「ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか」

……北海道の旅行・鉄道の魅力をアグレッシブに発信する"闘う情報サイト"です。

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令和元年12月以降の長期サイト更新停滞に至った経緯のご報告ならびに再発防止策について

令和元年(2019年)12月より令和3年(2021年)春にかけて、当サイト「北海鉄旅いいじゃないか」の更新が断続的に滞り、特に令和2年(2020年)1~5月、および令和2年9月~令和3年5月はほぼ更新停止状態に陥りました。

無計画で稚拙なサイト運営、および自己管理の根本的不足により自分で自分を追い込んだ結果、令和2年のJR北海道ダイヤ見直しの内容にショックを受けたことを引き金に精神に異常をきたし、一時は鬱に近い状態に陥ったことが原因です。その後も多忙であったこと、自意識や自己管理の改善といった抜本的対策を行わなかったことから不調が長期化し、サイトの更新ペース回復が大きく遅れることとなりました。

当サイトをご覧の皆様、応援してくださっている皆様に多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

きっかけが外部的要因であったとはいえ、本件はひとえに自分自身の努力不足が招いた結果であると強く認識しております。このような事態を二度と発生させないよう、本件の反省を踏まえた徹底的な改善策を以下の通り講じ、実行してまいります。

今後も「北海鉄旅」を皆様に楽しんでいただける、お役立ていただけるサイトへと再建・成長させることを目指し、不退転の決意で改善を進めていくことをお誓い申し上げます。

経緯のご報告

「北海鉄旅いいじゃないか」は、平成28年(2016年)8月29日に前身サイト「ゲニウス(北)のA列車3Dと乗り鉄でいいじゃないか」を再編し、ゲーム関連コーナーを分離した上で旅行・鉄道関連コーナーを大幅に強化する形でオープンしました。

令和元年11月までは、再編以前と同様に平均して月数回程度の更新を行い、多忙などによる2ヶ月以内の更新ストップこそありましたが、概ね安定した運営を続けていました。

ただし、サイト強化の予定を立てておきながら延期を繰り返しており、平成31年実施予定の大型アップデートも一部工事の実施が大幅に遅れております。

令和元年12月13日に、JR北海道が翌令和2年3月に実施するダイヤ改正(見直し)の内容をニュースリリースにて公開しました。快速「エアポート」の増発が予定されている改正とあって内容に期待していたものの、実際の内容は当方の期待を大きく裏切るものでした。

この件が引き金となり、多忙やサイト運営、サイト外での対応などで疲弊していた精神に甚大な異常をきたし、サイトの更新を停止せざるを得ない状況に陥りました。

一時は「一日中気持ちが落ち込む」「何をしても楽しくない」「(一瞬ではありましたが)自殺を企図する」など、うつ病に近い状態に陥りました。

令和2年1月中旬に一時的に復調したものの、リアルが多忙かつストレスが多かったことから再度不調に陥り、5月上旬頃まで引き摺りました。

5月に再度復調し、活動体制の再構築を図り6月に更新ペースを一時的に戻すことに成功しましたが、9月以降再び更新がほぼ停止することとなりました。リアルが極端に多忙となったことが主な原因です。

本年(令和3年)から環境の変化があり気持ちの切り替えができたことから、昨年末から更新を徐々に再開しました。その後本年2月までは毎月更新を行ったものの、3月は年度末のためやや多忙となったこと、およびサイト制作に使用していたPCが故障し、修理を試みたものの空振りに終わったことにより1ヶ月ほどの遅延が発生しました。

状況が落ち着き、新しいPCを入手した4月から制作を再開しましたが、先日公開した記事「ローカル駅の移転は春風を呼ぶか? ~『名寄高校駅』誕生!~」の制作が予想以上に難航し、さらに更新停止が長引きました。

当該記事完成により、他のページに手が回るようになりました。また、記事制作に並行して今後の活動方針を再考したことなどにより、ようやく気持ちの整理が付きました。それに伴って更新ペースを一定程度回復させることに成功し、現在に至ります。

このような長期の更新ペース低迷につき、真摯にお詫び申し上げる次第です。

問題意識

以下、長期のサイト更新停滞に陥った各種要因につき検討してまいります。

精神不調に陥った心理的要因

「鉄」「旅」に極端に依存した自意識

「北海鉄旅」は、旅行・鉄道の価値を積極的に発信する「闘う情報サイト」を自認し、それらの良さを伝えるべく活動しております。

鉄道・旅行というものが、現代社会について自分が抱いている問題意識に対する打開策になるという思いがあり、公共交通や観光の活性化を図ることができればきっと社会は良くなる、と本気で信じています。

しかし、その思いが先走り過ぎ、それに過剰に依存した自意識を生んでしまっていました。

結果、自分が理想とする社会像と真逆のことが起きてしまったことにより、自分の信念が大きく揺らぎ、それまで自分が信じてきた世界が一瞬で崩壊したかのような衝撃を受けてしまいました。

反動形成的な自己

そのような極端な自意識を生んだのが、反動的な自己形成です。

自己や社会への不満・鬱屈を抱えながら生きてきた自分が、初めて「自分が関わるもので社会を良くすることができるかもしれない」と思い飛び込んだのが、「北海鉄旅」という方式による社会への働きかけでした。

それまでの「自分は何もできない」「社会はもうどうにもならない」という諦念の反動で、「自分が社会を動かす」「交通と観光で社会は変えられる」という思いを極端に先走らせてしまいました。

自意識を客観化する習慣を持たなかったため、それを制することができず、自意識が肥大化した状態を改善させることができないままサイトの更新・再編を断行しました。

それが打ち砕かれ、かつての「何もできない」「どうにもならない」という思いが、これまた反動によって再び心の中で渦を巻き、極端な精神不調およびその長期化の要因の一つとなりました。

