当サイト管理人が現状では自力で維持できないページ・コンテンツについて
記事公開:平成30年12月1日
当サイトの管理人・ゲニウス(北)は、平成26年8月29日にサイトの前身である「ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか」を開設して以来、個人サイトという形式で北海道の旅行・鉄道関連のコンテンツおよびゲーム「A列車で行こう3D」関連のコンテンツを公開してきました。
しかし、個人の趣味として公開しているという制約などにより、現状のままでは全てのコンテンツを維持できない状況となっております。来年にはサイト開設5周年を迎えますが、これを契機として維持困難なコンテンツを徹底的に整理することと致しました。
以下、大まかな方針についてご報告申し上げます。
Webサイトの現状
ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか
前身サイト「ゲニウス(北)のA列車と乗り鉄でいいじゃないか」から、管理人の旅行記および鉄道関連の意見記事等を分離させ、コンテンツを強化した上で北海道の旅行・鉄道に関する情報サイトとして設立したサイトです。現在のゲニウス(北)のインターネット活動の主軸となっており、頻繁な更新を行いアクセスも増加傾向にあります。
現在の主力は「北の特急(+α)図鑑」であり、北海道の特急列車の一部に関する詳細なデータを掲載し、多くのアクセスを得ています。将来オープン予定の「札幌アーバン鉄道大全」でも、同様に詳細なデータを掲載し、アクセス数はさらに増加する見通しです。
また、北海道の臨時列車情報も随時更新しており、時期による流動は大きいものの多くのアクセスを獲得しています。
今後もコンテンツを量・質の両面で強化する予定であり、「主力」の位置づけは揺るがない見通しです。一方で制作時間・体力・気力の制約などから予定よりも更新・改良が遅れており、改善が急がれます。
ゲニウス(北)のA列車で行けばいいじゃないか3D
前身サイトのゲーム関連コーナーを独立したWebサイトとしたものです。ゲーム攻略コーナーは一定の需要があり、漸減傾向にあるものの安定したアクセスを得ています。
上述の「北海鉄旅」の更新を優先しているため、サイト再編から1年4か月にわたって更新を停止しており、今年1月に更新再開を宣言するも未だ今年の更新はその1回のみとなっております。
前身サイトの頃より、ゲームを題材とした長編プロジェクトを計画していますが、制作時間が確保できないなどの事情により制作を凍結しており、制作着手のめどは立っていません。
管理人およびサイトが置かれた現状
サイト運営のための資源の限界
2つのサイトは「個人が」「非営利で」運営するサイトであるため、必然的にサイト運営に投入することができる資源は限られます。
- 時間資源……余暇を活用した活動であるため、当然ながら記事制作・工事などに充てることのできる時間は厳しく制限されます。
- 金銭資源……企業のように大きな資金を投入できないうえ、非営利活動であるためサイトからの収入はありません。よって、多額の資金を必要とする設備投資などが不可能であり、効率化の手段は限られます。
「北海鉄旅」の記事の質の向上
「北海鉄旅」では「北の特急(+α)図鑑」での歴史記事や「素人流・鉄道観察」の意見記事のように、サイト再編前では考えられないほどに記事の質を向上させています。しかし、非科学的な「マニア論」を脱し、皆様に自分の意見をしっかり伝えられるような記事を制作するには、この程度の質では完全に不足しており、さらなるクオリティの向上が不可欠となっております。
また、新コーナー「札幌アーバン鉄道大全」は先行研究の少ない分野への挑戦であり、また内容も鉄道系3コーナーで最も濃いものとする予定であるため、他コーナーよりもさらに深い知識と正確な分析が必須となります。
また、将来主力コーナーに育てていく予定の旅行関連コーナーでも、旅行・観光の素晴らしさ、北海道の素晴らしさをしっかり伝えていくには、しっかりとした記事を制作する必要があり、こちらも質の向上のための努力が欠かせません。
記事の質を向上させるため、当然ながら記事1つ1つにかける時間は前身サイト時代よりはるかに長くなっております。また、今後も制作時間の増加が予想されます。(前身サイト開設当初は記事の制作にそれほどの時間をかけず、思いつくままに記事を制作していましたが、現在では当時の自分を呪いたい思いです。)
サイト再編計画当初における記事制作時間増大の見込みが甘く、今現在実際にかかっている制作時間に乖離があり、計画通りに記事制作が進まない一つの原因となっています。
