「ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか」

……ゲニウス(北)がお送りする、北海道を中心とした旅行・鉄道情報サイトです。

  1. トップページ >
  2. 北の特急(+α)図鑑 >
  3. 札幌~帯広・釧路

札幌~帯広・釧路:特急「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」 / 北の特急(+α)図鑑

「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」の概要

札幌から帯広を経由して釧路までを結ぶルートには、札幌~釧路間の特急「スーパーおおぞら」と、札幌~帯広間の特急「スーパーとかち」が走っています。

都市間輸送のほか、釧路湿原や十勝川温泉などへの観光客、トマムへのスキー客など、観光輸送でも活躍しています。

南千歳では、新千歳空港方面の列車と接続します。

最短の所要時間は、札幌~釧路間3時間58分、札幌~帯広間は2時間24分です。

「スーパーおおぞら」に使用される車両は、車体傾斜式車両(振り子車両)です。乗り物酔いが心配な方は、酔い止めの準備をおすすめします。

列車データ

運行区間・本数

両列車合わせて、札幌~帯広間で11往復、帯広~釧路間は6往復が運行されます。

愛称運行区間本数車両
スーパーおおぞら札幌~帯広~釧路6往復キハ283系
スーパーとかち札幌~帯広5往復キハ261系1000番台

各駅の時刻などは、JR北海道のWebサイト、または市販の時刻表でお確かめください。

停車駅

スーパーとかちの停車駅は「新札幌・南千歳・追分・新夕張・占冠・トマム・新得・十勝清水・芽室」です。

スーパーおおぞらの停車駅は以下の通りです。列車によって停車駅が大きく異なりますので、よくお確かめください。

下り列車の停車駅一覧(S = スーパー)
列車名札幌新札幌南千歳追分新夕張占冠トマム新得十勝清水芽室帯広池田浦幌白糠釧路
Sおおぞら1号-------
Sおおぞら3号---
Sおおぞら5号------
Sおおぞら7号------
Sおおぞら9号--
Sおおぞら11号---
上り列車の停車駅一覧(S = スーパー)
列車名釧路白糠浦幌池田帯広芽室十勝清水新得トマム占冠新夕張追分南千歳新札幌札幌
Sおおぞら2号
Sおおぞら4号-------
Sおおぞら6号------
Sおおぞら8号------
Sおおぞら10号----
Sおおぞら12号------

※スーパーおおぞら4号は通常トマム駅を通過しますが、平成29年12月1日~平成30年2月28日の期間は、トマム駅に臨時停車します。

所要時間

だいたいの所要時間は、札幌~帯広間で2時間半~3時間、札幌~釧路間で4時間強です。

区間最短全列車平均スーパーとかち平均
札幌~釧路3時間58分4時間13分-
札幌~帯広2時間24分2時間41分2時間47分
札幌~トマム(※1)1時間32分1時間44分1時間47分
新千歳空港~帯広(※2)2時間2時間19分2時間24分
帯広~釧路1時間32分1時間35分-

※1……スーパーおおぞら4号(トマム駅に臨時停車する期間あり)は除外して数値を算出しています。

※2……南千歳で快速「エアポート」または普通列車と乗り換え。所要時間には乗り換え時間を含みます。

車両・車内設備

形式名車両デビュー年車体傾斜装置担当列車
キハ283系平成9年3月振り子車両スーパーおおぞら
キハ261系1000番台平成19年10月なしスーパーとかち

指定席はグレードアップ座席となっています。また、自由席でもグレードアップ座席の場合があります。


以下、定期列車の通常編成で運転される場合の車内設備(座席数・トイレなど)の情報を掲載しています。JR北海道のWebサイト内の「列車ガイド」も、あわせてご参照ください。ただし代走や増結などで、この通りではない場合もありますのでご了承ください。

スーパーおおぞら:キハ283系

釧路行きスーパーおおぞら3・5・11号、札幌行きスーパーおおぞら2・8・10号は7両編成釧路行きスーパーおおぞら1・7・9号、札幌行きスーパーおおぞら4・6・12号は6両編成で運転されます。

多客期などには1~4両程度の増結が行われることがあります。

なお、キハ283系は車体傾斜式車両(振り子車両)です。乗り物酔いが心配な方は、酔い止めの準備をおすすめします。

←釧路 1号車2号車3号車4号車5号車6号車7号車 札幌→
←釧路 1号車2号車3号車-4号車5号車6号車 札幌→
指:46席指:60席指:26席指:60席指:51席自:60席自:46~48席
-- -

凡例(別ウインドウで開きます)

自由席の座席にもチケットホルダーがある場合があります。

スーパーとかち:キハ261系1000番台

通常は5両編成ですが、多客期などには一部列車が6~8両編成で運転されます。

←帯広 1号車2号車3号車4号車5号車 札幌→
指:24席指:50席指:56席指:56席自:56席
- -
-

凡例(別ウインドウで開きます)

4号車にも洗面所・荷物置き場がある場合があります。

増結されて6~8両編成になる場合は、3号車と同様の設備の車両が中間に1~3両入ります。

指定席(予約)? 自由席?