自己管理の根本的不足

自己管理がまったくできていないことも要因です。

学生から社会人になったことを踏まえた心身のコントロールの変革に真剣に取り組まなかったため、疲労やストレスを抱えやすくなり、不調に陥りやすい状態となっていました。生活パターンの昼夜逆転や連日の睡眠不足など習慣も悪化しがちで、それに対しても何ら対策を行ってきませんでした。

また、当方は「聴覚が過敏」「不器用でストレスコントロールが不得手」という特性を持っているにもかかわらず、前者は最近まで認知できておらず、後者は認知していたにもかかわらずそれに応じた対策を行わなかったため、ストレスの管理が行き届かず、調子を落とす原因となっていました。

さらに、後述する通り令和2年中の多忙による心身疲労が更新停滞長期化の要因の一つとなっていましたが、それは言い訳になどならず、根本的にはそうした状況の変化に応じた管理を行わなかったことが原因です。

競合対策および誹謗への対応の稚拙さ

内面や自己管理だけでなく、サイト内外での各種対応により自分自身の精神状況を自ら追い込んでしまったことも要因となりました。

「北海鉄旅」における意見・主張においては、事実に基づいた分析と建設的な提案を心がけています。そうした点で、北海道の鉄道・交通に関して意見を発信している他の媒体に対して「絶対に負けたくない」という強い思いを抱いています。

そうした思いから、(競合他サイト様への批判になるのであまり声を大にして申し上げることはできませんが)非建設的な意見、事実に基づかない意見、極端すぎる意見などが多数見られる現状に納得がいかない思いでおります。

しかし、そうした意見を「打ち負かしたい」と気負うあまり、ネガティブな発言をサイトおよびTwitterで繰り返す習慣が付いてしまい、結果として自分を常に後ろ向きの感情の中に閉じ込めてしまうこととなりました。

また、Twitterにて特に悪質なアカウントに的を絞ってそうした発言を行った(フォロワーの方が絡まれていたため集団的自衛を目的に発言したという側面もありました)結果、当該アカウントから誹謗を受け(対象となるアカウント名を明示していなかったのに!)、さらに精神的な損害を被ることとなりました。徹底抗戦の構えを敷き、最終的に当該アカウントを一時的に削除させることに成功したものの、当方も事実上の一時撤退状態に陥る本末転倒な事態となりました。

対立勢力に適切な方法で立ち向かうことができなかったため、結果として精神的な疲労の一因となったほか、そうした意見に対する負の感情が噴出し、「あのような輩の言うこととは違って、本当に交通は世界を変えるのだ!」と、先述した自意識の肥大化に繋がってしまいました。

稚拙なサイト運営による自縄自縛

過大なサイト拡張計画

「北海鉄旅」は主力コーナーを6つ抱える大型サイトです。再編計画立案時に、ライフステージの変化に伴う余暇時間の減少などを考慮せず、その時やりたいと考えたことを全て盛り込んだサイトとして設計したため、再編および拡張の計画が余暇時間と体力に見合わない過大なものとなりました。

一部コーナーを仮オープン、またはオープン延期とすることで場当たり的に対処し、更新の意欲・資源が不足していた「駅の表情」コーナーを廃止するなど計画の見直しも行っていましたが、身の丈に合ったサイト設計を行うための計画変更を十分に行ってこなかったため、状況を抜本的に打開できずにいました。

結果、制作したい記事・企画が渋滞し、制作が追いつかないこと、書きたい内容が頭の中に大量に溜まっていることにより、大きなストレスを引き起こしました。また、計画の遅れによる自責の念も、精神負荷に拍車をかけました。

また、大きなサイトを運営しつつ、さらに姉妹サイトを運営するという体制にも無理があり、結果姉妹サイトは放置状態となりました。「北海鉄旅」を更新しつつも何とかA列車関連のコンテンツも制作を続けたいと考え、そのための方策を検討しましたが、さらに時間的に追い詰められることとなったうえ、結局姉妹サイトの更新に漕ぎ着けることもできず徒労に終わりました。

サイト運営計画の具体性の欠如

こうした構想を推進するための具体的な行動計画を立てていなかったことも問題でした。

基本的にその場の思い付きで記事制作の立案・順番決めを行い、月単位・年単位の計画を立てていなかったため、効率的な更新が実施できていなかったほか、無理なスケジューリングとなり心身負担が増したりしていました。

個人の趣味で運営しているサイトですので、企業運営などとは異なり自分の心情や感性、リアル事情による制約に従って運用せざるを得ない側面はありますが、それにしてもあまりに無計画過ぎ、ただでさえ過大なサイト拡張がさらに遅れ、自分で自分を追い込む形となりました。

サイトアップデート計画の放置

平成31年3月に実施する計画だったサイト大型アップデート「お待たせグランドオープン! スクラップ&ビルド大作戦」ですが、予定していた工事の大部分を期日までに実施できず、以降に積み残す形となりました。

その後、気力の都合から工事を一旦棚上げし、新規記事に注力しましたが、記事制作に難航することが多々あったほか、先述した悪質なTwitterアカウントへの対応に追われた結果、工事に着手できないまま日時が過ぎ去り、その後本件長期停滞に陥り現在に至っています。

