅では阿仁合の入場券だけでなく、阿仁マタギなど他の駅のものも扱っていましたが、そこまでは要らないかな、と思ったので買いませんでした。

余談ですが、最近のボクはサイト開設当時とは違って、入場券への興味が失せています。なので、近頃は入場券漁り(わがまちご当地入場券を含む)をほとんどしていません。むしろ、特急に乗ってJR北海道を応援したいという思いと、お金は時間短縮のために使うべきだという考えが強くなってきていて、「入場券を趣味発券する金があったら特急乗ろうぜ」というマインドが出来上がりつつあります。

しかし、この3枚は硬券趣味というよりは旅行の思い出の意味合いを込めて買いました。

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