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北海道新幹線「はやぶさ」「はやて」 / 北の特急(+α)図鑑


※情報更新作業が追いついていないため、掲載の情報は令和元年(2019年)10月現在のものとなっております。

北海道新幹線は、北海道の新函館北斗と、青森県の新青森を結ぶ路線です。東北新幹線と直通し、東京・仙台と道南を結びます。

新函館北斗では「はこだてライナー」と接続します。新幹線とはこだてライナーを乗り継げば、函館市街へのアクセスも可能です。

また、新函館北斗では特急「北斗」とも接続します。本州から大沼公園や洞爺湖、登別への観光に便利ですし、札幌から飛行機の本数の少ない青森・盛岡などに行くのにも使えます。

北海道新幹線の列車は車体傾斜式車両(空気バネ式車体傾斜装置搭載車)で運行されます。乗り物酔いが心配な方は、酔い止めの準備をおすすめします。

運行区間・本数

愛称運行区間本数車両両数
はやぶさ新函館北斗~東京10往復+臨時最大3往復E5系・H5系10両
新函館北斗~仙台1往復
はやて新函館北斗~盛岡1往復
新函館北斗~新青森1往復

このほか、新青森~東京間で多数の列車が走っています。

停車駅

新函館北斗発着列車に絞って解説します。

はやぶさ

盛岡~東京間の停車駅の基本形は、「盛岡・仙台・大宮・上野・東京」です。ただし、東京行きはやぶさ38号と、新函館北斗行きはやぶさ5・11号は、上野駅を通過します。

新函館北斗~盛岡間は列車によって停車駅がまちまちです。ただし、新青森には全列車が停車します。また、八戸には東京行きはやぶさ34・38号と、新函館北斗行きはやぶさ5・11号および101号(臨時)を除く全列車が停車します。

新函館北斗~仙台間のみで運行されるはやぶさは、新青森~仙台間の各駅に停車します(臨時除く)。

はやて

いわて沼宮内以外の各駅に停車します。

所要時間・料金

東京発着の場合、乗り換え時間と在来線の乗車時間を含めると、所要時間は函館~東京間で最速4時間26分、札幌~東京間では7時間44分と、ほぼ勝負になっていません。札幌や函館よりも、空港から距離がある洞爺湖・室蘭・登別への移動なら選択肢に入ります。

東北発着なら、函館~仙台間で最速2時間54分、札幌~盛岡間で5時間32分。

料金は、通常の運賃・料金で函館~東京間片道23,760円(はこだてライナー+はやぶさ普通車指定席)。おトクなきっぷを使うと、最安で18,000円となります(期間限定のきっぷは除く)。

時刻・運賃・料金について詳しくは、市販の時刻表、またはJR北海道のWebサイトをご覧ください。

区間所要時間運賃+料金(片道あたり、通常期)
最短定期列車平均全列車平均通常最安値
新函館北斗~東京3時間58分4時間16分4時間16分¥23,430¥17,560(※5)
函館~東京(※1)4時間26分4時間50分4時間53分¥23,760¥18,000(※5)
函館~仙台(※1)2時間54分3時間19分3時間21分¥18,170¥12,990(※5)
函館~青森(※2)1時間40分1時間51分1時間55分¥7,630¥5,250(※5)
札幌~東京(※3)7時間44分8時間12分8時間14分¥27,760¥24,150(※6)
札幌~盛岡(※3)5時間32分5時間55分5時間57分¥19,310¥25,320(※6)
洞爺~東京(※4)5時間49分6時間20分6時間21分¥25,820¥22,250(※7)

★ 通常の料金は普通車指定席の場合で算出(青森~函館のみ特定特急券利用で算出)。また、最安値は当該区間「のみ」に乗車する場合のもので、他の区間に乗り継ぐ場合さらに安くなることがあります。期間限定のきっぷは除外しています。なお、学割は考慮していません。

※1……新函館北斗で「はこだてライナー」と乗り換え。所要時間には乗り換え時間を含みます。

※2……新青森で特急「つがる」または普通・快速列車と、新函館北斗で「はこだてライナー」と乗り換え。所要時間には乗り換え時間を含みます。

※3……新函館北斗で特急「北斗」と乗り換え。所要時間には乗り換え時間を含みます。また、新函館北斗での乗り継ぎが成立しない列車は除外しています。

※4……新函館北斗で特急「北斗」と乗り換え。所要時間には乗り換え時間を含みます。また、新函館北斗での乗り継ぎが成立しない列車は除外しています。なお、当該の駅を通過する便は除外して数値を算出しています。

※5……「お先にトクだ値」使用。

※6……新幹線は「お先にトクだ値」使用。在来線は「えきねっとトクだ値」使用。

※7……新幹線は「お先にトクだ値」使用。在来線は普通車自由席利用。

車両

形式名車両デビュー時期車体傾斜装置

E5系・H5系
平成23年3月空気バネ式車体傾斜装置

10両編成で運行されます。

それぞれの車両の詳細は、各項目のリンクからご覧ください。

車内(座席など)