十分なスケジュールを組まずに計画を断行したため公約を全うできず、やはり脳内におけるアイデアの渋滞、および自責の念が心労を引き起こしました。

省力化に向けた取り組みの欠如

大量の記事作成・プロジェクト進行を実現するための環境構築にも取り組んでいませんでした。

時間を有効活用することを企図し外出先でスマートフォンで原稿を作成することがありましたが、文字を打ち込む速度がPCよりも遅くなるためかえって非効率となっていました。また、記事は全てHTMLを手打ちして作成しているため、単に文を打ち込むだけでなくHTMLタグによるマークアップが必要ですが、スマートフォンでの作業においては操作の都合上「先に内容を作ってから後でタグを足す」という極めて非効率な方法を採っていたため制作時間が必要以上に延びていました。

外出時は他の作業などに時間を充てた方が効率的であるにもかかわらず、長らくこの方式を改めることができず、無用の労力がかかっていました。

また、効率化のためのツール導入や作業手順改善、タイピング速度の向上などにも十分に取り組まず、非合理なサイト運営を長年続けていました。

外部ツール活用の技量不足

当サイトからのお知らせや鉄道・旅行以外のコンテンツを掲載していた「独り言」コーナーを廃止した代替、および有事の際の発信手段としてTwitterを平成31年1月より利用していますが、その運用方法に問題があり、サイト運営にも支障しました。

Twitterアカウントは「北海鉄旅」の派出所としての位置付けであることから、サイトと同様に意見の発信を積極的に行っています。また、その内容についてもサイトと同様に正確な情報把握と十分な分析に基づいたツイートを行うよう配慮しています。しかし、結果として1回のツイートに費やす時間が非常に長くかかってしまうこととなり、記事制作時間を圧迫しました。

この時間を少しでも短縮しようとスピーディな運用を目指した結果、今度は正確性や分析の内容に問題のあるツイートを行ってしまい、各方面に多大なご迷惑をおかけした(特にトンコリ奏者のOKI様、マレウレウのまゆん様、本当に申し訳ございませんでした。)うえ、謝罪・訂正のため改めて時間をかけてツイートするなど本末転倒な状態となりました。

また、サイト流入数増加を目指しなるべく高頻度のツイートを行う方針を設けたため、さらに時間が圧迫される結果となりました。

そもそもTwitterは文字数の制約があることもあり、意見の発信にはあまり向かないメディアです。しかし、そうした特性を正しく認識できずに誤った運用を続けてしまいました。当然、時間的・労力的損失に見合う成果を挙げることはできませんでした。

知識などの欠如によるサイト強化遅延・特定話題への依存

交通に関する学習の不足

「北海鉄旅」では鉄道や交通についての分析を多数行っていますが、最近では現状の自分に限界を感じており、より良い記事を作成するために交通についてより深い知識を得る必要があると痛感しています。

しかし、それを認識していながら、ミクロ経済学・交通経済学などにつき十分な学習を行わず、一知半解のまま記事を作成し続けています。

納得のいく内容のものを作る力が足りないため、記事制作にかける時間が延びてしまっています。

それだけでなく、知識が足りないことで自分の信念に確信が持てず、先ほど申し上げた自意識の肥大化により信念を無理矢理支えることに繋がってしまいました。

感性を磨く努力の欠如

何かを伝えるためには、理論が備わっていればよいのではなく、伝える力がきわめて重要です。

しかし、それに直結する感性を磨くことをしてこなかったため、自分が考える旅や鉄道の価値を直球で叫ぶことしかできず、サイトの到達点に近づくことができずにいました。

どうすればより自分の考え・思いを伝えられるのか、誤った方向にばかり考えが働き、先述の競合・誹謗に対する不適切な対応に結びついたほか、サイト拡張計画の立て方にも悪影響をきたし、計画の肥大化に拍車をかけました。

また、伝える力の欠如により記事の作成にも支障をきたしスケジュールの遅れにも繋がりました。

外部的要因

多忙

まったく言い訳になりませんが、リアル事情も原因となりました。

特に令和2年1月後半~2月、同4・5・9・10月がきわめて多忙で、自分を立て直す時間をとるのが非常に難しい状況でした。

ここ最近はある程度プライベートの時間を持つことができていますので、当面は更新ペースを維持することが比較的容易な状況となっています。

人間関係

これも言い訳になりませんが、リアルの人間関係で大きなトラブルが頻発し、心労の原因となっていました。

また、トラブルによる精神的ダメージにより自分の中に強い破壊的衝動が生まれ、それが先述した競合・誹謗に対する不適切な対応を助長してしまったと感じております。

なお、環境の変化に伴い問題は解消されました。

再発防止策

当方としては、今後も北海道の旅行・鉄道に関するコンテンツを皆様にお届けし、皆様にその価値を知っていただくとともにコンテンツをお楽しみいただきたく、今後も継続して当サイトを運営していきたいと考えております。

しかし、上記の通りサイト更新停滞の原因は「一時的な事象」ではなく、心の弱さや自己管理不足、過大な構想や技術・体制の未熟さといった、根本的なものです。したがって、制作意欲が戻りつつある現在はよいとしても、今後少しでも心身の状態や身の回りの状況が悪化すれば、再び同じような事態に陥りかねません。

したがって、サイトを本当の意味で再生し成長させるためには、単に更新ペースを戻すだけでは足りません。自分自身の弱さや当サイトの抱える問題などと本気で向き合い、根本的な部分から自己やサイト運営体制を改め、更新停滞の再発を防止しなければなりません。

それを踏まえたサイト更新停滞の再発防止策について取りまとめましたので、その概要を以下に掲示いたします。

なお、具体的な取り組み内容については別途掲示いたします。

一人前のサイト管理人となるための意識改革

当サイトがこのような長期の更新停滞に陥った大きな要因は、自らの弱さやサイト管理体制の欠如でありますが、究極的な要因はそうした弱さ・不足を感じていながら何一つ自分を改めてこなかった自分自身の意識にあります。サイトを再生させるためには、まず何よりも自分自身の意識改革が必要です。

