更新停止のお詫びと今後のサイト運営について
記事公開:令和6年(2024年)8月19日
平素より「北海鉄旅」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
現在当サイトでは、発信者としての行き詰まりを感じていることから、いったん記事の作成作業を凍結し、運営方針・体制の抜本的な見直しを進めております。
このため、令和5年(2023年)秋以降、サイトの更新がほぼ完全に停止している状態となっております。更新を楽しみにお待ちいただいている皆様に多大なご迷惑・ご心配をおかけしていることを、心よりお詫び申し上げます。
以下、サイト運営の抜本見直しに至った経緯、更新再開に向けた流れ、および今後のサイト運営に関して現時点でお話しできることについて、ご説明させていただきます。
出来る限り早期の更新再開を目指し、全力を挙げて取り組みを進めてまいります。
(※令和6年(2024年)8月23日 修正:一部表現を修正しました。)
方針見直しの経緯
「北海鉄旅」では、これまで北海道の旅行・鉄道に関する記事などのコンテンツを作成してまいりましたが、現状の運営方針に行き詰まりを感じ、危機感を抱くようになりました。
理由の第一は、これまでのサイト運営の成果に大きな不満がある点です。
現在公開しているコンテンツの主軸である「鉄道(主に北海道内の特急列車)の情報」および「鉄道に関する意見・考察」の二つについて、ご利用状況を分析したところ、想定していたような利用がされていないため成果がほとんど得られておらず、たんに情報の質・量を改善しても打開は見込めない、との分析結果となりました。
理由の第二は、管理人自身が経験した変容です。
ここ数年の間に社会情勢は大きく変化し、管理人自身においても知識の深化、新たなジャンルの知見の獲得、旅のスタイルの大幅な変化など、多くの変容を経験しました。そのため、サイトで採り上げているテーマについて、以前とは大きく違う見方をするようになっております。
そうした点を踏まえ、今後の運営について考えた結果、「有意義な運営を行うためには、サイト運営のテーマや目標を根本的に切り替えなければならない」との仮説に至りました。
それは、「北海鉄旅とは何か」という最も基本的な部分の見直しを伴う、大規模な検討作業を要します。
ただいま、「北海道の旅・交通についての発信主体として」「2020年代に生きる個人サイトとして」、今持っている知識や経験を活かして何をすべきか、全力を挙げて検討を進めています。
上記の再検討を行う以前の令和4年(2022年)後半~令和5年(2023年)前半にかけても、アクセス数改善や持続可能なサイト運営を目指し、記事制作方針をやや見直しました。
しかし、その時点では知見が十分でなく、現状認識も欠けていたため、何を目標とすべきか十分な検討ができませんでした。
方針が未成形のまま運営を継続したため、記事制作作業時に著しい混乱が生じているうえ、新規記事も所期の成果を挙げることができていません。
今回の方針見直しは、そのような付け焼き刃の見直しに終わらせることなく、有意義なサイト運営を行うための抜本的な見直しとしなければならず、そのため時間をかけて検討を行っております。
令和2年(2020年)以降、再三にわたり長期の更新停止に陥っている中、さらに皆様をお待たせしてしまう形となっております。重ね重ね、ご迷惑・ご心配をおかけし、申し訳ございません。
活動再開に向けた流れについて、現時点で決定していること
今後について、できるだけ早期の記事制作再開を目指しますが、方針策定には相当の時間を要する見込みとなっており、記事制作再開の時期は明確には見通せない状況です。
また、新方針での活動に、現在のサイト構成が噛み合わないと予想されることから、全面的なサイトリニューアルを実施する方向で検討しております。
現時点では具体的なスケジュールをご案内することができませんが、以下のような流れを予定しております。
- 大まかな方針の策定……
サイトの大まかな方針が決まっていない段階では何もできないため、まずは方針策定に全力を注ぎます。
「誰に」「何を」「どういう方法で」発信するのか、大まかに方針を定めます。
(本お知らせ掲載時点では、まだこの段階です。) - 暫定体制で活動を再開……
大まかな方針が決まり次第、記事制作などの活動を再開します。
実際に試さなければわからないことも多いため、いきなりの本リニューアルではなく、ひとまず暫定体制での更新再開という手順を踏みます。
(この段階に到達するまで、本お知らせ掲載時点からさらに1ヶ月~数ヶ月程度を要する見込みです。)
暫定運営での過程・成果をフィードバックし、詳細な方針を固めていきます。 - 全面リニューアルの計画策定……
詳細な方針が決まったら、リニューアルの計画立案に着手します。
