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潮風とともに 小春日和は、小樽日和 / 北の大地のHEATな旅路・番外編

北海道の粋な港町・小樽に、潮風とともに話題の人が登場。

小春六花。合成音声ソフト"Synthesizer V AI"・"CeVIO AI トークボイス"のキャラクターとして、令和3年(2021年)に製品デビューしました。

その彼女と、小樽の街がコラボした新しい企画がスタート。それが、「小樽潮風高校Project」。


令和3年(2021年)11~12月に、このコラボ企画の一つとして「小樽まちめぐりスタンプラリー」が実施されました。

小樽市内の観光スポット・店舗など12ヶ所をめぐるラリーで、500円のスタンプ帳さえ買えば誰でも参加可能。

筆者は以前から、VOCALOID・VOICEROIDといった合成音声による創作シーンに注目しています。また、地域を愛する一人として、魅力あるコラボ企画が登場したことを嬉しく思っており、北海道の観光を盛り上げる企画として注目しています。

そういう経緯があるのと、あと単純に小樽が好きなので、今回このスタンプラリーに参加してみました。


※「小樽潮風高校」についての詳細は、小樽観光協会のサイト「キタル、オタル。」に掲載されております。(外部リンク)

もくじ

Act.1 自転車で祝津&地獄坂めぐり(11月16日)

初日は自転車(輪行)で中心街から離れた地点を中心に。ぴりりと風が冷たい"小春日和"(目そらし)の中、小樽のことについて学んだり、グルメを楽しんだりしました。

Act.2 白雪の市街地さんぽ(11月23日)

2日目は徒歩で中心街のあたりを。横殴りで降り続く雪で街が白く染まる"小春日和"(白目)の中、文学や歴史、地域産業などに触れました。

余談 札幌~小樽で乗車した列車について

完全に余談です。今回、札幌から小樽までの移動では、両日とも「令和2年(2020年)のダイヤ見直しで改善された列車」を利用したので、その利用状況とそれを見て考えたことをまとめておきます。本当は「素人流・鉄道観察」コーナーでやるべき内容ではありますが、この話だけ別コーナーに書くってのも具合が悪いのでこういう形で。

キーワード・人物紹介

小春六花

(こはる・りっか)TOKYO6 ENTERTAINMENTがプロデュースする、合成音声ソフト"Synthesizer V AI"(歌唱)および"CeVIO AI トークボイス"(読み上げ)のキャラクター。

公式設定は学年・身長・誕生日しか存在せず、ソフトの使用者が制作物に合わせて自由に設定を追加または変更できる(類似キャラクターは大概そういう感じだが)。

今回の「小樽潮風高校」の企画では、小樽市内の架空の高校「小樽潮風高校」の生徒という設定で登場。

「小春」なのに誕生日は春。

しばしば「立花」と名前を書き間違われている。

ネット界隈では「ヨーグルトが好物」というキャラ付けがされることが多いようだ(界隈ではしばしばファンによる好物のキャラ付けがされる)。「小樽潮風高校Project」における六花は、同様にヨーグルトが好きという設定となっている。

CeVIO AI トークボイス

合成音声技術を活用した入力文字読み上げソフト。

類似ソフトでは"VOICEROID"が有名であるが、CeVIO AIはAIの技術を用い、(CeVIO特有の癖こそあれ)より自然なイントネーションと人間らしい発音を実現。

既にネット界隈で広まりを見せている。


合成音声という技術を広く世に知らしめたのは、紛れもなく"電子の歌姫"初音ミク女史の功績であろう。

しかし、「歌唱」よりも遥かに利用シーンの多いであろう「読み上げ」という分野における裾野の広がりは、意外にも初音ミク女史の台頭からかなり遅れてのことだった。

「VOICEROID+ 結月ゆかり」の登壇、所謂「一人ノルマンディー」が、個人クリエイターから企業、さらには空港へと、「読み上げ」という目的における合成音声の利用の門戸を開いた。以来、今に至るまで爆発的ともいえるコンテンツ・コミュニティの拡大が続いている。

初音ミク女史はじめ、結月ゆかり・小春六花などの「歌唱ソフト」「読み上げソフト」は、単なる音声技術・ツールとしてではなく、一人のキャラクターとして愛されていることにその特徴がある。単なる技術・ソフトというだけでは、どれほど卓越したものであったとしても、ここまで世に認められ、支持されることは無かったに違いない。

そして今、新たな技術が合成音声の次なる時代を告げようとしている。

小樽潮風高校

小春六花PJと小樽市のコラボ企画。架空の「小樽潮風高校」に六花が通っているという設定で、作品コンテストやSNS企画などを実施している。

この企画に合わせ、同高校の生徒という設定の「夏色花梨(なつき・かりん)」「花隈千冬(はなくま・ちふゆ)」の2人のキャラクターが登場。3人が小樽の街で織りなすストーリーを想像するのも良いだろう。

小樽市

北海道西部、札幌の西隣にある都市。

かつての北海道の経済の中心。石炭積み出しの一大港湾、そしてニシンの大漁場となったことで、多くの人が集まり、産業が勃興し、「北のウォール街」と呼ばれるほどの銀行街を擁する都市へと発展したのだ。

現在は札幌のベッドタウンの地位に甘んじ、人口10万超の街ながら過疎化が進んでいるが、とある著名人の発言がきっかけで市民が奮起し、往時を偲ばせる建物や景観を活かし北海道を代表する観光都市の一つにのし上がった。

札幌駅からJRの快速エアポートで最速32分。また、2030年度末に札幌延伸予定の北海道新幹線の駅が市内に設けられることになっている。

筆者(北海鉄旅の人)

(ほっかいてつたびのひと)当サイトの管理人。精神的に病んでいて常に殺意マックス。小樽在住歴は無し。これまでの訪問回数は2桁に届くか届かないか。

こんなサイトをやっていながら、情けないことにこいつは北海道のことを全然知らない。そのくせして、恥ずかしげもなく知ったような口を叩いているのである。自覚は一応あるようで、今回いい機会ということで、小樽の魅力をもっと深く知ろうと考えているようだ。

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