当サイトはこれまでも「持続可能なサイト運営」を目指した取り組みを行ってまいりましたが、更新停滞に陥ったことからもわかる通り取り組みはまったく不十分なものでした。これまでの生半可な運営を痛切に反省しなければなりません。

失敗の反省に立ち、以下のように意識を改めることをお誓い申し上げます。

これまでのサイト運営そのものが問題であったことを率直に認めること

「北海鉄旅」は、サイト開設から5年近くの間、当初のずさんな計画の抜本的な見直しや、持続的なサイト運営のための自己改革・環境構築などを適切に行ってきませんでした。ただ漫然とサイトを運営し、計画的・持続的にサイトを制作するという意識が希薄でした。

今回は決して「一過性の心的疲労で更新が止まった」のではなく「前身サイト開設から事案発生までの通算5年強にわたる負の蓄積が噴出した」と位置付ける必要があり、当方はただ単に気分転換して更新を再開するのではなく、まさにサイト運営そのもののこれまでのあり方が問題であったことを率直に認めます。

自ら今後の方針と計画を明確に示すこと

ただ単に「今までが過ちだったと思う」だけでは、十分とはいえません。その過ちを正すための具体的な方針と計画を策定し、それをはっきりと示さない限り、本当の意味での「意識の変革」にはなりません。

したがって、「北海鉄旅」を真に再生するため、本章で述べる各種再発防止策につき、お題目を並べるだけでなく具体的な方針・計画を迅速に取りまとめ、その内容を着実に実行いたします。

自らが「絶対にサイトを再建する」と強い覚悟を持ちサイト更新を進めること

サイト再生に向けては、立てた方針・計画を作文に終わらせることなく、それをどのように実行するかが重要となります。

誰あらぬ自分自身が、「絶対にサイトを再建する」という強い覚悟を持ち、サイト更新にあたることが必要不可欠です。今後も旅行・鉄道の魅力を発信していくため、これまでの自堕落なサイト運営と決別しなくてはなりません。

そのためには、計画を十分に実行可能なものにするための身の丈に合ったサイト運営を心がけることが大切であり、持続的にコンテンツを運営できる範囲内に事業分野を絞り込む効率化を遂行する覚悟を固めます。

「サイト再生」は、決してお題目に終わらせてはならないと考えております。自ら再生のための確固たる意志に基づき、具体的な行動を進めていく所存です。

競合・荒らしに対して過度な対応を行わないこと

このほか、先述した競合・荒らしに対する対応による疲弊を未然に防ぐため、それらの対応方法を改めなくてはならないと考えております。

批判・攻撃を前面に押し出したところで、相手に敗北を認めさせたり、考えを改めさせたりすることはきわめて困難です。また、そうした批判・攻撃をご覧になる皆様、そして書く本人にとっても、後ろ向きの感情を湧きたたせることとなります。批判・攻撃を主軸とした活動は、きわめて非合理なものでした。

ネットにおける競合他サイト様との競争や、明らかに間違った情報・意見の拡散への警鐘は、情報サイトとしてある程度必要なものではありますが、そればかりに傾注しないよう意識・行動を改めます。

心理面での弱さの克服

決意しただけで満足し、心理的な弱さを克服しないままでいては、本当の再建は不可能であると確信しております。

今まで自分自身と徹底的に向き合うことから逃げてきましたが、これまでの歩みを深く反省し、自分の心を紐解き、弱さと闘うことをお誓い申し上げます。

特定の問題意識に極端に依存した自意識を改めること

旅行・鉄道に関する問題意識に極度に依存した自意識が生まれてしまったことが、サイト更新停滞の大きな要因になったことは先述した通りです。

理想を追求する思いが先走り肥大化してしまったことが、その要因の一つであると考えております。理想と現実の乖離に苦しむことのないよう、自意識を改めます。

また、趣味・関心が狭いことも問題意識への依存を生み出しました。視野狭窄に陥らないよう、より広い視野を持った生活、およびサイト運営を心がけます。

反動形成から脱すること

特定の問題意識への自意識の依存を生んだ、反動形成的な自己を改めるための対策も必要であると考えます。

自己の弱さやショックの反動によって誤った選択をしないよう、自分自身を客観化し合理的な選択・行動ができているかセルフチェックを常に行います。

「楽しむ」「楽しませる」ことを強く意識すること

「社会の問題を解決する策になりうる旅行・鉄道の魅力を伝えたい」という思いをあまりに押し出しすぎた点も問題であったと感じております。

自意識の肥大化を招いたほか、気持ちが逸るあまりかえって魅力の発信という目的から遠ざかるような文章・コンテンツを作ってしまっており、本末転倒の事態となっていたためです。

また、問題意識を持つ以前に趣味として活動を行う大前提である「楽しむ」という部分を大事にしなかったことが、心的要因による更新停滞の長期化に繋がった点も反省すべき箇所であると考えております。

今後のコンテンツ拡充にあたっては、「まず自分が楽しむ」「読んでくださる方々を楽しませる」ということを第一義として取り組みます。

持続可能な範囲でプロジェクトを多角化し特定のプロジェクトへの過度な精神依存を改めること

特定の問題意識への極端な依存を改めるには、自己の内面だけでなくサイトの運営方針をも改めることが必要です。

平成30年~令和元年頃の「北海鉄旅」は、JR北海道の路線存廃問題や札幌圏の公共交通問題などに関して強い関心と危機感を抱いているがゆえに、それらに直接関連する論稿・コンテンツの制作に注力していました。

