大地とひとの風景（春） / 北の大地の、ふとした風景

北海道米のエース「ゆめぴりか」はじめ、高い品質のお米を生産している、道内有数のブランド米産地・蘭越町の、春の風景。

手前は、田植え前の田んぼ。水が引かれて「代かき（しろかき）」と呼ばれる作業が行われ、苗を受け入れる態勢ができつつありました。

遠くには秀峰・羊蹄山。田んぼに引かれた水にうっすらと移ったその姿は、まるでこの大地と、そこで営まれる米づくりを見守るかのよう。

山の神様、今年もおいしいお米を、期待していいですか……？

令和4年（2022年）5月 蘭越町

「JRの新駅ができるかもしれない」という報せを聞き、駅の想定地点へと足を運んだところ、待っていたのは白鳥の群れでした。

雪解けの時期の田んぼに佇み、草を食みつつ羽を休めていました。ボクらに恵みをもたらす大地は、彼らにとってもまた恵みなのです。

……むろん、農家の方にしてみれば頭の痛い存在なのでしょうが。

※駅建設に伴い環境が変化する可能性があります。しませんでした。

令和2年（2020年）3月 当別町