潮風とともに 小春日和は、小樽日和 Act.1 後編 / 北の大地のHEATな旅路・番外編
小樽潮風高校Project 小樽まちめぐりスタンプラリー。小樽市内12ヶ所のチェックポイントを巡る企画、参加1日目の後半です。
ザギンでシースー
おたる水族館で2つ目のスタンプをゲットしたので、来た道を中心部へと戻ります。相変わらずの海風の中、また自転車を漕ぎ出します。
トンネルを抜けきった直後、何か冷たい粒が顔に当たります。
冷たい……粒……ってことは。
雪……。
待って、この自転車じゃ積もったら走れない。勘弁……。
ってか寒い! 朝より寒くない? 朝の日差しはトラップだったのか……。
……ほどなく雪は収まったので、無事続行(寒いのは変わらずですが)。市街地を走り、花園銀座通りへ。
ここ花銀商店街でお昼にします。昼も海鮮。JRの高架の脇にある「すし・刺身処 海月」さんへ。
平日限定のランチがあり、安くお寿司が食べられるということで来てみました。そう、「ザギンでシースー in 小樽」ってェわけでさぁ。
1人でしたが個室に通されます。COVID-19のことを考えるとありがたいです。
お寿司が食べたいので、ランチのうち「花子さんセット」(¥880)を注文。
お寿司と天ぷら、あと茶碗蒸しの組み合わせ。お寿司は値段を考えると上々、天ぷらもサクサク、茶碗蒸しもほどよく甘い。高級なところのようにはいきませんが、気軽に出せる値段でこれが食べられるのは素敵。
腹ごしらえを済ませたところで、初日の後半戦に突入。
地獄坂ヒルクライム
続いて向かうは、小樽商科大学。そう、これから「地獄坂」ヒルクライムの始まりです。
こんな自転車泣かせのスタンプがあるのにも理由があります。小樽潮風高校は、この小樽商大がモデルになっているのです。つまり、地獄坂アタックはストーリー上必要不可欠なんです。
で。実はこの日の裏テーマに、「自転車に乗るフォームの修正」がありました。どうもスポーツ自転車に合った乗り方ができていないようで、上り坂ですぐへばったり、足の一部だけ妙に疲れたりしていたので、今フォーム改造中なんです。地獄坂がそのいい練習になるというわけです。
さあアタック開始。登って……
登って……
登って……
……
……フォーム改造のおかげか、前よりは漕げます。ただ、キツイもんは、キツイ。新しいフォームで漕ぐのに使う筋肉がまだ弱いのもあって脚が動かなくなり、道中何度も止まって足をシェイクする羽目に。
地獄坂でバテてたら、峠なんてどこも行けません。トレーニングしなきゃ……。
それでも、どうにか商大まで到達。もう、脚が飛びそうだ……。
ここがあの女のスクールね!
ってわけで、商大。スタンプは大学生協にありました。
筆者はミスカトニック大学出身なので商大に在籍したことはなく、この日初めて訪れましたが、生協の雰囲気は似ていてなんか懐かしいなと。
店内には小春たちのパネルが堂々と。さすが本拠地。とはいえ特別な催しは無し。
スタンプのついでに、少し買い物していきました。
山登りしてきたわけで、辺りは森林。漕いできたご褒美でしょうか、まだ紅葉を楽しめました。
ってかまた雪ちらついてるし……。(すぐ収まりましたが。)
小春たちの学園ライフを想像するのも良さそうですが、コロナ禍にあって用もなくヒトの大学に長居するのもなんですし、用事が終わったらすぐに出ます。
下りはほとんど漕がなくていいので楽チン。ただ、安全のため急坂区間は徐行。坂で一番怖いのは下りです。
住吉神社へ
花銀商店街に戻って買い物した後、国道5号を東に走り、この日最後のポイント・住吉神社に到着。
参拝前にお手水。柄杓はっと……
アッハイ
COVID対策仕様になってました。蛇口で手を洗うようにしてお清め。
んで、賽銭っと。普段の自分と同じく100円……
いや、今日は小春たち3人に案内してもらって、楽しませてもらったような感じだ。せめてじゃないが3人の分もボクが。
4人×100円で、計400円。小樽を見守ってほしいという気持ちとして。
参拝後、スタンプの在処へ。社務所の前にありました。ようやっと4つ。
社務所で御守りもいただいていきましょう。同じく、守り神への誠意を、金額で示すために。
帰途
脚にキてる。距離こそそんな乗ってませんが、地獄坂と、あと地味に鰊御殿の前が坂だったので、しんどかった。
そんな脚に活を入れ、駅まで頑張らせます。といっても1~2分の短い移動。
南小樽駅、到着。この日は夕方に用事が入っていたので、これで切り上げます。残り8ヶ所のスタンプは次回に持ち越し。
自転車を折りたたんで、新しくなった跨線橋を通ってホームへ。エレベーターがまだできていないので輪行野郎にはちょいときつい……。
さて、帰ろう。
頑張った筋肉へのご褒美。
それとヨーグルト。(先ほど大学生協で購入)
帰宅後のおやつに、花園だんご。先ほどの花銀での買い物というのはこれでした。ゴールデンカムイ読んだら久々に食べたくなっちゃって。
上品な甘さは流石の一言。疲れてたので唾液腺が弾け飛びそうに。
金カムすごいですね。鰊御殿でも、作中の建物のモデルになっているって説明書きありましたからね。でも登場するの、あの辺見のくだりだぞ……。