しかし、気負いすぎるあまりにそれらに極端に偏ったサイト運営となっており、旅行記および旅行関連コーナーの制作停滞、鉄道関連コーナーにおける利用者向け情報発信のブラッシュアップ停滞など、旅行・鉄道の魅力発信という本来の目的から離れてしまっていました。

そこで今後は、特定のコンテンツ・記事の制作に過度に傾注することなく、プロジェクトを多角化し、意見だけでなく魅力の発信も行うようにすることで、サイト運営を充実させるよう計画を立案します。

多角化を行うことで、あるコンテンツの制作が行き詰まった際に他のコンテンツの制作に切り替えることが容易になります。これを更新ペースの安定化に繋げ、サイトをなるべく早く充実させることを目指します。

ただし、多角化にあたってはサイト運営における負荷が著しく増し、かえって更新停滞を招くことのないよう、持続可能なサイト運営に留意いたします。

自己管理の強化

更新停滞に陥った心身疲労の要因の大部分は多忙でありますが、それを言い訳にしていても再建への道のりが開けないことは自明です。

自堕落な自分をとことん批判し、自己管理を強化しサイト運営を正常化させることをお誓い申し上げます。

パーソナリティと向き合い自分に合った自己管理の方法を探ること

サイトを運営している自分自身ときちんと向き合うことができておらず、パーソナリティや心身の状態を把握していなかったため、サイトの持続的な運営に必要な自己管理が全くできていなかったことが、精神的なダメージが蓄積した最も大きな要因です。

今後どのようなサイト運営改革を行ったとしても、自己管理ができていなければ事態は改善せず、遠からず同じ事態が再発するはずです。

したがって、真にサイトを再生するには、まず己を知り、それに応じた自己管理を行うことが絶対に必要です。

先述の通り、本年になってようやく自身の不器用さや聴覚の過敏さを知ることとなりました。それに応じた自己管理を徹底するとともに、まだ知らない自分自身を可及的速やかに解明し、自分のコントロールに役立てます。

生活パターンを改善しリズムの乱れを排すること

あまりにも当然のことではありますが、自己管理の第一歩は生活習慣です。

ここ数年の自分の生活を振り返ってみると、それはあまりに怠惰なものでした。就寝時間はあまりに遅く、睡眠時間が短く、オフの日の寝坊・昼寝も度を超したものと断ずるしかありません。

運動習慣も徐々に薄れており、服をまくってみると目を背けたくなるような腹部が目に飛び込んできました。

特に睡眠・運動習慣について、生活を抜本的に見直し、健康を最優先に行動するよう自己を改めます。

リアル事情に応じて適切に休息をとること

長期の更新停滞に陥る直前の数ヶ月は、リアル事情が立て込み、さらに長編記事の練り込みなどサイト関連の作業も多数行っていました。そのような状況でありながら、十分な休息を設けることをしなかったため、心身の疲労が蓄積し、精神崩壊に繋がりました。

また、更新停滞中の令和2年9月頃もきわめて多忙でしたが、それに対応した十分な休息を取らずサイト更新再開の準備を急いだことから、かえってその後疲労困憊で行動が取れなくなり、更新停滞がさらに長期化することとなりました。

サイトを再生させ、継続的なコンテンツ制作・更新を行うためには、状況に応じ適切な休息をとることが重要です。性格もありまして、多忙な時期でも少しでも時間と気力があればサイト関連作業に手を付けてしまいがちですが、今後は「休むべき時はしっかり休む」という方針を明確にし、自己管理最優先で行動します。

作業環境を改善すること

心身の状態を改善するため、作業環境にもてこ入れを行うべきと考えます。

息抜きに動画サイトにおけるゲーム配信を見ていた際、機材はもとより椅子などもゲーミング仕様のものを揃え、快適な環境でプレイできるよう工夫している配信者の方が多くいらっしゃることを知りました。

自分の机に目を落とすと、PCが平凡なのはともかく、椅子も一般的な家具店で購入した安価なもので人間工学に基づいていません。振り返ってみると、座り疲れてしまい作業がしばしば中断するケースが多数思い当たりました。

その他、ブルーライト対策、集中できる環境づくりなども不足していると感じました。

あくまで個人の趣味活動ですので、業として行う場合とは異なり投資可能な金額は限られますが、可能な範囲で種々の対策を行い、少しでも心身の負担を減らし、制作ペース向上を図ります。

食品・医薬品を活用すること

自己管理の一環として、食生活の改善および医薬品の活用も行ってまいります。

特に多忙時において栄養バランスを欠いた食事を摂りがちであり、不調が長引く原因となっていたと感じます。多忙時や疲労がたまっている時ほど、栄養を考慮した食品の選定を行います。

また、心理的な不調への対策として医薬品の活用が有効であるとの検証結果を得たことから、不調を翌日・翌週に持ち越さないよう、医薬品を適切に活用します。

サイト運営体制の再建・強化

自意識の改善、精神面の弱さの改善、自己管理強化による基盤強化と並行し、サイトの運営についても、サイトのあり方そのものを含めて見直します。

速やかなサイト更新ペース回復を目指し、本来「北海鉄旅」が目指すものに向かって突き進みますが、一方で運営体制の正常化を目指した選択と集中、および計画の見直しを断行します。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

とにかくサイト更新ペースを戻し、改めて習慣化すること

すでに1年半にわたりサイトの更新が停滞しており、サイト再建を目指すにあたってはサイトを運営する感覚を一刻も早く取り戻す必要があります。

一にも二にも、サイト更新ペースを速やかに回復させ、改めて習慣化するべく行動いたします。

昨年も一時的に更新ペースを回復することに成功したものの、2ヶ月程度しか続かず、再び更新停滞に陥りました。同じ事態とならないよう、向こう数ヶ月を勝負どころと位置付け全力を尽くします。

