「ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか」

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道南の旅~鬼に誘われし者の受難~(平成26年6月5~6日)

1日目(平成26.6.5) 2/4ページ「ほぼ孤独の駅グルメ」

室蘭本線を西へ

東室蘭で、長万部行きの普通に乗り換え。キハ150-102+キハ150-104の2両編成ですが、かなり空いていました。まあそりゃそうか。

前回、前々回と、「山線はいいなあ」としきりに書きましたが、海線もやっぱりいいですねえ。晴れていたこともあって、すんばらしい眺めでした。まず手始めに白鳥大橋が見え、その後も海岸の景色は素晴らしく、反対側を見ても美しい山の景色。おまけに、内浦湾越しに駒ヶ岳が見えちゃったもんですから、もう最高でしたよ。今回は函館方面の天気がよろしくないことが予想されたので、駒ヶ岳が見えるとは思っていませんでした。だから、見えたときは本当に嬉しかったです。

……それはそうと、なぜかまだ札幌を離れたという気がしないんですよ。洞爺まで来ても、まーだ札幌の近くにいるような気がしてならなかったんですよね……。

さておき、豊浦で後ろ1両を切り離しです。今回も作業を凝視してました。乗客も片手で数えるほどになっており、いよいよ山越え、といった様相。

豊浦を過ぎると、だんだん沿線風景が変わります。特に、礼文~小幌間では、耕作放棄地と思われる土地が散見され、ここに至って札幌から遠く離れたところに来たと実感するに至りました。

そして、列車はかの有名な超秘境駅、小幌に到着。降りませんよ。小幌は前年の東北旅行の最初に急行はまなすの車窓からチラッと見ただけでしたので、きちんと見るのはこれが初めて。乗り降りはありませんでした。

その後、トンネルの多い地帯を抜け、しばらくすると、列車は長万部に到着。

長万部にて

長万部では、1時間半ほどの待ち時間があるので、駅付近の散歩をば。しかし、長万部は曇天で、海からは冷たい風が。寒い!

海でも見に行こうと思っていたのですが、天気がよろしくないのと、観光案内MAPに興味をひかれる場所が載っていたので、海とは反対の方向に。

で、その興味をひかれた場所というのが、町民センター。鉄道関連の展示がいろいろあるというので、行ってみることにしたわけです。館内には、貴重な鉄道用品や、郷土にまつわる資料などがあり、短い時間ながらいろいろと楽しませていただきました。

その後、駅前に戻り、昼食を買います。そうです、かの有名な駅弁「かにめし」です。……ここで、間違えて隣の店に入るという……。事前調査が足らんかった。なにはともあれ、無事かにめしGET。

駅に戻り、列車を待ちます。ところで、駅の中、駅前ともに、本当に人がいません。平日の12~13時台なのに、です。長万部は乗り換え駅だし、町もそこそこ活気があるものと思っていましたが、むしろ寂れているんですね。そう思うと、少し悲しい気分になりました。

さらに南を目指す

長万部から、函館行きの普通列車に乗車。ここからはJR北海道函館支社の管轄です。車両も、この旅では初のキハ40系。乗客はまばらで、途中でボク一人にならなかったのが不思議なくらい。

発車後に、先ほどのかにめしをいただきました。おいしかったですが、できたてならもっとおいしかっただろうなあ……。でも、ローカル線(?)の静かな車内で駅弁を食べるというのは、風情がありますね。で、さらにおやつとして、長万部駅でかった飴せんべいを食べました。昔ながらの手作りせんべいなんだそうで、なかなか美味でした。……さあ、次第にグルメ旅の様相を呈してまいりました。

車窓は、寂れた小集落やら、工場やら、ソーラーパネルやら、いろいろなものが混じって、ある種面白かったです。

八雲→落部の利用客が10人ほどいましたので、この区間では車内はちょっと賑やかになりました。正直、それ以外の区間では、一人に慣れているボクが寂しさを感じるほどでしたが……。

八雲~山越間で列車がいきなり減速したので、何だ、と思って外を見ると、そこは例の脱線現場でした。工事中だから減速したんですね。ああ、ここか……と思いながら現場を見ていました。

車窓からはしばしば海が見えましたが、正直雲と霧でダメでした。この後、景色を見るのに、ある駅に降りるんですが、これでは景色には期待できないですね……。

どこかって? 石倉です。

1日目 札幌→函館

  1. 1.鬼の導き
  2. 2.ほぼ孤独の駅グルメ
  3. 3.海辺の小駅
  4. 4.夜の函館

2日目 函館・大沼・鹿部観光→札幌

  1. 1.函館朝市
  2. 2.大沼・鹿部は霧の中
  3. 3.摩周丸
  4. 4.ラスボス登場

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