他サイトとの競争の激化
「北の特急(+α)図鑑」では北海道の特急列車のデータを掲載し、非鉄の方を含めた鉄道利用者の方々に列車の情報をお伝えしています。ですが、同様に特急列車のデータを掲載しているサイトは他にも複数存在し、そのうちいくつかは商業サイトであり、掲載している画像の質やドメインパワーなどが個人サイトとは大きく異なります。「北の特急(+α)図鑑」はそれらのサイトとの激しい競争にさらされております。
また、新コーナー「札幌アーバン鉄道大全」でも、快速エアポートの情報を掲載するため、同様に商業サイトを含む他サイトとの激しい競争を勝ち抜く必要が生じます。
アクセス数を確保するのはもちろんのこと、古い情報を掲載しながらもドメインパワーによって検索上位を維持しているような商業サイトよりも上の検索順位を確保することで、正しい情報を皆様にお届けするためにも、競争に勝つことは極めて重要です。
競争に勝利し安定したアクセス数を得、有益な情報をお届けするためには、継続してコーナー強化の取り組みを行うことが重要で、限られた資源を常に一定程度「北の特急(+α)図鑑」「札幌アーバン鉄道大全」に振り向ける必要があります。
各ページの情報更新・管理の負担増
現状の当サイトは、記事の「制作」だけでなく、「維持」にも多大な時間・労力を費やしています。
前身サイト開設当初は、サイトの主力コンテンツは「『A列車で行こう3D』関連記事」と「旅行記」でした。「A列車」の記事は、ゲームの内容が(アップデートがない限り)変わらないことから、記事の内容を書き換える必要が少ないコンテンツです。また「旅行記」も旅行当時の情報を掲載しているため、情報を最新のものに更新する必要がありません。
他方、現在の主力は「北海道の都市間列車のデータ」と「最新の臨時列車情報」であり、いずれも情報を最新のものに保つため、更新の必要が発生します。また、記事の性質上誤った情報がないかの点検も必要です。「札幌アーバン鉄道大全」で公開予定のデータも、同様の性質を持ちます。
さらに、「素人流・鉄道観察」では現在「早さ×正確性×分析力」を向上させるための取り組みを進めており、新規記事だけでなくサイト再編以前の記事を含む既存記事において、記事の内容の濃密さおよび正確性を高めるため更新作業が多数発生しています。鉄道や交通に対する考え方が日々変わっていることもあり、記事の大規模な改稿が頻繁に発生しています。
サイト再編前、および再編直後とは大きく異なり、現在はサイトの記事の維持にかけるコストは大きく増大しています。
記事の維持のための資源投入は、当然ながら主力コーナーが最優先となり、資源が極めて限られている現状では、優先度の低いページ・コンテンツにつきましては、記事の情報の陳腐化・間違いが発覚してもすぐには更新に着手できない状況となっています。
ゲーム「A列車で行こう3D」のプレイ・記事制作にかける意欲の低下
先述の通り、管理人は現在「北海鉄旅」の更新を優先しており、「A列車で行こう3D」に関するコンテンツの制作にかけられる時間・体力・気力を確保できない状況です。言葉を変えれば、「A列車」関連記事を制作する意欲がない状態が続いております。
そればかりか、ゲームのプレイすらほとんど行っておらず、A列車サイトを運営可能な状態とは到底言えない状況です。
また、計画していた長編プロジェクトで表現したかったことの大半を、「北海鉄旅」の「札幌アーバン鉄道大全」「素人流・鉄道観察」で表現できてしまっているため、なおのこと制作意欲が湧かなくなっております。
今後A列車サイトがインターネット活動のメインに返り咲く可能性は皆無であり、「北海鉄旅」の強化に追われる現状ではA列車サイトを維持・強化することは不可能に近いと言わざるを得ません。
サイト改良の作業効率向上の要請
「北海鉄旅」ではサイト改良をこれまで数度にわたって行っており、その度にサイト内全ページに対して工事を行っています。今後も必要に応じて改良を行う予定で、当然ながらその際にも全ページを更新します。また、改良以外でも新コーナーオープンに伴う全ページへのリンク設置などで、全ページを更新する場合があります。
サイト改良等の効率を向上させて時間を短縮させ、より多くの時間を記事制作に充てるため、なるべくサイトのページ数を少なくすることが課題となっております。主力コンテンツのページ数を減らすことは現実的ではなく、それ以外のコンテンツを廃止・縮小することでページ数削減を図る必要があります。
現状で維持困難なページ・コンテンツ
以上の現状を踏まえ、サイトを持続的に運営しつつ質を向上させていくための方策を検討した結果、現在Web上に公開しているページ・コンテンツについて、その全てを現状のまま維持することは困難であるとの結論に至りました。