サイト運営の問題点を迅速に発見し対応する習慣を体得すること

繰り返しになりますが、サイトの更新ペースをただ戻しただけでは再建とは言えません。

更新停滞の再発を防止し、本当の意味での再建を目指すためには、サイト運営にあたって生じている問題点を的確かつ迅速に見つけ、それらを整理して対応策を状況を踏まえ検討し、必要な対応を行う体制を確立することが必要です。

前章において述べた以外にも、多数の問題点が存在することが想定されます(お気づきの点がございましたらご一報ください)。また、今後新たな問題が発生することもあり得ます。

それに気付かずサイトが不安定化してしまうことのないよう、速やかに問題点を把握するべく、定期的にサイト運営状況を客観的に見直すことを習慣づけ、発見した問題点は放置せず即座に対策します。

「楽しませる」を最優先にコンテンツ強化を図ること

先述した通り、今後のサイトの方向性は「まず自分が楽しむ」「読んでくださる方々を楽しませる」ことを意識して策定してまいります。

それに対応して、実際のコンテンツの作成においても「皆様に楽しんでいただく」ことを強く意識し、筆を進めてまいる所存でおります。

鉄道・交通というジャンルには、明るい話題が少ない、基本理論について市民の理解が進んでいない、無知蒙昧なライターが多く誤解が広まりやすいなどの特性があり、批判・反論・文句などネガティブな記事の制作を企画したくなることが多々あります。しかし、そうした後ろ向きの感情を訴えるばかりでなく、明るい話題や楽しいコンテンツを提供することで、自らのモチベーション向上のほか、少しでも読んでくださる皆様に「一番伝えたいこと」を伝えたいと考えております。

以下、この方針につき詳説します。

「楽しませる」最優先のコンテンツ強化の考え方

一定程度の品質と更新ペースを絶対に維持することを前提として、「楽しませる」を第一義に掲げてのコンテンツ計画については、次のような考え方に基づき立案します。

  • コンテンツの新規制作・改良は、「魅力発信」というサイトの本来の使命に沿って計画・実行します。
  • 既存コンテンツについても、なあなあで継続するのではなく、「魅力発信」の観点から今後のサイト運営に必要なものであるか検討し、サイトの規模等を勘案しつつ継続・休廃止を決定します。
  • その時の感覚などによる場当たり的な判断でなく、一律、画一的な方針に基づき判断します。
「魅力発信」を推進するための選択と集中

「楽しませる」を第一義に「魅力発信」を推進し、かつ持続的なサイト運営を行うためには、各コーナーや記事の使命を踏まえ、まず、「魅力発信」の役割の強いコンテンツおよびアクセス数の多いコンテンツの制作・更新を優先する形となります。

それ以外のコンテンツ・記事の制作は、当分後ろ倒しとせざるを得ません。

サイト・コンテンツの目的統一と効率化

現在公開しているコンテンツについても全体的に内容を見直し、「魅力発信」へとサイト全体の方向性を統一し無駄のない効率的なサイトを目指します。

コンテンツの制作にあたっても、「魅力発信」という目的から外れる内容については扱わないか、文脈・情勢などによりどうしても必要な場合でも軽く触れるに留めるなどし、サイトの方向性を損なわないよう留意するとともに制作の効率化を図ります。

方針から大きく外れるコンテンツは、アクセス数にかかわらず休廃止するなど、聖域のない検討が必要だと考えます。

各種事情を考慮し無理のないスケジュールを組むこと

サイト更新ペースを戻すことができたとしても、その後無理な日程で心身に負担をかけ続ければ、元の木阿弥となりかねません。

心身の疲労のコントロール、制作意欲との兼ね合い、リアルのスケジュールとの兼ね合い、実力、前回更新からの日数など各種事情を考慮し、常にある程度の周期で新たなコンテンツを提供できるよう、無理のないスケジュールを構築することが必須です。

合わせて「予定は常に変化する」ことを念頭に、優先して制作しているコンテンツの制作が滞っても大幅な更新遅延に繋がらないように、先述の多角化を活かしたスケジュールとすることが不可欠です。

この結果として、今後の運営方針に合わないコンテンツ、更新する意義・意欲に欠けるコンテンツの休廃止を進めていく必要があるとともに、大型プロジェクト、例えば仮オープンとなっているコーナーのグランドオープンや長編記事プロジェクトなどから当面は手を引かざるを得ません。ご期待に添えない形とはなりますが、持続可能なサイト運営のためこのような決断をさせていただきますことをご理解いただきますようお願いいたします。

無理のない範囲でサイトアップデートを進めること

サイトアップデートの計画が大幅に遅延していることにより、脳内におけるタスクの渋滞が発生しています。

また、アクセシビリティが低い現状を放置していては、せっかく更新ペースを戻しコンテンツを磨いても、アクセス数が低迷しサイトの存在意義が問われる事態になりかねません。

これを打開するとともに、皆様にとって少しでも読みやすい・使いやすいサイトを目指すべく、無理のないスケジュール・規模でアップデートを行い、サイトをブラッシュアップします。

作業規模が大きくなり過ぎると、新規コンテンツの作成に支障しモチベーション低下に繋がるため、「無理をしない」ことを強く意識します。

新しい技術を取り入れること

サイトの運営を効率化しコンテンツを強化するための新たな技術の習得・導入が非常に遅れております。大きなサイトを運営する上では、技術の利活用を進めなければならず、ハード・ソフト両面で取り組みを急ぎます。

