「ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか」

……北海道の旅行・鉄道の魅力をアグレッシブに発信する"闘う情報サイト"です。

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「北海鉄旅」姉妹サイト「ゲニウス(北)のA列車で行けばいいじゃないか3D」の閉鎖について

当サイトの姉妹サイトとしてゲーム「A列車で行こう3D」関連のコンテンツを公開しているWebサイト「ゲニウス(北)のA列車で行けばいいじゃないか3D」について、近日閉鎖することを決定いたしましたので、ご報告申し上げます。

皆様のご期待に添えず、また多大なご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。

サイト閉鎖予定日時

令和3年(2021年)8月28日 午後11時

A列車サイトの概要について

当サイト「北海鉄旅いいじゃないか」の前身サイトである「ゲニウス(北)のA列車と乗り鉄でいいじゃないか」では、現在当サイトで公開している旅行記のほか、ゲーム「A列車で行こう3D」に関するコンテンツを公開しておりました。

平成28年(2016年)8月29日のサイト再編に伴い、サイトを次のように2つに分割しました。

  • 当サイト:旅行記コーナーおよび鉄道関連の記事を継承した上で新コンテンツを追加した、北海道の旅行・鉄道の魅力をアグレッシブに発信する「闘う情報サイト」。
  • 「ゲニウス(北)のA列車で行けばいいじゃないか3D」:「A列車で行こう」関連コーナーを継承したWebサイト。

しかし、サイト再編以降は当サイトの更新を優先したため、A列車サイトは更新停止状態となり、再編以降ほとんど手が付いていない状況となっております。

その間、「A列車で行こう3D」のゲームプレイへの意欲すらも徐々に薄れ、更新どころかコンテンツの構想・制作すらままならなくなりました。

平成30年(2018年)12月1日に、当サイトの運営体制を強化するためにコンテンツの選択と集中を進める運びとなり、「当サイト管理人が現状では自力で維持できないページ・コンテンツ」について検討を行いました。A列車サイトについては以上のような状況を鑑み、全コンテンツを「位置づけが極めて低く、維持することが不可能なページ・コンテンツ」に指定し、更新を将来的に停止する決断をいたしました。

(なお、当時の検討内容については「当サイト管理人が現状では自力で維持できないページ・コンテンツについて」をご覧ください。)

この段階では、更新停止の前に数回程度の更新を行う予定でおりましたが、想像以上に当サイトの更新およびリアル事情に忙殺されたこと、ゲームプレイにかける意欲が完全に消失してしまったことにより、現在に至るまで更新を全く行うことができておりません。

A列車サイト閉鎖を決断するに至った経緯について

「北海鉄旅」の長期更新停滞からのサイト再生に向けた「選択と集中」

令和元年(2019年)12月13日から本年(令和3年=2021年)5月にかけ、当サイトが長期の更新停滞に陥りました。

現在、何としてもサイトを再建し、旅行・鉄道の魅力発信サイトとして成長させるべく、取り組みを行っております。

更新停滞に至った原因の一つとなったのが、「北海鉄旅」という大型サイトを運営しながら姉妹サイトを維持する点をはじめとした野放図なサイト運営による自縄自縛でした。

サイトを再建させ、かつ真に持続可能なサイト運営を目指すには、先述したコンテンツの選択と集中について、従前よりも踏み込んで取り組むことが必要であると判断いたしました。

以前検討した通り、「北海鉄旅」のコンテンツを優先的に制作している現状において、A列車関連コンテンツはきわめて位置付けが低い状態です。したがって、「北海鉄旅」の再建に全力を注いでおり、それ以外のプロジェクトへの労力などの配分が困難な現状にあっては、もはやA列車関連コンテンツの制作は完全に不可能と言わざるを得ません。