座席

新函館北斗を発着する新幹線は、全車指定席です。(本州内の列車には、自由席のある列車も多数あります。)

ただし、新函館北斗~盛岡間では、特定特急券を購入すると、普通車の空いている席に少し安く乗車できます。(えきねっとトクだ値を利用できる場合、そちらの方が安いです。)

グランクラス・グリーン車が連結されています。

指定席の予約は、1か月前の午前10時から、全国JR駅のみどりの窓口・指定席券売機、JRの予約サイト「えきねっと」、旅行会社で予約ができます。「えきねっと」の場合はその1週間前から事前受付を行っています。なお、空席があれば当日に駅で買えます。

特定特急券利用の場合は、特に予約は必要ありません。


グランクラスは、日本の定期旅客列車としては最高級の設備とサービスを誇る、いわば「鉄道版のファーストクラス」。本革+人工皮革製の3列座席は、最大45°までリクライニング。プライバシーにも配慮されています。パソコン用コンセントや大型のテーブルなど、便利装備もしっかり揃っています。

新函館北斗~東京間を直通する全列車など、一部列車ではアテンダントが乗務し、軽食・ドリンク・アメニティのサービスが実施されます。それ以外の列車はシートのみサービスとなり、アテンダントは乗務せず、軽食・ドリンクは提供されませんが、そのぶん料金が下がります。


グリーン車はゆったりとした4列モケットシートで、長旅でも快適に過ごせる空間が広がります。大小2つのテーブルがあるので、パソコンと飲み物を同時に展開できます。


普通車の座席は2+3の5列シートです。シートピッチは北海道内の列車の普通車では最大クラスの1040mmです。上下に位置を調節できるヘッドレストが付いています。

普通車でもコンセントが設置され、ビジネスユースにも対応。

その他の設備

一部車両には荷物置場があります。大型のキャリーバッグやバックパックなど、荷棚に入りきらない荷物は、荷物置場に置くと便利です。

多目的室は、気分が悪い時、授乳する時などに、車掌または客室乗務員に申し出ると使用できます。

また、列車内には洋式トイレがあり、うち5・9号車のトイレは車いすに対応しています。5号車のトイレはオストメイトにも対応しています。

設備早見

JR東日本のWebサイト内の列車案内ページも、あわせてご参照ください。

←東京 1号車2号車3号車4号車5号車6号車7号車8号車9号車10号車 新函館→
指定:29席指定:98席指定:85席指定:98席指定:59席指定:98席指定:85席指定:98席指定:55席指定:18席

凡例(別ウインドウで開きます)

臨時「はやぶさ」

ゴールデンウィーク、「大人の休日倶楽部パス」期間、夏休み、秋の連休、年末年始を中心に、新函館北斗発着の「はやぶさ」が増発されます。または、「はやぶさ」定期列車のうち、普段だと東京~新青森間で運行される一部列車が、新函館北斗まで延長運転されます。合わせて、最大3往復が設定されます。

以下、2月21日時点でJR北海道のプレスリリースで公開されている運行情報を掲載します。なお予告なく変更が生じる場合があります。

時刻・運行期間

上り(新函館北斗 → 東京)

区間・運行日・編成
列車名始発終着運行日
はやぶさ60号新函館北斗
14:18
東京
18:32
2/24
5/5・6
はやぶさ32号(~3/13)
はやぶさ38号(3/14~)
新函館北斗
15:39
東京
20:04
2/22~24
3/22
5/2~6
6/25~30

※はやぶさ32号(~3/13)・はやぶさ38号(3/14~)の新青森~東京間は毎日運転です。

下り(東京 → 新函館北斗)

区間・運行日・編成
列車名始発終着運行日
はやぶさ49号東京
6:00
新函館北斗
10:22
5/2~4
6/25~30
はやぶさ47号(~3/13)
はやぶさ51号(3/14~)
東京
6:56
新函館北斗
11:09
2/22
3/20
5/2・3
6/25~30
はやぶさ7号(~3/13)
はやぶさ9号(3/14~)
東京
8:40
新函館北斗
12:52
2/22~24
3/22
5/2・5・6

※はやぶさ7号(~3/13)・はやぶさ9号(3/14~)の東京~新青森間は毎日運転です。

車内販売

一部列車では、新青森~東京間で車内販売(ワゴンサービス)を実施しています。ただし、弁当・軽食・デザートなどの取り扱いはありません。

新函館北斗~新青森間では、車内販売はありません。

お食事などはあらかじめ駅の売店や周辺のコンビニなどでお買い求めのうえ、ご乗車ください。

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