ハード面では、運営の省力化などを果たし持続可能なサイト運営を目指すべく、効率化のためのツール・制作環境の導入を検討します。これまでPCのOSはWindowsを使用しておりましたが、これを変更することも視野に入れます。

ソフト面では、コンテンツをより有用で楽しいものにするため、旅行や鉄道の魅力をよりわかりやすく伝えるためのテクニックを磨きます。技術の習得はモチベーションの向上、ひいては更新ペースの維持にも繋がると期待しております。

作業高速化のため技術向上に取り組むこと

新しい技術の習得だけでなく、基本的な技術も引き続き向上させ、作業を高速化させ効率的な運営を目指します。

特にタッチタイピングの速度向上については記事の制作速度に直結するため、優先的に取り組みます。

強い危機感を持って交通に関する学習を進めること

「北海鉄旅」は鉄道・交通に関する意見を発信する媒体としても活動しております。しかし、それにもかかわらず交通に関する学習が全く進んでおらず、内容は素人同然のまま進歩しておりません。

知識が不足している状況で強引に記事を制作しているため、調べ物や意見の構築などに無駄に時間がかかっており、非効率な運営にも繋がっております。

状況を早急に打開するため、学習に真剣に取り組みます。

以前から根本的な知識不足を感じていたものの、感じただけでそれを学習の動機付けに結び付けることができずにいました。このままでは永遠に学習をしないまま終わってしまいかねません。知識不足に強い危機感を持ち、具体的なスケジュールを組んで学習にあたる所存です。

外部ツール活用の効率化を図ること

「北海鉄旅」はサイト外部のサービスにおいても活動を行っております。

告知・生存報告・その他旅行および鉄道に関する発信を目的として「Twitter」を、旅行動画等の公開を目的として「ニコニコ動画」を利用しているほか、試験的に「Peing」にて鉄道に関する質問を募集しました。

しかし、現状においてはこれらツールを効率的に活用できているとは言い難い状況です。

Twitterの運用の稚拙さについては先述した通りで、「意見発信に向かない」という性質、および「楽しませる」を第一義に置く今後のサイト方針を念頭に、必要以上に時間・労力をかけない運用方針へと改めます。また、生存報告・集客を目的とした毎日(または高頻度)の更新には限度があるため、曜日・時期を区切って運用を停止するなどライフスタイルに合わせた対策も検討します。

また、現在は休止状態ですが、ニコニコ動画における活動を行う場合においても必要以上の労力を割かないよう留意します。

Peingでの質問募集については、所期の成果を得られなかったことから、今後は行わないこととします。

他分野に学ぶ姿勢を持つこと

これまでの取り組みを顧みた時に、鉄道趣味界隈以外の分野の創作を参考にするようなことが少なかったと感じております。

単に旅行・鉄道という分野の中で活動するのではなく、多くの分野のコンテンツに触れ、良いものを吸収していくことがサイト再生・品質向上には不可欠であると考えます。

特に鉄道趣味は狭いコミュニティの中で完結しがちな分野です。したがって、外部に向けた発信については鉄道以外の趣味の領野における各種創作から学ぶことがきわめて重要です。

当方は趣味として動画サイトでの動画視聴を行っておりますが、そこから学べることが多数あるかと思いますので、そういったことを意識しながら動画を視聴する癖を付けます。

それ以外にもできるだけいろいろな分野にアンテナを張り、創作のノウハウや魅力発信の技術などを磨きます。

感性を磨くこと

感性が欠如していることが発信の稚拙さなどに繋がっています。先述の通り学習も重要ですが、頭でっかちでは何もできません。並行して感性を磨く努力をすることも不可欠であると考えます。

旅行という趣味を持っていながら、感性が無いのは恥ずべきことであると感じています。今後の旅行では、旅先の風土や文物をもっとしっかりと味わい、血肉に変えるべく、旅の哲学と信念を賭け充実した旅を目指します。

他にも、自らさまざまな創作に触れるなどして、感性を鍛える努力を継続して行います。日常のふとしたワンシーンにも、チャンスが眠っていると思います。

自分の感受性くらい、自分で守らなければなりません。

持続的なサイト運営について

サイトを真の意味で再建し、持続的に運営するためには、過剰な構想・計画をゼロベースで見直し、身の丈に合ったものに変革する必要があります。

そのためには、制作を予定・構想していたコンテンツを大幅に削減し、スリムな運営を目指す必要があります。事業見直しは大規模なものに及ぶことが避けられず、皆様のご期待を大きく損なうことになるかと思いますが、将来にわたって「北海鉄旅」を続けるための取り組みにご理解を賜りますようお願い申し上げます。

前提となる考え方

サイト運営に使える時間は限られています。今回の二の舞にならないため、「時間をかければそのうち解決する」と甘く考えず、少ない時間の中でサイト運営改革を断固進めなくてはなりません。

「北海鉄旅」は、改革を進めるにあたり、その目標を具体的に提示し、目標期間(例えばサイト開設10周年まで)を定める必要があります。期限を切らずに構想・計画を立てていたことが甘い見通しや自堕落さに繋がっていたと考えられるため、少ない時間で改革を実現するには期限を切ることがきわめて重要です。

改革を進めるにあたり、「魅力発信」という今後の方針に見合ったものとすることは当然として、これまで培ってきた「闘う情報サイト」としての蓄積を必要以上に破壊することのないよう留意します。

また、「魅力発信サイト」「闘う情報サイト」として目指す究極の目的を意識しつつも、具体的な計画については個人の趣味として実現可能なものにすることが肝要です。

「北海鉄旅」の構造的な問題への対応

長期更新停滞の根本原因は、何度も申し上げた通り自分自身の弱さでしかありません。したがって、自己を改めるために、とりうるありとあらゆる策を講じ、最大限の自助努力を続ける必要があります。