基本的には指定席をおすすめします。自由席が少ない一方、指定席を取れば確実に「グレードアップ座席」に着席できます。

ただ、札幌市内や南千歳から新夕張・占冠あたりまで乗る場合、帯広から釧路まで乗る場合のように、乗車時間がそこまで長くないなら、自由席に乗るのもアリです。もちろん、どうしても座りたければ指定席を使いましょう。

指定席の予約は、乗車する日の1か月前の午前10:00から、全国のJRの駅のみどりの窓口や、JRの予約サイト「えきねっと」、主な旅行会社で行えます。(例:5月1日乗車分は4月1日10:00発売。5月31日乗車分は5月1日10:00発売。)ただし、「えきねっとトクだ値」(おトクなきっぷの項目にて後述)は「えきねっと」限定での発売で、1か月と1週間前から事前予約が可能となっています。

車窓

釧路に向かって左側は、なんといっても狩勝峠の景色。雄大な北海道らしさ満点の眺望があなたを待っています。

釧路に向かって右側は、帯広以西だとやや見張らしに劣りますが、浦幌より東だと、眼前に迫る太平洋が楽しめます。

車内販売はありません

「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」では、車内販売はありません。また、車内に自動販売機がありません。

お飲み物やお食事などは、あらかじめ駅の売店や周辺のコンビニなどでお買い求めのうえ、ご乗車ください。

おトクなきっぷ

「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」では、以下のおトクなきっぷが使用できます。(フリーきっぷは割愛します)

乗車券往復割引きっぷ

運賃だけの往復割引きっぷです。往復乗車券とは異なります

このきっぷ単体では普通・快速列車にしか乗れません。特急列車に乗るには、特急に乗る区間ぶんの特急券と組み合わせる必要があります。特急券は、自由席特急券も使用できます。

途中下車は原則としてできません(前途無効となります)が、「札幌市内~根室」のみ釧路駅で途中下車が可能です。

えきねっとトクだ値(乗車券つき)

インターネット限定のきっぷで、特急列車の普通車指定席に格安で乗車できます。予約を「えきねっと」で行い、駅の指定席券売機またはみどりの窓口できっぷを受け取ることで利用可能になります。

札幌~釧路間・南千歳~釧路間は最大40%、札幌~帯広間・南千歳~帯広間は最大45%の割引額となります。

片道のみの発売です。また、グリーン車指定席および普通車自由席の設定はありません。

基本的には、釧路発着のきっぷは「スーパーおおぞら」全列車、帯広発着のきっぷは「スーパーとかち」全列車で利用できます。しかし、突発的な事由により、利用できない列車が発生することがあります。また、日にちや列車によって割引額は変わります。

ご指定の列車以外は乗車できません。ただし、ご指定の列車に乗り遅れた場合は、別途特急券を買い足せば、後続の特急列車に乗車できます。

マル得ネットレンタカーオプション券

特急を降りた後で、駅レンタカーに乗り換える際に便利なオプション券です。

札幌駅・帯広駅・釧路駅でレンタカーを借り、同じ駅で返す場合のみ使用可能です。

札幌駅でレンタカーを借りる場合は、「帯広→札幌市内」「池田→札幌市内」「釧路→札幌市内」「根室→札幌市内」の乗車券往復割引きっぷを使う場合のみ使用可能です。帯広駅・釧路駅でレンタカーを借りる場合は、それぞれ「札幌市内→帯広」「札幌市内→釧路」の乗車券往復割引きっぷを使う場合のみ使用可能です。

借りる車の車種や、利用時間などに制限があります。

このきっぷが使えない場合や、車の車種や利用時間を選びたい場合は、「レール&レンタカーきっぷ」の使用も検討してください。

その他

1泊以上のご旅行で、かつ特急で往復する場合は、JR北海道の旅行商品「レール&ホテルパック」「温線紀行」などのご利用もご検討ください。

他の交通手段との比較

比較早見表

「スーパーとかち」はバスや自動車、「スーパーおおぞら」はそれに加えて飛行機と競争しています。

ここでは、これらの交通機関を比較してみます。

札幌~釧路間の比較
交通手段所要時間運賃・料金本数
JR特急3時間58分~4時間35分5,610~8,430円6往復
飛行機3時間30分程度8,000~10,000円程度7往復
高速バス5時間~5時間30分程度5,050~5,245円7往復+夜行2往復
自動車4時間30分~8時間程度ガソリン代(+高速代3.840~5,490円)-
札幌~帯広間の比較
交通手段所要時間運賃・料金本数
JR特急2時間24分~2時間53分3,960~6,475円11往復
高速バス3時間30分~4時間程度3,565円10往復
自動車3時間~4時間30分程度ガソリン代(+高速代3,050~4,360円)-

※所要時間・運賃・料金は、公共交通機関は「札幌駅~釧路駅または帯広駅」、高速道路は「札幌南IC~阿寒ICまたは音更帯広IC」で概算。運賃・料金は往復利用の場合の片道料金もしくは「えきねっとトクだ値」で算出、飛行機は早割のおおよその額に、空港アクセスの列車・バスの運賃を足してあります。

