「ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか」

……北海道の旅行・鉄道の魅力をアグレッシブに発信する"闘う情報サイト"です。

  1. トップページ >
  2. 乗り鉄な旅行記 >
  3. 「令和一番列車」で行く北東北・函館観桜紀行

「令和一番列車」で行く北東北・函館観桜紀行(令和元年5月1~2日)

新たな世界が、始まる。

この記念すべき日、どう過ごそうか。

――ボクは、誰だ?

……答えなんて最初から決まってるじゃないか。

鉄旅だ。


2019年5月1日。約30年の長きに亘り、この国の象徴であられた平成天皇が、御意によりその位をお譲りになり、新たな天皇が即位されました。そして、「令和」が始まりました。

言うなれば、令和時代の「元日」。といっても、毎年の元日とは全然違います。「令和元日」は、二度と来ないのです。

なら、それに相応しい何かをするか。ということですぐに思いついたのが、「『令和一番列車』に乗って旅をする」こと。

「一番列車」の基準は、我らがターミナル・札幌駅でいいでしょう。当時のダイヤでは、札幌駅を一番早く発車する列車は、旭川行きの普通列車(923D)と、特急スーパー北斗2号。いずれも6時ちょうど発。

旭川と函館、どっちに行くか。……令和一発目のめでたい旅。どうせなら、海、越えよう。本州に行こう。よし、函館で決まり。

ちょうどいいことに、桜前線が北東北・函館あたりに来るタイミングです。前々から弘前や五稜郭の桜が気になってたんです。これは今行けってことだな!?

……といった按配で、「令和一発目は北東北アーンド函館 桜前線ハント」と決定した次第です。


この「令和元日」がこの年だけ特別に祝日となった関係で、ゴールデンウィークは超大型連休に。この旅を思い立ったのが割と直前だったので、宿の予約をとるのは不可能と判断。宿無しで行って帰ってこれる範囲での行動とするため、必然的に大型旅行にはできず。0泊2日の行程としました。

逆に、超大型連休のおかげでリアル事情の方の調整が要らなかったのはラクでした。オフの日がずらーっと並んでる状態でしたので。

さくっと特急・新幹線の指定席を押さえ、前日に荷物を準備。宿泊が無いのである意味荷物の用意はラク。

で、問題が「どうやって札幌駅の一番列車にアクセスするか」。令和改元の瞬間、ボクは札幌市東部にいることになっていたので、公共交通だけで札幌駅に6時より前にたどり着くことができない状況でした。

このため、車で桑園駅近くの駐車場まで行って、桑園から始発の新千歳空港行きに乗って間に合わせる、というヘンな形での出発となりました。そういうわけで、実は札幌駅だけでなく桑園駅の「一番列車」にも乗ってるという。


繰り返しになりますが、今回の観光のメインは「桜」。有名な青森県・弘前城と、北海道・函館は五稜郭で、見頃の桜を楽しみます。

合間に、「グルメ」と「景観」をちりばめました。青森県・秋田県の郷土料理や、函館の「あの」ソウルフードを食らい、「うん」のある景色や古き良き街並みなどの個性的な景観をカメラに収めます。

……ですが、いつもと少し違う点があります。観桜は、「令和一番列車への乗車」ありきの目的。その他の観光も、以下の"乗り鉄の都合"に合わせて入れたものです。

  • まだ乗っていないH5系新幹線電車に乗る。
  • JRからの経営移管後通しで乗っていない道南いさりび鉄道に通し乗車。
  • その他、乗ったことのない形式の列車や、臨時列車など。

「先に目的地を決めてから乗る列車を選ぶ」「あくまで鉄道は『手段』」というのが、ボクのいつものスタイル。でも今回は、珍しくマニア的なスタイルなんです。

とはいえ、目的地に選んだのは今までも行ってみたいと思っていたところばかりで、乗り鉄についても結果的に全て「目的地に向かう手段としての利用」になっています。なので実質的には普段と大して変わりません。

とまあ、説明はこのくらいでいいでしょう。記念すべき令和最初の鉄旅へ、いざ!

行程図

図内の線・図形・略語の意味は以下の通りです。

  • 青線:JR在来線
  • 赤線:新幹線
  • 黄線:道南いさりび鉄道
  • 紫線:フェリー
  • 四角形:その日のスタート地点
  • 丸:経由する地点
  • 星:その日のゴール地点
  • Dst.:観光する目的地(Destination)

もくじ

1日目 札幌→八戸(鮫)→弘前→大館→青森

「令和一番列車」で本州へ渡り、弘前の桜吹雪の中へ。他に、八戸・大館の景観やグルメを堪能。まだ乗ったことのない車両を楽しむなど、鉄道に乗るのも目当ての一つ。「令和元日」の北東北を、全力で駆け回ります。

2日目 青森→函館→札幌

2日目は道内観光。函館で再びの桜見物、その後いさりび鉄道をじっくり味わいます。道南のグルメの数々を追い求め、臨時列車でちょっと贅沢な移動。大型連休で賑わう北の大地は、新時代の希望の光に溢れていました。

付録

「乗り鉄な旅行記」のトップに戻る

当サイトトップページに戻る