しかしながら、それだけで大量の未作成コンテンツを抱える「北海鉄旅」が正常化するものではありません。この「制作予定コンテンツの滞留」という北海鉄旅の構造的な問題にまで切り込んだ改革が必要となります。

「持続可能性」を担保することを絶対条件に、多数のコンテンツを引き続き維持・強化していくための取り組みが必要となります。効率化のほか、「選択と集中」のあり方などの検討に目途を付けることが必要です。

既存プロジェクトの「選択と集中」を進めること

「北海鉄旅」に投下できる時間・資金・労力には限りがあり、サイトを再建し、「魅力発信」「情報発信」に継続して取り組むためには、あれもこれもという「総花的」な取り組みはできないことから、「あるコンテンツは維持・強化するが、別のあるコンテンツは諦める」といったトレードオフはどうしても避けられません。

したがって、限られた資源をまずは「北海鉄旅」の再建に集中させ、配分できないコンテンツについては見直しを行う、つまり「選択と集中」を断行する厳しい選択が重要となります。

「北海鉄旅」ではこれまでも、自力では維持できないコンテンツの整理に取り組んできましたが、結果としてほぼ全てのコンテンツを維持し、さらに制作に時間のかかるコンテンツを増やしてしまったため、所期の成果を挙げることができていません。

一度着手したコンテンツを諦めるのは非常に不本意でありますが、「選択と集中」はそのような痛みを伴うことではありますが、この問題に真剣に取り組んでこなかったことが今回の事態の一因となったことに鑑みると、数歩踏み込んだ対応をしなければならないと痛感しています。

優先度を明確化する過程において、他サイトにない強みを持っている分野における発信強化を進める一方、先述の「魅力発信」という目的に合致しないコンテンツの整理をはじめ、サイト運営・インターネット活動全体について聖域のない検討を行います。

持続可能な新規プロジェクトによる多角化を図ること

現状のサイト構成では、特定のコンテンツへの極端な集中による精神の偏りを防ぐことができません。また、「魅力発信」という目的に見合ったコンテンツが不足しています。

これらの問題を打開すべく、新たにプロジェクトを企画立案し、既存コンテンツと並行して制作を行います。

現在のところ、はっきりとした計画があるわけではありませんが、これまで取り組んできたことを活かし、何かできないか検討を進めています。

ただし、持続可能性に十分留意する必要があります。これまで、「手を広げたがゆえに既存コンテンツともども更新が遅れた」という失敗が何度もあります。それと同じ道をたどらぬよう、既存コンテンツの整理も含めた総合的な計画のもとに実行する必要があります。

読者・視聴者の皆様にお願いしたいこと

「北海鉄旅」は個人サイトです。したがって、当然のことではありますが、その再建には何よりも管理人である自分自身が最大限の自助努力を行うことが筋です。

しかし、個人の努力には限界があると認めざるを得ません。また、「選択と集中」なくしては、どれほどの努力を重ねてもサイトを再建することができないと感じております。

「北海鉄旅」を真に持続可能なサイトとするため、大変恐縮ではございますが、サイトをご覧の読者の皆様、動画をご覧の視聴者の皆様に、いくつかお願いしたいことがございます。

まず、当面必要となるサイト再建に向けた施策について、皆様よりご助言・ご指導をいただきたく存じます。

今後の取り組みについて、自分一人だけで必要な施策を検討しチェックし、実行しその進捗状況をモニタリングすることは、非常に難しい課題であると感じております。もちろん可能な限り自分でこなさなければなりませんが、何か一つでも、どんな些細なことでも構いませんので、皆様からご助言をいただけますと、大きな助けとなります。

次に、今後の「選択と集中」の施策につき、皆様のご理解を賜りたく存じます。

今後、新たな方針に基づいて、あらゆるコンテンツについて存廃を判断することとなります。これまで続けてきたコンテンツを複数個休廃止することは避けられない状況であり、多くのアクセスをいただいているコンテンツを廃止する可能性にも言及せざるを得ません。これまで多くの応援・ご期待をいただき、サイト再建をお待ちくださった皆様に多大なご迷惑をおかけすることとなりますが、当方といたしましては本気でサイトの再建を目指す所存であり、何卒ご理解をいただきたく、お願いを申し上げます。

実施状況のセルフチェック

以上に挙げた内容およびそれを踏まえて今後策定する計画は、ただ挙げた・立てただけで終わらせてはならず、継続的にチェックを行いつつ確実に進める必要があると考えます。

まず、以上の内容を踏まえた具体的な取り組みについて可及的速やかにご報告申し上げます。

そのうえで、一定期間ごとにその達成状況を自分でチェックし、その結果を逐一ご報告申し上げます。

セルフチェックの期間はひとまず1年程度、頻度は2~3ヶ月程度を目途にすることを考えております。

「スーパーヒーローは来ません。」……これは、かつて「北海鉄旅」が(前身サイト時代に)とある人々に向けて発した言葉です。

今はまさに、この言葉をそのまま自分に向けるべき時だ、と感じております。

1年半もの間、皆様に多大なご迷惑をおかけしました。それを痛切に反省し、今回こそは「新しい『北海鉄旅』」「新しい自分」として生まれ変わらなくてはならないと決意いたしました。

同じことを二度と繰り返すことのないよう、何が何でも「北海鉄旅」を再生させるべく、死力を尽くします。

改めまして、今回このような恥ずべき事態を招いてしまいましたこと、皆様に深くお詫び申し上げます。この度は本当に申し訳ございませんでした。

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