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道東横断~グルメ時代を旅する~(平成27年8月23~27日)
動画の編集後記②
各part振り返り
では次は編集などについて。今回は各回をそれぞれ振り返ってみようと思います。
part1「It's gonna be a long long journey」
今作は、旅行から帰ったその日のうちに編集作業を開始し、2日後の8月29日の当サイト開設1周年に合わせてpart1をアップすることを目指して一気に動画を作りました。
そのため、動画のひな形は旅行前に作っておきました。旅行前に5割完成していたといっていいと思います。具体的には、最初の札幌駅のシーンの映像以外と、後枠部分の全部と、没ネタの半分はできていました。
急いで作ったので、ちょっとアラが残っているようにも思います。タイトル画面でのうp主の名前のフォントが白色なせいで見づらく、2429Dの入線シーンにBGMがないなど、今見返すと気になる点がちらほら。
ただ、右も左もわからぬまま作った前作のpart1とは違い、とりあえず見られるレベルにはできたかな、という思いです。
part2「幣舞の夜と謎の駅」
今作はとにかく投稿間隔を空けないようにすることを念頭に置いていました。間隔を2週間空けることがあり、どんどん再生数が落ちて行った前作の轍を踏みたくなかったんです。まあ再生数は結局今回もお通夜だったんですが。
それで、part2は8月31日の投稿を目指していました。残念ながら1日ずれてしまいましたが、それでも中2日の間隔で済ませました。
この時期はとにかく動画の編集に時間をつぎ込みました。休暇中なのをいいことに。
で、今作は「○日目△半」というナンバリングではなく、素直に「part○」とナンバリングしました。これは、このpart2などのように、ひとつのパートで日をまたぐことがあるからです。今作はどうしても1日目と4日目の内容が薄くなっちゃうので、1.5パート使うことにしたのです。
というわけで、このパートは1日目の夕方から2日目の朝にかけてのパートになっています。日をまたぐのは初なのですが、特に問題なく編集できたかな。それに限らずpart2は無難なつくりにしたので、特にコメントはありません。
part3「いざ、北海道の真髄へ」
本格的に観光を開始する回です。やっぱり投稿間隔を詰めるため急いで作りました。
この回は駅弁に釧網本線に摩周湖に川湯温泉にと名所・名物が勢ぞろい。なので、それを見てもらいたいので是非見てほしい回なんですが、それにしてはちょっと雑な編集だったなあ、と。動画差し替えとかできたらリメイクするんですが……。
で、この回は冗談で「バスに乗り遅れた」というウソの演出をしました。そのために乗らないバスが駐車場を出ていくシーンをわざわざ撮りました。
あれは、「まさか摩周湖周辺のバス路線網が完全に頭に入ってるヤツなんていないだろうから、みんな来たバスで摩周駅に戻ると思ってるに違いない」というのを利用したコメント稼ぎです。
実際には摩周駅行きのバスを無視して川湯温泉方面行きのバスで抜けるわけですが、さも摩周駅行きのバスを逃したような編集にしたんです。しかも夏なのに「粉雪(ダックスムーン)」をかけて。
そしたら、まあ見事に釣れましたな。冷静な視聴者ならボクが悠長にバスにカメラ振ってる時点で気づくはずなんですが……。……すみません。
part4「花咲線は大変なものを盗んでいきました」
part4からは週1本ペースでの投稿としました。さすがにあのペースでは持ちませんでした。あくまで動画は片手間で作ってるワケで。
正直尺が余るかなあ、と思いながら作ってましたが、うまい具合に8分に収まりました。
で、ノロッコにあまり感動せず、花咲線に感動したということで、花咲線の方に尺をタップリ使いました。前作を含めて初の「ずっとかぶりつき」をやった回でもあります。前面展望は結構視聴者のウケがよかったので、今後も時々景色のいい路線を選んでやろうと思います。
肝心の花咲線のシーンですが、また雑になっていたように思います。なんでここってところに力入れられないんでしょう、ボクは。
part5「時刻表に載っていない――」
part5は8325Dや東根室駅、納沙布岬など目を引くものが多かった回です。正直8325Dにはもう少し反応がほしかった。
8325Dの紹介のシーンで「魔改造のマーチ」を使った関係で、全体的に落ち着いた曲を選ぶシリーズ方針と8325Dのシーンの選曲とをどう折り合わせるかに悩みました。結局強引にやりましたけれど。
この回から、編集ソフトAviUtlの「カスタムオブジェクト」のひとつ、「ライン(移動軌跡)」を地図のシーンで使用するようになりました。他の人の動画で、「これどうやってやってるんだろう」とずっと疑問に思っていた編集方法で、最近になってやっとわかったので、実際に自分もやってみた次第です。
また、納沙布岬で「央→卍」のポーズをとっていますが、アレ別に何の意味もないです。動画のネタ用にジョークでやっただけです。
あと、全体を通して若干間延びしてるような……。
part6「東の果てから大都会へ」
part6は移動パート……のはずが、移動の半分にあたる釧路→池田を全カットした関係でむしろ観光・グルメのパートになっている印象。
全カットしたのは、part2と同じところだからです。カブるから、そもそも動画撮ってません。ただ当サイトの旅行記をご覧頂けばわかる通り、写真は撮ってます。寝てたワケではありません。