そのため、以下に示すように一部のページ・コンテンツを「当サイト管理人が現状では自力で維持できないページ・コンテンツ」と位置付け、徹底的なコストダウンなどの方針を打ち出すこととします。
ただし、これはサイト規模の縮小を目指すものではなく、限られた資源を現状で自力維持可能なページ・コンテンツの制作・維持に最大限振り向けることで、サイトの量・質を現状よりも改善する、すなわち「選択と集中」を行うことを意味するものであります。
当サイト管理人が現状では自力で維持できないページ・コンテンツ
以下に示すページ・コンテンツは、サイトの主力を成しておらず、将来的にも主力の一翼となる可能性がないまたは低いものです。
資源が限られる中、意義・有用性が低い、または制作意欲の低いコンテンツを現状のまま維持することは困難で、廃止・縮小の必要性が生じています。
それらのコンテンツを2つのグループに分け、その現状に合わせた今後の方針を策定しました。
位置づけが極めて低く、維持することが不可能なページ・コンテンツ
以下のコンテンツは現状でのWeb活動における位置づけが極めて低く、一方で維持管理する場合には(主力コーナーよりは遥かに少ないにせよ)資源を絶えず投入する必要があるため、Web活動における大きな重石となっています。
したがって、これらのコンテンツは新規記事の制作・既存記事の維持をすることなく、コンテンツを廃止する、もしくは更新を完全に停止することにより、運営から切り離すことが適切と考えます。
皆様のご期待に添えず誠に申し訳ありませんが、ご理解のほどお願い申し上げます。
- 「北海鉄旅」、「独り言」コーナー
- 「北海鉄旅」において旅行・鉄道以外の話題を扱う、ブログのような立ち位置のコーナーです。多忙により更新が途絶えそうな場合の生存報告の意味合いも持たせています。しかし、現状では主力コーナーの更新を継続的に行えているため生存報告の役割を持てていません。また、サイトの本筋から外れる話題を掲載するという性質上、主力コーナーにおける記事の制作に追われる現状では新規記事の制作がきわめて困難です。また、かつて制作した年末記事をはじめ、社会に関する知識が足りないまま制作した記事が多く、修正・改稿のためのスケジューリングに苦慮しています。
- A列車サイト全コーナー
- A列車サイトは先述の通りほとんど更新できていない状況で、今後も新規記事の制作に本格的に着手できる見通しが立っていません。一度は更新再開を宣言したものの、その際の想定以上に「北海鉄旅」の更新に忙殺され、再び事実上の更新停止状態に陥っています。また、「北海鉄旅」で実施したレスポンシブデザイン化などのサイト改良に着手できておらず、改良のためのスケジューリングに苦慮しています。
位置づけは比較的高いものの、持続可能なサイト運営のための施策へのご理解・ご協力をお願いしたいページ・コンテンツ
以下の「北海鉄旅」のコンテンツはサイトにおける中位または下位の位置づけですが、意義または制作意欲が一定程度存在し、今後も維持・強化を可能な限り行っていきたいコンテンツです。しかし、主力コーナーよりは優先順位が低く、「選択と集中」を進めるうえでの重石となっています。
そのため、次のような取り組みを行い、ページ・コンテンツを持続的に管理するための仕組みづくりを検討します。
つきましては、そうした種々の取り組みにつき、皆様のご理解を賜るとともに、持続可能なサイトづくりのために、助言および記事制作・改良のための情報提供などのご協力をお願いしたいと考えております。
- 意義・優先順位の低いページの聖域なき削減をはじめとしたコンテンツのスリム化
- 主力コーナーとのシナジー強化による位置づけの向上、および主力コーナーの維持コストの低減
- 外部ツールを活用した試み
これらの取り組みを行った上で、その後のサイト運営においてそれらのページ・コンテンツの意義・存続可能性を定期的に徹底検証します。
- 「乗り鉄な旅行記」コーナーの「大旅行」以外の記事
- サイトの主力を成す「大旅行」以外にも、多数の旅行記を掲載し、自分自身の備忘録として活用するだけでなく、旅行記を通して旅行や鉄道に関する様々な話題提起を行っています。しかし、性質上文章・画像の量が多く、サイト改良に時間がかかる一因となっており、対応に苦慮しています。また、内容が薄い旅行記もあり、存続可能性に疑問があります。
- 「北の特急(+α)図鑑」の歴史記事
