旅行記4日目 幸せの「バス」と「駅」? / 道東横断~グルメ時代を旅する~ - ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか
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道東横断~グルメ時代を旅する~(平成27年8月23~27日)

4日目(平成27.8.26) 3/6ページ「幸せの『バス』と『駅』?」

黄色いバスで、幸せ求め

バスに乗るべく、急ぎターミナルへ。発車まで、残り4分。この間に、バスのきっぷを購入して、バスに乗る必要があります。きっぷは、この後の目的地までの「普通の」(ここ重要)きっぷに加え、「愛国→幸福」の記念きっぷを各1枚です。

ターミナルの窓口まで30秒、先客待ちで1分半、きっぷ発券に1分。きっぷを手に、乗り場へダッシュ。ほぼ同時にバスが乗り場に入ります。間に合いました……。

正直、2日目の川湯温泉以上に切羽詰まっていました。まあ、乗れたので結果オーライ。まだまだ息がはずんでいますが、お構いなしとバスはすぐ発車。

このあとの目的地は、かの幸福駅。乗ったのは、十勝バスの60系統、広尾行きです。

十勝バスは、一度倒産寸前まで追い詰められながら、静かな社内改革によって蘇った会社です。この再建の物語は実に興味深いものがあります。書籍化されていてボクも読みましたが、何らかの組織に所属する人間なら必読だと思います。

そんな十勝バスのトレードマークは、幸せを呼ぶと言わんばかりの黄色いバス。断じて末期色ではありません。札幌~帯広の高速バスも(5社共同で)やっているので札幌でも時々黄色い車体を見かけますが、このとき乗ったバスは違うラッピングがされており、黄色ではありませんでした。

さて、ターミナルを発車したバスは、まずは中心部で乗客を集めます。というより、市街地エリア南部の公共交通という役割も持っているので、市街地内の利用が目立ちます。市街地では常に結構な割合の座席が埋まっていました。

やがて市街地を抜け、札内川を渡って農村エリアに入ります。まだ帯広市です。

愛国駅などを見つつ、畑が広がる地帯を走り抜けます。

帯広駅から約50分。幸福バス停で下車。

幸せの千本ノック

バスを降りると、目の前に広がるは広大な花畑。ああ、ここが幸福か……。

あっと、まだ気が早いですね。お目当ての幸福駅までは、数分ほど歩きます。花畑を眺めつつ、サクサクと歩いていきます。

道路には、頻繁にバイクで走る旅行者が見受けられました。この後も、幾度となくライダーの姿を目にすることになりますが、一方で幸福「駅」なのに鉄道ファンの影は薄いです。廃線とか未成線とか好きじゃないんでしょうかね、彼らは……。まあボクもそこまで興味があるワケではなく、単に観光に来てるだけですけども。

ともあれ幸福駅到着。まず目に飛び込んでくるのは、静態保存されている2両のキハ22形気動車。広々とした風景に溶け込む気動車の姿は見ものでした。

近年建て直されたという駅舎は……見る意義もないですね。びっしりと貼り付けられたきっぷ型の記念品(付近の売店で取扱い)。まったくお笑いだ。

売店でテケトーにお土産漁り。記念きっぷ(国鉄きっぷ模造)は絶対として、後何かひとつ買うか、と探索。

あと記念スタンプを押したら、ハイ終了~。正直、言うほどのスポットじゃあないなあ、とすら思えました。まあ意義は「幸福」という駅名自体にあるんでしょうが、満足できてない以上は幸福もへったくれもないような……。

似たようなことを2年前の地球岬の「幸せの鐘」の前でも考えましたが、そういう幸せの求め方には疑義を呈したいあたり。でも、2年前とは考え方が変わりました。幸せって、結構簡単に手に入ります。この旅行中、ボクは幸せでした。景色に、グルメに、様々な出会い。幸せを掴むというのは、来た球を捕るという行為に近いのです。ボクらは日々、幸せの千本ノックを受けている。幸福という名前の場所には限らない。ボールを捕るのは、どこでもできる。(訳:幸福駅にちょっとガッカリした)

そんな哲学的なことを考えながら、幸福駅を後にしました。

昼下がりの十勝平野にてバス待ち

さてバス停に戻りました。バスの待合室で、先ほどゲットしていた帯広のスイーツを。改めてご紹介、紫竹ガーデンさんのスコーンです。

味はシンプルで、それゆえに原料のよさがわかるというもの。こういう素材の味そのものという方向性は、北海道の強みなんでしょうね。

でも、食べるとただでさえあわただしい移動で乾いた口の中がさらに乾いちゃう。そんなときにこちらの一品。さきほど幸福駅の売店で買った、十勝の天然水。すっきりとした飲み口。値段も100円強と普通で、これはオススメの飲み物。

ここまでたっぷり十勝のグルメを味わった後でさらに追い討ちのごとくおいしいスイーツを味わってしまう。これに舌がすぐ慣れちゃう恐ろしさ。

さて、バスを待ちます。帯広駅に戻るのではなく、このまま広尾まで行きます。

しばらく、ほとんど何もないバス停でバスを待ちます。そういうところでのんびり、というのもいいものです。だから秘境駅とか行くのやめられないんですよ。

待っていると、ほぼ定刻でバスが来ました。今度は十勝バス標準の黄色の車体。このバスで2時間近くかけて広尾に向かいます。長いったらないです。

バスの乗客は10人にも届きません。休日運休の便ともあって、さっきのバスに比べてもお寒い限り。そんな中で、バスは広尾への長い道のりを走り始めました。

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