ゲームプレイ意欲の消失

現状、「A列車で行こう3D」をプレイする意欲がほぼ全くなくなっており、コンテンツの制作が困難な状況となっております。

以前ご報告いたしました通り、A列車サイトの更新完全停止を予告した時点で、ゲームプレイをほとんどできていない状態となっておりました。

令和2年(2020年)の「北海鉄旅」更新停滞中に、代替としてA列車サイトを更新再開することを企図して少しプレイしましたが、結局意欲は戻りませんでした。ゲームの最終セーブ日時は令和2年(2020年)5月5日となっており、それ以降1年以上にわたってゲームの起動すらほぼしていない状態です。

さらに、最近は「A列車」どころか、ゲームそのものをほぼ全くプレイしておらず、もはやゲーム関連のコンテンツを運営できる状況にはありません。最後にゲームをプレイしたのは本年(令和3年=2021年)早春で、それ以降は一切ゲームを起動しておりません。

「A列車で行こう3D」の旧作化

令和3年(2021年)3月12日にニンテンドースイッチ向けゲーム「A列車で行こう はじまる観光計画」が発売されました。

「A列車で行こう3D」は、前身サイト開設当初こそ新作でしたが、それから約7年を経て、今や"旧作"となりました。

そのため、旧作の情報やコンテンツを今更になって更新することの意義が問われる状況となっております。

結論

これらの状況を鑑み、「『北海鉄旅』の再建に全力を注いでおり全く余力のない管理人が」「しかもゲームをプレイすらしていない管理人が」「現状で位置付けの低いコンテンツに関するサイトを」「それも旧作のゲームに関するサイトを」運営することは完全に不可能であるとの結論に至りました。

また、攻略などの情報が公開に堪えないほど稚拙であり、そのうえ今更手直ししても時宜に適わないことから、「更新完全停止」扱いとして放置することさえ不可能と判断いたしました。

以上から、A列車サイトについては閉鎖する以外に方策がないと考えました。

A列車サイト更新に向けた取り組みとその頓挫について

A列車サイトの更新完全停止を予告して以降も、先述の通り数回程度の更新を行う計画でおり、皆様のご期待に応えるためにも更新に漕ぎ着けることを目標とし、何かできないか検討を行っておりました。

更新完全停止予告時点で、既にゲーム発売から5年近くが経過しており、もはや基本的な攻略情報を掲載しても全く意味がない状態でした。そこで他サイト様との差別化のため、通常と異なるゲームプレイの手法を模索し、その攻略法とプレイレポを掲載することを企図しました。

具体的には、「特急列車を主体に据えたプレイ」です。

「A列車で行こう3D」においては、街の発展を急ぐため、発展に直結する駅利用者数を早く稼ぐために、乗客定員数の多い通勤型車両を主体に据えた列車ダイヤを組むプレイングが定石となります。しかし、あえて特急列車を主体とすることで、通常のプレイングにはない楽しみやメリットを見出すことができないかと考え、企画を行いました。

しかし、所期の成果を挙げることはできず、プレイスタイルとして確立することはできませんでした。

収益性の低さ

特急型の最大の弱点は、乗客定員数が少ないため、乗客需要が多い場合は運輸収入が通勤型に比べ大きく劣る点です。

この弱点がゲームプレイ後半に足を引っ張り、クリア条件の達成の重石となりました。

開発・導入費用の大きさ

特急型のメリットは、損益分岐点が低く、少ない乗客数でも収益を確保しやすいため、序盤に大きな収入を得られる点です。

しかし、車両の開発・導入費用が非常に高く、利点が相殺されました。

都市発展の阻害

特急型は乗客定員数が少ないため、特急型主体プレイでは駅利用者数が稼げず、市街が発展しづらくなります。

また、ゲームプレイ後半の収益が少ないため新規鉄道路線の敷設ができず、都市の産業比率における住宅・商業・娯楽の比率が上がってしまい都市発展を阻害します。

公共交通機関利用率の仕様との相性の悪さ

特急型の損益分岐点の低さというメリットは、公共交通機関利用率が低く乗客数が稼ぎづらい状況において最も発揮されます。

しかし、特急を走らせるために線路を敷くことで公共交通機関利用率が大きく上がり、通勤型車両でも十分に収益を確保できるようになるため、特急型は導入した時点で存在意義を失います。