- 都市間列車ごとの歴史をまとめ、その列車に興味を持っていただき、理解を深めていただくことを目的に掲載しています。現状では「スーパー北斗」「北斗」および快速エアポート(「札幌アーバン鉄道」への移設を計画しています)の歴史のみを公開していますが、将来的にすべての列車の記事を制作するとなるとかなりの時間を要し、そのためのスケジューリングに苦慮しています。また、零細路線については資料収集の難度・必要資金が増大するため、同じく資料収集に苦慮している「札幌アーバン鉄道大全」の記事制作に支障するおそれがあります。
- 「素人流・鉄道観察」の、ニュースライナーおよび意見記事を除く記事
- 「素人流・鉄道観察」では、ご好評をいただいている「北!鉄!ニュースライナー」および意見記事以外にも、鉄道関連の話題を様々に取り上げています。しかし、サイト再編以前から継続して掲載しているものも多く、鉄道知識がないまま制作したものも散見され、それらの修正のためのスケジューリングに苦慮しています。また一部記事は「過去の事象を扱っており、現在では存在意義を失っている」「『札幌アーバン鉄道大全』で代替できる」「内容が薄い」のいずれかに該当するため、大規模なサイト改良の際に削除することが合理的と考えられます。
当サイト管理人が自力で維持可能なコンテンツ
以下の「北海鉄旅」のコンテンツは「主力コンテンツ」と位置付けており、(制作時間こそ思うように確保できていないものの)制作意欲に満ち溢れています。また、皆様に満足していただけるサイトづくり、および他サイト様との競争などの観点から、積極的にコンテンツの強化を図りたいと考えています。
ただし、持続可能なサイトづくりのため、無理の無い範囲でコストの削減を行います。
- 「北の大地のHEATな旅路」(未オープン)
- 「北海道鉄道旅の手引き」(仮オープン)
- 「乗り鉄な旅行記」の「大旅行」:将来的には上2コーナーとのシナジーが期待されます。なお、今後「大旅行」以外の一部旅行記が「大旅行」と同様の位置づけとなる場合があります。
- 「北の特急(+α)図鑑」の歴史記事以外の記事
- 「札幌アーバン鉄道大全」(未オープン)
- 「素人流・鉄道観察」の、ニュースライナーおよび意見記事:ご好評をいただいており、上2コーナーとのシナジーも高い記事です。
「維持可能性」の検討対象外となるコーナー
「北海鉄旅」における「当サイトについて」「メッセージフォーム」「リンク」の3コーナーは、サイトの骨組みにあたるコーナーであり、そもそも「維持可能性」について検討しておりません。
ただし、持続可能なサイトづくりのため、必要に応じてコストの削減を行います。
具体的な取り組みのスケジュールについて
持続可能なサイト運営を一刻も早く実現するため、まず第一段階と致しまして、本日この時より維持困難なコンテンツの整理あるいは維持のための取り組みについて具体的な検討を早速行います。なお、一部の取り組みについては決定しております(内容は明日12月2日(日)12月3日(月)・4日(火)にお知らせいたします)。
第二段階として、次回の「北海鉄旅」の大型アップデート(来春の実施を検討中です)において、聖域なきページ削減を軸とした大幅なコストダウンのための取り組みを行う予定です。
また第三段階として、サイト開設5周年を迎える来年のうちに、その後5ヶ年の具体的な取り組み内容(主力コーナーの強化に関する内容も含みます)をまとめたロードマップを発表し、それに基づいて種々の取り組みを実施してまいります。
この過程でページの改廃などにより皆様に多大なご迷惑をおかけすることとなりますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
平成28年に実施したサイト再編において、甘い見通しに基づき無尽蔵にサイトの拡大を図ったために、サイト運営に多大な障害が発生しています。皆様に多大なご迷惑をおかけしていることにつきまして、深くお詫び申し上げます。
当サイトではこれまでも持続可能なサイトづくりのための取り組みを実施してきましたが、現在の危機的状況を受け、「維持不可能なページの徹底的削除」など、より踏み込んだ取り組みを実施したいと考え、その第一歩として今回本記事を公開する運びとなりました。
今回ご報告させていただきました方針に基づく今後の取り組みをはじめ、「ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか」を持続可能かつ皆様に楽しくご覧いただけるサイトに変えていくための施策を展開していきます。今後もご贔屓のほどお願い申し上げます。
※追記(平成30.12.4)……一部の取り組みの内容について、12月2日にお知らせすると申し上げましたが、体調不良などによりお知らせが3・4日に順延となりましたことをお詫び申し上げます。