※自動車の費用は、「車1台」に対してかかることに留意ください。

飛行機

飛行機は、新千歳空港~釧路空港間に1日3往復、丘珠空港~釧路空港間に1日4往復が運航されています。札幌~帯広間には定期航路がありません。

札幌~釧路間の所要時間は45~50分と、飛行機に乗っている時間のみを考えるとJRを圧倒しています。しかし、札幌市街から空港まで30~40分、釧路市街から空港まで45分、搭乗手続きに1時間、飛行機を降りてからJR・バスに乗るまで30分を見ておく必要がありますから、合計すると所要時間は3時間半程度になります。JRの特急との時間差は30分~1時間程度です。

運賃は、28日前までの予約で、だいたい片道7,000円程度で利用できます。さらに、空港まで(から)のアクセスにお金かかります。札幌駅~釧路駅の場合、1,150~2,010円です。空港アクセスのぶんを足すと、JR特急よりも高くなることが多いでしょう。

ただし、出発地・目的地の場所次第では、飛行機が圧倒的に有利になる場合があります。たとえば、札幌・栄町から釧路・大楽毛まで移動する場合は、空港アクセスが短くて済むぶん、飛行機が圧倒的に速いです。

バス

高速バスは、以下の系統があります。

  • 札幌~釧路
    • スターライト釧路号(北海道中央バス、くしろバス、阿寒バス)……昼行4往復・夜行1往復
    • 釧路特急ニュースター号(北海道バス)……昼行3往復・夜行1往復
  • 札幌~帯広
    • ポテトライナー(北海道中央バス、北都交通、北海道拓殖バス、十勝バス、ジェイ・アール北海道バス)……昼行10往復

札幌~釧路間を夜間に移動できる公共交通機関は、高速バスしかありません。

所要時間は、札幌~釧路間は昼行便の場合5時間06~25分、札幌~帯広間だと直行便で3時間35分、それ以外だと4時間前後です。JRや飛行機と比べるとだいぶ時間がかかります。

「スターライト釧路号」「釧路特急ニュースター号」の座席は、基本的に独立3列シートとなっており、隣の乗客を気にせず快適に過ごすことができます。ただし、一部座席、および増便車は4列シートとなることがあります。また、車両の変更により4列シートとなる場合があります。

「ポテトライナー」は基本的に4列シートの車両ですが、3列シートの車両になる場合があります。

運賃は、片道の場合、札幌~釧路間が5,600~5,770円、札幌~帯広間が3,770円。往復利用だと、片道あたりの額は、札幌~釧路間が5,050~5,245円、札幌~帯広間が3,565円です。回数券もあるので、よく乗車される方だとさらに安く乗車できます。

冬季を中心に、積雪や渋滞などの要因によってバスが遅れる場合があります。

なお、新千歳空港と帯広の間にも高速バスがあります。このバスについては、札幌~新千歳空港間 快速「エアポート」などの列車データのページをご覧ください。

自動車

自動車は、高速道路経由の場合、休憩込みで札幌~帯広間3時間程度、札幌~釧路間4時間30分~5時間30分を見ればいいかと思います。

高速道路の料金は、普通車の場合、札幌南IC~音更帯広IC間で平日4,360円・休日3,050円、札幌南IC~阿寒IC間で平日5,490円・休日3.840円です。これにガソリン代が上乗せされます。

道東自動車道は片側1車線ですので、行楽シーズンや冬季などは渋滞が発生しやすい道路です。また冬季は例年何件かの事故が発生しています。自動車移動は便利ですが、こと道東方面となるとリスクも考えなければならないでしょう。

下道の場合、国道274号・国道38号経由が一般的な経路となります。所要時間は休憩込みで札幌から帯広まで4時間~4時間半程度。釧路までだと7~8時間程度となり、寄り道しながらの旅などでなければあまり現実的な方法とは言えません。

高速・下道いずれも時間が長く、運転による疲れがたまります。さらに、高速だと単調な運転により集中が切れやすいほか、高速・下道ともにトンネル区間が少々危険です。運転に自信のない方は、公共交通機関の利用をおすすめします。

また、冬道は大変危険で、特に下道の峠越えは莫大なリスクとなります。冬道運転に慣れていない方、運転に自信のない方は、冬季の車移動は避け、公共交通機関を利用することを強くおすすめします。

まとめ

飛行機は最も時間が短く、急ぎの用事であれば使うことも視野に入りますが、急ぐ理由がなければJRやバス、自動車の方がいいことが多いでしょう。

安価なバス(しかも釧路便は3列シートで快適)や便利な自動車のメリットが目に付きますが、「えきねっとトクだ値」のおかげで大幅に安くなったJRも、グレードアップ座席・安全性・定時性という武器があり、スピードもそこそこ速く(というか路線の特性を考えるとメチャクチャ速い部類)、上手に使えば非常に優秀です。

また、トマムに向かう高速バスはないので、冬にトマムに行く方で雪道ドライブに自信のない方はJRが便利です。もちろん、ドライブ好きな方であっても、車内でのんびりできるJRは非常にオススメですよ。

「北の特急(+α)図鑑」のトップに戻る

当サイトトップページに戻る