「ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか」

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東北リベンジ~旅は、何かを変える~(平成27年2月11~16日)

2日目(平成27.2.12) 4/5ページ「東北本線で北へ」

さらば仙台

大変名残惜しいですが、仙台観光はこれで終了。このあと、東北本線をひたすら北上(ほくじょう)し、盛岡を目指します。初日は特急・新幹線をふんだんに使いましたが、北東北フリーきっぷは札幌~青森の往復以外では普通列車しか使えない(特急も追加料金で乗れるけど)ので、2~5日目は基本的に普通列車での移動となります。一ノ関まではきっぷのエリア外なので別のきっぷだけど。

なんで北上に読み仮名ふったか? 北上(きたかみ)って駅を通るじゃないですか。だから混同しないように……って余計なお世話ですかそうですか。

仙台駅でいろいろ買い物をした後、14:20発・小牛田行きの普通列車に乗車すべく1番ホームへ。車両は719系です。1本遅らせても乗り継ぎは成立しますが、719系に乗りたいのでこの時間の列車にしました。

進行方向に向いたクロスシートをゲット。発車5分前くらいから結構乗ってきて、車内はそこそこ混雑。

混み具合は、同じ時間帯の札幌発の普通列車と同程度と思います。しかも列車は4両なので、全車両に同じくらい乗っていたとすればさらに多いですね。札幌は市内の人口が多い一方で周辺の市町村の人口は多くないので、地下鉄がメインなのに対し、仙台は衛星都市が結構大きいので、郊外列車としてのJRの役割も大きいんでしょう。

発車直前には、ホームで発車メロディが鳴ります。これも名曲……なんですが、いいところで津田英治さんの案内放送が被る。YouTubeで聴いても同じなので、これがデフォルトなんでしょうか。

メロディが鳴り終わると、ほどなく発車。仙台を後にします。

さあ、ここで今度こそ昼食です。さっき食べ損ねた牛タンの代わりに、「プランB」として計画していた駅弁、牛タン弁当を食します。牛タン弁当も食べてみたかったので、店で食べられなかったことも一応はプラスにとらえることができます。

仙台駅の牛タン弁当にはいくつも種類がございまして、今回は「特上厚切り牛たん弁当」にしました。

紐を引くと加熱される仕組みになっているタイプの弁当で、5分少々待つとホカホカに。

もうとにかくおいしかったです。香ばしい味わいは今でも忘れられません。ボリュームも満点。

でも、やっぱり次は店で食べたいですね。テールスープを飲みたい。

で、食後のデザートも付けました。玉澤総本店さんの黒砂糖まんじゅう。

このまんじゅうは、ニコニコ動画で「電車でGO!」のプレイ動画を投稿している「705系」さんが、こちらの動画(外部リンク)でお勧めしていたのを見て、仙台に行くなら是非買おうと思っていたんです。

お味はと言いますと、皮が非常にモチモチとしていて、餡も甘すぎず、かなりおいしかったです。これはヒットです。

先ほどずんだを食べた上に、ここで相当食べたので、お腹が少し苦しいくらいに。

食べているうちに、品井沼あたりまで来ていました。列車はとうに仙台近辺の市街地を抜け、田んぼの中を突っ切っていました。食べるのに集中していて、どの駅でどのくらい降りたか、とかはあまり見ていませんでした。

朝に719系に乗った時とは違って、M車に乗っていたので、走行音もまた違って聞こえました。それを楽しんでいるうちに、小牛田に到着。

懸念

小牛田での乗り換え時間は30分。少し駅前を歩いて、また郵便局で風景印を授かりました。

さて、このあと列車をもう2本乗り継いで、盛岡まで行くワケですが、ここで懸念事項が。

この日は一ノ関以北が朝から濃霧に見舞われ、列車が遅れているという情報がJR東日本のサイトに出ていました。

一方、ネットで情報を漁ってみると、他のサイトで既に遅れは回復したという情報を発見しました。

真偽を確かめるべく、小牛田駅の駅員に一ノ関以北の運行状況を訊いてみました。すると、駅員の方は「遅れの情報は入っていない」旨回答してくださいました。

……JR東日本さーん、「問い合わせる前にネットで確認して」っていうようなサイトデザインしといて、サイトの情報が最新でないってのはどーなんですかねー……。

ともあれ、予定通り盛岡に入れることが確認できたので、胸を撫で下ろしました。

ひたすら北へ

小牛田から、一ノ関行きでさらに進みます。車両は701系。

車内が暑い。2年前もこの暑さに苦しみました。やっぱり暑いなあ……。

で、これも2年前にタップリ聴いた、ゴーカイなモーター音。うん、実に懐かしい。

そして、そんな701系の元気な走りぶりが、気がついたら好きになっていたという事実。1日中乗りっぱなしというのは御免こうむりたいですが、東北に来たらなんやかんやで1回は乗りたくなります。

乗客は予想通り多くはなく、瀬峰と石越でまとまった数の下車があったので、その後車内は閑散としていました。

ところで、仙台市営地下鉄の広告がビッシリだったという話を4ページくらい前でしましたが、ここまで乗ったJR東日本の普通列車はいずれも広告があまり掲示されていませんでした。仙台付近では乗客数は大して変わらないように思ったんですが、どこに差があるんでしょうか。「慢心、環境の違い」? いやいや。

景色は相変わらずの田園風景。しかし、北海道の田園とは何かが違うように感じました。なんでしょう、やはり家の数か?

さて、この小牛田~一ノ関の区間は非常に面白いことになっているんです。まず石越~油島間で岩手県に入ったと思ったら、清水原~有壁間で宮城県に逆戻り。かと思えば、その次の一ノ関までの区間でまたしても岩手県に。たった20分強の間に3回も県境をまたぐなんて、すごい列車ですね(棒読み)

ともかく、50分ほどで一ノ関に到着。盛岡行きに乗り換えて、まだまだ移動です。車両はもちろん701系ですよ。

座ってすぐ、さっきより座り心地がいいような気がしました。心なしか座席が柔らかいような……? 気のせいだったりして。

乗客は最初は多くはありませんでしたが、盛岡に近付くにつれて概ね右肩上がりで客が増えていきました。一方、平泉・水沢・北上・花巻ではまとまった数が降り、客が減る場面もありました。そうですよね、札幌一極集中の北海道とはワケが違うに決まってますよね。

約1時間半と長めの乗車なので、少しだけきつかったです。車窓を見ていると、だんだん雪が増えていきました。といっても札幌から見たら大して多くはないですが。

午後6時すぎ、無事に盛岡到着。仙台出発から4時間近くが経過しています。前日に盛岡~仙台間を50分で走破したのとは雲泥の差ですが、車内や車窓を見つつ充実した鉄旅にできたので、良し。

盛岡駅には最後に来てから2年が経っていますが、やっぱり駅舎内で少し迷う。まるで成長していない……。

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