札幌～富良野：臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」など / 北の特急（＋α）図鑑

運行期間・区間・本数

フラノラベンダーエクスプレスは、札幌～富良野を直通運転します。

ラベンダーシーズンを中心に、1～2往復が運行されます。

令和4年（2022年）の運行は終了しました。

各駅の時刻や臨時列車の運行状況などは、JR北海道のWebサイト、または市販の時刻表でお確かめください。

停車駅

停車駅は、「札幌・岩見沢・滝川・芦別・富良野」です。

所要時間・料金

札幌～富良野間を1時間50分台で走ります。

料金は、通常の運賃・料金で札幌～富良野間片道4,690円（普通車自由席）。おトクなきっぷの「ふらの・びえいフリーきっぷ」を使うと、特急列車で往復 ＋ フリーエリア乗り放題で7,400円となります。富良野までの往復だけでもフリーきっぷを使った方がおトクとなっています。

また、往路が富良野発であれば、より安い「富良野・札幌往復きっぷ」があります。往復計4,810円と、ほぼ半額となっています。

時刻・運賃・料金について詳しくは、市販の時刻表、またはJR北海道のWebサイトをご覧ください。

なお、フラノラベンダーエクスプレスを使わずに、滝川で特急「ライラック」「カムイ」と普通列車を乗り継ぐ場合の所要時間・料金については、下記「『フラノラベンダーエクスプレス』以外の列車」の項目をご覧ください。

車両

形式名	車両デビュー年	車体傾斜装置	担当列車
ラベンダー編成（キハ261系5000番台）	令和3年5月	なし	フラノラベンダーエクスプレス（下り・上りとも）

車内（座席など）

座席

グリーン車はなく、全車が普通車です。指定席・自由席それぞれ2両です。

指定席は予約制です。1か月前の午前10時から、全国JR駅のみどりの窓口・指定席券売機、JRの予約サイト「えきねっと」、旅行会社で予約ができます。「えきねっと」の場合はその1週間前から事前受付を行っています。なお、空席があれば当日に駅で買えます。

自由席は、特に予約は必要ありません。

※以下の車内画像は、ラベンダー編成と同一仕様の「はまなす編成」の画像です。

"New Raillife"を彩る新しい特急車両・キハ261系5000番台は、他の定期列車と同様の快適性・安定性を誇るだけでなく、旅を全力サポートし、旅をおもてなしで盛り上げる粋なエンターティナーです。

1号車はフリースペース。広々テーブルと窓向きカウンターが広がり、「のんびり車窓を見て過ごす」「土地ならではの飲食を楽しむ」など、あなたのスタイルで鉄旅を楽しめる、すべての旅人のためのおもてなし空間です。

コンセント・フリーWi-Fi完備。あなたの旅の信念を妨げるものは、何もありません。

座席数が限られていますので、譲り合って使うようお願いします。

2・3号車は指定席、4・5号車は自由席です。

カラフルな座席が並んだ室内は、プラスチックカラーの日常よりもちょっとだけ華やかで、それでいて変に背筋を張らなくても過ごせるカジュアルな空間です。

もちろん、居住性もバッチリ。定期列車と同様の、ヘッドレスト付きリクライニングシート、そして"個"を尊重する960mmの前後座席間隔。

テーブルはふつうのシートバックテーブルのほか、アームレストからも小さめのテーブルを取り出せます。グループ利用で席を向かい合わせにしても、駅弁の置き場に困ることはありません。

さらに、座席車もコンセントとWi-Fiを全席で使用可。PC・スマホを活用した今風の旅だって、自由自在。

指定席？ 自由席？

ラベンダーが見頃となる7月は、指定席をおすすめします。それ以外の時期は自由席をおすすめします。

その他の設備

2～5号車の客室内に荷物置場があります。大型のキャリーバッグやバックパックなど、荷棚に入りきらない荷物は、荷物置場に置くと便利です。

2・3・4号車には洋式トイレがあります。このうち、2号車のトイレは車いす対応です。

1号車には多目的室があります。気分が優れない場合や授乳時などは車掌に声をかけてみましょう。部屋が空いていれば使わせてもらえます。

設備早見

車内設備（座席数・トイレなど）の情報を掲載しています。

←富良野 1号車	2号車	3号車	4号車	5号車 札幌→
フリースペース テーブル席4人×4席 カウンター席10席	指定:44席 車いすスペース有	指定:52席	自由:52席	自由:52席

凡例（別ウインドウで開きます）

車窓

富良野に向かって左側は、滝川～芦別間で空知川と国道を見下ろす景色が楽しめます。ほか、札幌～滝川間では江別の美原大橋や空知の田園風景を楽しめます。

富良野に向かって右側は「これ」というようなポイントはありませんが、決して退屈な風景というわけではありません。

当サイトとしては富良野に向かって左側をオススメします。

車内販売はありません

「フラノラベンダーエクスプレス」では、車内販売はありません。また、車内に自動販売機がありません。

お飲み物やお食事などは、あらかじめ駅の売店や周辺のコンビニなどでお買い求めのうえ、ご乗車ください。

ただし、特産品の販売を行うイベントを実施する場合があります。

「フラノラベンダーエクスプレス」以外の列車

「フラノラベンダーエクスプレス」が走っていない時間帯・季節でも、札幌～富良野間を鉄道で移動することができます。ただし、滝川での乗り換えが必要です。

札幌～滝川間は特急「ライラック」「カムイ」などの特急。滝川～富良野間は、毎日運転の普通・快速列車があります。

以下、滝川～富良野間の普通・快速列車を紹介します。なお札幌～滝川間の特急については当該記事を参照ください。

運行区間・本数・車両

下り9本、上り8本（＋芦別→滝川間の区間列車1本）が運行されています。そのうち、快速列車が下り1本、上り2本です。快速のうち滝川17:57発の東鹿越行きは快速「狩勝」という名前があります。

滝川乗り換えで札幌～富良野間を移動できるのは下り8本・上り7本。日中はほとんど列車がないので旅程を組む際は注意してください。

全列車、ワンマン運転です。また、3往復は富良野よりも南、東鹿越まで直通します。

運行区間	本数	車両	両数
滝川～芦別～富良野～東鹿越	3往復（うち下り1本は快速「狩勝」）	キハ40形	1～2両
滝川～芦別～富良野	下り6本・上り5本（うち上り2本は快速）
滝川←芦別	上り1本

停車駅

快速列車は東滝川・平岸を通過します。また、富良野20:38発の滝川行き快速列車は、野花南も通過します。

普通列車は各駅に停車します。

所要時間・料金

札幌～富良野間、乗り換え時間込みで最速1時間58分です。（※1）

料金は、通常だと4,010円（札幌～滝川間特急自由席、滝川～富良野間普通・快速列車）です。おトクなきっぷの「Sきっぷ」を札幌～滝川間で使えば、片道あたり3,475円。

また、往路が富良野発であれば、より安い「富良野・札幌往復きっぷ」があります。片道あたり2,405円です。

車内（座席など）

滝川～富良野間の普通・快速列車は、すべて自由席です。

車両はキハ40形気動車。座席は4人掛けボックスシートで、車端部はロングシートとなっています。

• 座席……自由:ボックスシート44～48席＋ロングシート20～22席
• 設備……

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