このように、特急型主体のプレイングには何らのメリット・楽しみも見出すことができず、お蔵入りと相成りました。

それ以外には、他サイト様と差別化でき、かつ作成に多くの時間・労力を要しないコンテンツのアイデアは無く、更新計画は頓挫しました。

攻略情報の最低限の手直しだけを行い、その後更新を停止するという形で"お茶を濁す"ことも考えましたが、先述した通り今更ふつうの攻略情報に手を加える意味はありません。

「北海鉄旅」のサイト再建にすべての資源を振り向ける必要がある現在、これ以上A列車サイトに関する企画検討を行うことは不可能と判断し、予定していた更新をすべて放棄し、サイトを閉鎖することが妥当と判断いたしました。

ゲームプレイ意欲低下の要因について

ゲームをほとんどプレイしなくなってしまった要因について詳説いたします。

「北海鉄旅」への傾注も要因ではありますが、最大の要因は「ゲームの世界と現実との乖離による苦痛」です。


マップ「黒いダイヤの復活」をプレイ中のことでした。

北海道空知地方をモチーフとしたマップということで、北海道大好きな当方は意気込んでプレイした次第でありますが、開発の結果「現実世界の岩見沢や美唄に当たる場所に高層ビルが立ち並ぶ光景」が眼前に広がりました。

現実における空知地方は、かつての炭鉱(ヤマ)の面影が薄れ農業地帯へと変貌しており、人口は漸減傾向にあり高層建築物もありません。それとは真逆の世界が、しかもゲーム内時間が「リーマンショック」「鳩山不況」に我が国が喘いでいた平成20~22年頃であるにもかかわらず、ゲームの中で展開されたのです。

「ゲームはゲーム」と割り切ってしまえば済む話ではありますが、「A列車で行こう3D」の世界は非常にリアルで、時代の概念が丁寧に再現されている上に、時間軸や経理関連部分が現実に大きく近づいており、感情移入せずにプレイすることが自分にとっては困難でした。

また、「北海鉄旅」において人口減少時代に立脚した鉄道・交通のあり方について考察を行っているため、「現代なのに日本の人口が増え続けている世界観」を意識が拒否してしまったのです。

換言すると、「ゲームのバランス・グラフィック・設計などが洗練されているがゆえに、かえって現実とゲームの乖離に堪えられなくなった」ということです。


語弊のある表現であるため強調すると、「ゲームに不満がある」わけではありません。ニンテンドー3DSのゲームとしては十分すぎるほどのグラフィックと、快適にプレイできるゲームバランス、ダイヤの組みやすさなど、完成度の高いゲームであると考えております。

あくまで、「現在の自分がゲームをプレイするモチベーションを持てない」というだけであり、ゲームの評価を貶めたり、ファンを否定したりする意図ではないことに留意ください。

むしろ、「A列車」が存在したからこそ、当方がインターネットに発信する側として参入するきっかけができ、創作をする意欲を持つことができたと考えております。自分を今この場に居させてくれている「A列車」の存在に、大いに感謝しております。

前身サイトから通算しておよそ7年にわたり、「A列車で行こう3D」関連コンテンツをご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました。

一度は更新再開を宣言し、更新完全停止後も数回の更新を予告しておきながら、それらを反故にしたうえにサイト閉鎖という結末となり、皆様のご期待を裏切る形となりますこと、改めて深くお詫び申し上げます。

A列車サイト閉鎖により「選択と集中」を進めることで、「北海鉄旅」の再生とブラッシュアップに向け全力で邁進いたします。今後とも「北海鉄旅」へのご愛顧・ご支援を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

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