何が必要か、何が不要かを明確にしてから、サイトの構成を考え、技術面の問題を洗い出します。 - 全面リニューアルの実施……
コンテンツの改廃を伴うリニューアルを実施し、新方針に基づく活動を本格開始します。
以降も、方針にぶれ・改善点が無いか随時確認し、運営に活かします。
今後の活動方針について、現時点でお伝えできること
コンテンツ制作方針について、現時点で決定していること
「旅」に関するコンテンツの更新を以前よりも積極的に行う方針です。
ただし、現在仮オープンとしている「北の大地のHEATな旅路」「北海道鉄道旅の手引き」両コーナーは今後廃止し、別の枠組みを構築します。
また、近年において管理人の旅のスタイルが大きく変容したため、これまでとは異なるコンテンツとなるかと思います。
文章だけで旅の楽しみを表現することには限度があるため、これまでのような文章主体のコンテンツにはこだわらずに企画立案を行います。
現在公開中のコンテンツについて
現在公開しているコンテンツの主軸は、先述の通り「鉄道(主に北海道内の特急列車)の情報」および「鉄道に関する意見・考察」の二つです。
今後サイトの目標そのものを変更するにあたり、これまでの主軸コンテンツについて、全面リニューアル時、またはそれ以前でも必要に応じ、「全面改稿」「記事削除・コーナー廃止」「シリーズ記事の単独化・単独記事のシリーズ組み込み」などの改廃を予告なく実施する場合があります。
現時点では、次のような方針を検討しております。
まず「鉄道(主に北海道内の特急列車)の情報」関連のコンテンツについてご説明します。
情報関連のコンテンツでは、北海道の鉄道についてなるべく正確な情報を掲載し、皆様の楽しい旅にお役立ていただくことを目指しておりました。
しかし、新たな方針においては「情報の発信」は重視しません。
今後の「北海鉄旅」においても、発信する内容の正確性には十分留意しますが、「(正しい)情報の集積」を目指すのではなく、別のアプローチで北海道の旅・鉄を深めていきたいと考えております。
したがって、情報関連のコンテンツは、全面リニューアルまでにすべて廃止する方向で検討しております。
(ただし、一部内容を別コンテンツに流用し再公開する場合があります。)
続いて「鉄道に関する意見・考察」関連のコンテンツについてご説明します。
これまでは情報関連のコンテンツと同様、かつ「正確性・正しさ」を重視した方針を採っていました。これは、北海道の鉄道に関する議論が紛糾する中、各所に見られる非専門的な記事・意見と「闘う」ことで、問題の突破口を探すお手伝いができないか模索してきたためです。
しかし、新たな方針においては「闘う」ことを目的に掲げることはありません。
意見・考察記事の制作それ自体は有意義だと感じているため、今後も継続する方向で検討しておりますが、今後はよりクリエイティブな目的に切り替えてまいります。
現在公開中の記事は原則として公開を継続する方針ですが、「闘う」ためだけに制作した記事も多く、大幅な改稿を加えるか、記事全体を削除する方向で検討しております。
それ以外にも、現在公開中のあらゆるコンテンツについて、新体制における存続可能性を吟味し、方針に合わないなどの事由により存続できないと判断すれば削除します。
なお、旅行記については原則として新体制に引き継ぎます。(内容が薄いものを除きます。)
「鉄道」に関するコンテンツの今後の制作方針について
「北海鉄旅」は前身サイト時代も含め、これまで「鉄道系の個人サイト」として運営を行ってまいりました。
「北海鉄旅」開設後も、「旅」に関するコンテンツの制作を予定してはいたものの、迅速なコンテンツ制作を図るべく得意分野である鉄道関連のコーナー拡充を優先していました。
しかし、現在管理人は「鉄」に焦点を絞ったコンテンツ制作に明確な限界を感じております。
「鉄」というごく狭い閉じた世界の中で発信していたことは、先述した通り良い成果には結びついていません。
また、リニューアル後の「北海鉄旅」で伝えたいと思っていることも、「鉄」というジャンルの外に飛び出さない限り、伝えきれないと考えました。
加えて、管理人は近年「鉄」から「公共交通全体」、ひいては「モビリティ」へと関心が広がっています。
そのため、鉄道以外の交通、および隣接分野についても、気になる話題があれば積極的に採り上げてみたいと考えています。
以上を踏まえた(現在検討中の)今後の方針について、旅行関連のコンテンツでは鉄道に関する記述のウェイトを減らし、訪問先で見聞きしたものや、見出した楽しみといった部分を重視したい考えです。
意見・考察関連のコンテンツについても、鉄道「だけ」の今後を考えるのではなく、モビリティ全体に視野を広げ、これまでと違うテイストの考察記事を制作したいと考えております。
これまで当サイトをご愛顧いただいている鉄道ファンの皆様におかれましては、今後は皆様のご期待に沿えない可能性が高いと言わざるを得ません。何卒ご了承願います。