「ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか」

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道南の旅~鬼に誘われし者の受難~(平成26年6月5~6日)

2日目(平成26.6.6) 2/4ページ「大沼・鹿部は霧の中」

大沼の洗礼

大沼公園に到着。霧はまだまだ深いですが、それもまたよし、と思うしかありません。実際、霧の大沼もなかなかなものでした。

ここで、レンタサイクルを利用し、大沼を一周します。フレンドリーベアさんの自転車をお借りしました。

景色のよいところで写真を撮りながら、大沼を反時計回りに回っていきます。所々で霧の中に突っ込みました。ひんやりして気持ちよかったです。

途中、修学旅行生?を乗せたバスとすれ違ったので手を振ってみたりしつつ、楽しく漕いでいました。

大沼一周の後、そのまま大沼駅方面へ南下。大沼駅前で左折し、山川牧場へ。ここで牛乳をいただきました。実に濃厚で、牧場の味という感じ。Goodでした。本当はソフトクリームを予定していたのですが、霧のために気温が高くなかったので、パス。

再出発。今度は大沼駅の南にある列車の撮影ポイントへ向かいます。

ところが、出発しようとした次の瞬間、雨が降り始めてしまいます。到着することには、結構な強さに(大雨には程遠いですが)。

このポイントは、小沼を眺め、その後ろには駒ヶ岳、という絶景ポイントなんですが、雨とともに霧も深くなり、最悪の状況に。思わずこう呟く。

もう帰ろうよ
寒いんだよ
何処へ行こうと

大沼から鹿部へ

雨の中、半泣きになりながら、列車を撮って、大沼公園駅付近まで戻ります。で、自転車を返却。その時、お店の人と「まさかこんなに天気が悪くなるなんてねえ……」と話しました。何たる不運……。

さて、気を取り直して、昼食。「カフェ・ミーチョ」さんで、自家製サンドイッチをいただきました。普通においしゅうございました。その後、郵便局で風景印をGETし、大沼だんごも購入。……などと動き回る途中も、何度も「帰りたい」と呟く始末……。

次は、バスで鹿部に行きます。バスを待っていると、学校の行事で来ていた地元の学生に「おい、あいつ本当に鹿部行きに乗るぞ」とか言いながら見られましたよ。そんなに辺鄙なのか、鹿部って……。

バスには自分の他に2名ほど乗っていました。乗客数もまた、「ああ、そうとう寂れたところにいくんだなあ」という気持ちを掻き立てます。車内から見える景色はところどころ美しいものがありました。

ところで、列車でなくバスで移動した理由ですが、ひとつは「はこだて旅するパスポート」で乗れるからで、もうひとつは鹿部駅の立地。駅から市街地まで6kmも離れてるんだもさ。

バスは終点「鹿部出張所」に到着。そこから、目的地まで20分ほど歩きます。

鹿部、寒し

寒い。鹿部の町には、霧が立ち込めていました。で、その町並みにも活気はあまり感じられず、寂寥感が半端なかったです。

寒さと心細さに耐えながら歩き、目的地の間歇泉公園に到着。鹿部は小さな町ですが、非常に珍しい間歇泉があるのが特徴。

ここには観光施設があり、足湯に浸かりながら間歇泉を眺めることができます。足湯に入って、生き返った気分でした。

間歇泉は概ね12分おきに噴き上がります。これが迫力があってGoodでした。

ところで、鹿部は海や駒ケ岳を望む景色の良いところなのですが、霧のため全く堪能できず。思わず溜め息。

この時点で心が折れかけていました。そして、海に向かって嘆く。

もう帰ろうよ
寒いんだよ
何処へ行こうと

1日目 札幌→函館

  1. 1.鬼の導き
  2. 2.ほぼ孤独の駅グルメ
  3. 3.海辺の小駅
  4. 4.夜の函館

2日目 函館・大沼・鹿部観光→札幌

  1. 1.函館朝市
  2. 2.大沼・鹿部は霧の中
  3. 3.摩周丸
  4. 4.ラスボス登場

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