旅行記 一日中711系だけの旅(後) - ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか
「ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか」

……ゲニウス(北)がお送りする、北海道を中心とした旅行・鉄道情報サイトです。

  1. トップページ >
  2. 乗り鉄な旅行記 >
  3. 一日中711系だけの旅

一日中711系だけの旅(平成26年8月17日)

旅の記録・後半

告げられた別れ

滝川では、キヨスクで「モンモオ」を買おうかと思いましたが、バラ売りがなかったのでパス。

その後は、車窓風景を撮ったり、列車の一番後ろで速度計を見たりしつつ、711系の走りを噛みしめます。

ここで、丁度車掌さんが出ていらして、ボクに話しかけてきました。

「旅行?」

「この列車が引退するの知ってる?」

しばらくお話していましたが、その話の中で、ある事実が告げられました。

「3ドア(中間車は2ドア)・非冷房の編成は、8月30日のダイヤ改正で引退する。」

乗っていた車両は、見事に3ダァ。

……今乗っている列車とは、今日でお別れ。

だって、今月は他に出かける予定がないですから。

それまで、今いる車両とは全て翌年の3月まで一緒にいられると思っていました。それが、一部の車両とは急にお別れとなってしまったのです(もっと前に発表済み。調べが足らんかった)。

しかも、ボクはこの後美唄で下車します。もうすぐこの編成とはお別れです。

受け入れるのには少し時間がかかりました。

それでも、涙を拭いて(泣いてねえよハゲ)美唄で下車。朝からずっと乗ってきた編成を、ここで見送ります。

寄り道ですよ

美唄には、見たいものがあって降りました。かつて存在した美唄鉄道で使われていた蒸気機関車が静態保存されているとのことなので、それを見に行きます。

駅付近の洋菓子店でお菓子を買いました。その名も「びばいポテト」。後で食べましたが、素朴でおいしゅうございました。

40~50分ほど歩いて、東明公園へ。……見当たらない。SLがいらっしゃらない。

それもそのはず、SLはそこにはいません。SLがいるのは、その付近の「東明駅跡」です。

スマホで調べ直し、急いで向かいます。怪しまれたか、道中犬に吠えられる始末。gdgdの極み。

肝心のSLも、知識不足でよくわからず、運転席もクモの巣が張っていて、長居はせず。駅舎は閉まっていました。休日の夕方に開いてるわけがありませんが。

で、駅まで戻ります。太陽はどんどん西に傾き、足は痛くなる。gdgdになったことで自分に怒っていたのもあり、辛くなってきます。

その後、夕食として美唄やきとりを食べに。……ここで、ネギとネギマを間違える痛恨のミス。ネギを注文するという大チョンボをかましてしまいました。gdgdにも程がある今回の旅行のハイライトともいえる場面といえるでしょう。

ところが、これが「ケガの功名」に。塩気が効いていて、疲れた体を癒します。さらに栄養バランスも改善。

近づくお別れの時間

さて、いよいよ帰ります。名残惜しいですが、帰らないと死にます。

岩見沢行きは711系ですが、冷房車。車内は空いていて、のんびりした雰囲気。

夕闇の中を走る711系の走りを、よく味わっていました。

岩見沢で乗り換え。今日最後の列車は、区間快速いしかりライナー。711系で運用される、唯一の区間快速です。

今回、どうしてもこれに乗りたかった(前にも乗っていますが)。なぜなら、区間快速だからです。すなわち、この列車は江別~札幌間で快速運転をするので、近年ほとんど見られなくなった、「大都市を疾走する711系」の勇姿を拝めるのです。

いざ発車。さあ711系、その力強い走りを見せてくれ……!

まさかまさかの……

ところが。

列車は野幌に停車したまま、微動だにしません。

何と、苗穂駅でまさかの人身事故が発生し、列車が停まってしまったのです。

まあ、おかげで711系に予定より長く乗っていられたわけですが……、ちっとも嬉しくないです。

しばらくして、新札幌行きの代行バスが運転されるとの情報が入りました。でも、先述の縛りに加え、札幌まで711系に乗っていたいという思いもあり、列車に居座ることに。

結局、1時間以上遅れて発車。すっかり遅くなってしまいましたが、それでも711系は、大麻~白石の区間で、往時のような走りを少しだけ見せてくれました。

白石以降詰まりに詰まって、札幌到着は1時間半遅れ。もうぐったり。711系を追い抜いていった特急の車内を垣間見たところ、向こうの乗客もぐったり。

帰ってきました。最後に、発車を見送って、改札を出ました。

……この後、また自転車で帰宅……。ガックシ。

そして、しばらくの後

9月6日。札幌市手稲区、JR稲穂駅。

ボクは、あるところに行くために、この駅を訪れました。その場所は、JR北海道札幌運転所。

そこには、711系の姿がありました。冷房車は次の出番を待ち、非冷房車は既に引退しその余生をゆったりと過ごしていました。

彼らの姿を見るために、ボクは来たのです。

長い間、北の大地を駆け巡り、北海道の発展を支えてくれた711系。非冷房の車両はこうして引退し、残る車両も平成27年3月で引退です。

ありがとう、711系。

なお、この後しばらくしてなぜか非冷房の711系が一部運用に復帰した模様。

おわりに

今回は、711系の惜別企画としてこのようなアホな散歩をしたワケですが、まあなんというかgdgdでしたな。どの列車に乗るか、ということ以外はぶっちゃけ手抜きで旅程を組んでいたので、まあひどい有様です。

乗車時間は、全部合わせて8時間を超えます。嫌にこそなっていませんが(乗り鉄が好きな車両に乗って、たかが8時間で嫌気がさすワケがない)、終わったあと、「いやーたっぷり乗ったなぁー」という思いでいっぱいでした。

乗りまくったおかげで、走行音や列車の揺れなどを思い出せるようになっちゃいました。

さて、8月30日のダイヤ改正で711系運用の列車の約半数が721系に置き換えられました。置き換えられた列車の中には、小樽発旭川行きの列車も含まれていました。

今回のテーマのひとつに、「後悔のないように」というのがありました。今乗らないでおいて、後で後悔するのは絶対に嫌だったので……。

それで、小樽発旭川行きの赤電に乗ってみたかったので、置き換えられる前に乗ろう、となって、気づいたらこういう企画になってました。

危ないところでした。気持ちが乗らないからと9月に回していたら、危うく乗れずじまいになるところでした。そういう点では、悔いのない散歩にできたのかな、という感じです。

あと少しで711系も引退。さみしくなります。どうか最後まで元気に走ってほしいです。

おまけ

朝の札幌駅にて。

(画像が見えてないと意味わからないな、これ……)

かなり 金沢文庫だよ コレ!

「乗り鉄な旅行記」のトップに戻る

当サイトトップページに戻る