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道東横断~グルメ時代を旅する~(平成27年8月23~27日)

5日目(平成27.8.27) 5/5ページ「最後の食事」

白老に寄り道

室蘭行きの列車は学生などでそこそこ混雑。座席は確保できませんでした。

対向の貨物列車が遅れた関係で、4番線発車なので3分ほど発車が遅れました。が、その後はいつものような力強い走りで、室蘭本線を一路室蘭へ向かっていきます。

苫小牧を発車して24分、ボクは白老で下車。ちょっと寄り道です。

白老といえば、白老牛。白老は牛肉をはじめとした様々な食材に恵まれた町で、それを売りにまちおこしを行い、成功しています。

というわけで、"食材王国しらおい"にて、この旅最後の食事です、駅の目と鼻の先にあるレストラン「おおきな木」さんに入店。このお店は白老牛を使った食事を楽しめる実力派のレストランで、味が気に入ったボクは毎年行っていて、このコーナーや動画でお店を紹介したいのと、締めくくりにおいしいものを食べたいのとで、わざわざ寄り道したわけです。

注文したのは、「白老牛のハヤシライス」。割とリーズナブルな値段ながら、地元の食材を生かした本格的なメニューが味わえる一品で、ボクのお気に入りメニューでもあります。

味はやっぱり言うことなし。牛肉のとろけるような味は何度食べてもたまりません。

コンソメスープもつきますが、そちらの味も一級。やはり寄り道する価値はあったな、と思いながら、しばし道央のグルメを堪能。

腹がふくれたところで、店を出て、今度こそ札幌に帰るべく列車を待ちます。

駅に戻る前に「もしかしたら明かり灯ってないかなあ」と言ってポロトコタン方面に行きましたが、真っ暗でした。そりゃそうか。

最後の移動

白老駅で数十分の列車待ち。駅舎では、部活帰りと思しき学生が列車を待っていました。

発車のだいたい10分前にホームに移動。駅舎で待っているのがだるかったのと、学生が移動を始めたのでつられたのと。

駅から少し苫小牧方面に行ったところに、一時的にDF200形機関車が単機で停まっていました。何だったんでしょう。

ほどなく、2番線に列車が入ってきました。キハ143形、苫小牧行き普通列車です。いよいよ最後の移動になります。さあ、帰りましょう。

車内は白老で乗った学生を含め結構学生がいて、案外座席が埋まっていました。2両目の空席を確保。苫小牧降車なので前の車両に居座る必要もありません。

この先は、乗りなれた路線を、何本かの列車にそれぞれ20~30分ほど乗車、という行程になります。いかにも札幌近郊の移動という感じ。とうとう帰ってきてしまいました。まあやっぱり言うほどの感慨ないんですが。

苫小牧で乗り換え。また橋をわたって1番線へ。札幌行き普通に乗り換えです。車両は733系。乗り換え時間は5分で、列車を撮ったらすぐ乗車。

初日以来の電車、初日以来の3両編成(ノロッコ除く)。車内は空席が目立ちましたが、それは3両だからそう見えるだけ。やっぱり札幌エリアなのでそれなりに乗客がいます。

乗りなれた733系での快適なひととき。20分で南千歳に到着。ここで最後の乗り換えです。

この旅のラストランナーは、快速エアポート213号、旭川行き。旭川行きなので当然車両は特急型。今回は785系の3+2両のHE-501編成が来ました。785系も、まだ新しいというイメージですが、すでに引退が近づいています。

ここでは同一ホーム乗り換えでした。日中はエアポートは逆側のホームに停まり、空港方面と函館・釧路方面特急との乗り換えを楽にしていますが、この時間帯はむしろ緩急接続を重視しているということでしょうか。

乗車するのは4号車。事前に指定席を押さえています。途中駅で乗って途中駅で降りるので、座席は通路側にしてあります。

ビジネス客などに混じって、一路札幌へ。座席はほぼすべて埋まっていて、デッキにも人があふれています。5両はキツイって、やっぱり。

さて、旅の最後は特急型車両のuシートでゆったりと移動です。この旅で初めて聞くJR北海道の自動放送にも耳を傾けつつ、落ち着いた気持ちで乗り心地を噛みしめていました。

北広島を過ぎ、札幌市に入ると、大都会の街明かりが見えてきます。あと数分で旅が終わります。

そして21時49分。白石に到着。この運用は唯一の「白石に停まるエアポートカムイ」です。まあ翌年3月改正で旭川直通がなくなるのでただのエアポートになるワケですが。

チャイム(JR北海道デフォルトのヤツと785系独自のヤツの2種類混ざって鳴ってた)とともにドアが開き、いつものホームに降り立ちます。

夜の闇に向かって発車する785系を見送って、ついに5日間にわたる旅が終わりました。

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