その割に花咲線は往復両方見せたワケですが、それは景色に感動したからです。
で、この回はとにかくグルメ目白押しな回です。そのおかげか結構コメントが多いです(約20コメントを多いと感じる人は少なそう)。
一方、序盤ではまた視聴者をだまくらかしています。ポニーの寝相を死体と偽って表示し、視聴者にSANチェックを振りまいてみました。
あれは、ボクら観光バスの乗客も、一瞬死んでるんじゃないかと思ったんです。動画撮るつもりなくてビデオカメラを車内に置いて出てたので、動画撮ってなかったのが悔やまれますが、ちゃんと呼吸してて一安心でした。
part7「十勝の大平原を行く」
前半の帯広観光のシーンでは、前頁でお話しした通り水曜どうでしょうのアメリカ横断を意識して作ってみました。
内容的には充実していた4日目ですが、いざ動画にしようとすると動画にできる部分は決して多くありません。そのため、4日目はpart7とpart8の前半でおしまいとしました。
で、前半のシーンでは音楽、というかボーカルが強いので、かえって邪魔になると思い(あと上述の再現もあり)天の声にほっとんど喋らせてないので、「キェェェェェアァァァァァシャァベッタァァァァァ」のシーンでつり合いを取ったつもりです。
後半は主に移動のシーン。まずおトクなきっぷを使いそびれた説明をし、その際に新妻SEに「し…しまったぁ(無能)」にとチャー研ネタをぶっこんでみましたが反応なし。
そのほか、幸福駅のシーンを早々に切り上げ、移動シーンを多く入れました。まあ全体に無難なつくりなんじゃないかなあ。
part8「Nothing but...」
タイトルは、「何もない」と歌われたえりも岬には人情があった、という意味で付けています。
この回は鉄道関連のタグがないためか、はたまた内容が薄いためか、再生数が伸びません。えりも岬というクライマックス的な場面なのに、かなり悔しいですね。
まあ、動画の構成的にもおセンチな曲がいきなり続くので、雰囲気がよくないという話もありそう。まあストーリー系アニメの10~11話あたりだと思っていただければ……。
一転して、最終日に突入した後は明るい曲を多めに使っています。これは当時のボクの心情をそのまま反映しただけです。
また、part9と合わせて旅行ルートがかぶっている「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の編集を少し意識しています。
part9「旅の途中」
最終回ですが、前作同様シーン詰め込みすぎの感が否めませんな。エンディングにタップリ尺を取ってしまったので、part8のうちに様似を終わらせて、part9の負担を軽くすべきでした。
で、そのエンディングですが、あれだけ尺取ってもエンドクレジットとお土産紹介がなんとか入りきるくらいだったので、削るのはムリでした。一方で1番の部分では白老での食事~最後のエアポートまでをやりましたがこちらは若干尺余り気味。曲に合わせるというのも、楽ではありません(今更だなあ)。
ぶっちゃけ、息切れしてきていたのもまた事実。今回は頑なに週1ペースを守ったので……。やっぱり、もう少しクオリティを上げるためにいろいろやった方がよさそう。次回作での改善点は、こうしてみてみると多いです。精進ですね。
前作との変更点について
今作では、初の動画作品だった前作「東北ひとり旅」から、編集にあちこち変更を加えて作っています。
まず、ようやく元動画のインターレースを解除するというのを覚えて、動画の画質が向上しています。また旅程が1日少ないこともあって、前作よりカメラの画質モードを上げています。よって、前作より画質は大幅向上していると思います。
さらに、字幕情報を充実させました。右上に乗っている乗り物の情報か観光地の名前と場所を表示し、わかりやすさの向上を期しています。左下に表示する商品などの情報の表示も、少し改良しています。
加えて天の声担当のSofTalk(ゆっくり)の再生速度を100から110に向上。1秒あたりの情報量を増やすとともに、間延びの防止を目指しました。
前作の最終回は、実は今作のプロトタイプという位置づけもありました。上記の変更点のうち、字幕情報の部分は前作最終回で仮実装されています。
ただ先述の通り、今作も改善点が多いので、次回作ではさらなる動画編集技術向上を目指します。
編集中に悩んだこと
part7を作成していた時のことです。part7の前半のほとんどはBGMのみとし、天の声をつけませんでした。そのシーンを作っているとき、ある考えが浮かびました。
「動画のわかりやすさや間延び防止の観点から天の声をつけていたが、天の声なしでもいいんじゃないか。」
つまり、音声はBGMとカメラが拾った環境音のみとし、説明はすべて字幕で行う方法の方がいいんじゃないか、と。
そうすると、「まったり動画」というコンセプトをさらに徹底することができます。
反面、無音にするわけにはいかないので静止画が使いづらくなりますし、動画の情報量はナレーションがないぶん減ります。しかもほとんどのニコニコ鉄道旅行記うp主がそうしてるので、差別化ができなくなります。
次回作ではどうするか未定です。たぶん前作part1の経験(ほとんどナレーションがない上間延びしてるので自分で見返してたら眠くなった)から天の声ありで作るとは思いますが、何かご意見がありましたら是非お寄せください。