ノースレインボーエクスプレス~北の特急(+α)図鑑~ - ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか
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ノースレインボーエクスプレス / 北の特急(+α)図鑑

ここでは、JR北海道のリゾート特急向け気動車・ノースレインボーエクスプレス(キハ183系5200番台)を紹介します。

車両紹介

北のリゾート特急の集大成

ノースレインボーエクスプレスは、平成4年にJR北海道が製作したリゾート列車用車両の第6弾です。札幌~函館間の特急「はこだてエクスプレス」用として製造されましたが、函館以外にも代走・各種臨時列車などで富良野・帯広・網走・稚内と道内各地を巡ってきた車両です。

製造当初から最高速度130km/hに対応(現在は最高120km/h)。見晴らしのいいハイデッカーの室内に、座席をはじめとした快適な装備。昭和60年製造の初代リゾート車両「アルファコンチネンタルエクスプレス」の面影を感じさせるスタイリッシュな前面形状。ノースレインボーは、まさにJR北海道のリゾート車両の集大成。

近年では、札幌~富良野間の「フラノラベンダーエクスプレス」と、札幌~函館間の臨時「北斗」で主に運行されています。

気分上々、虹色の旅を

1・2・4・5号車はいずれもハイデッカー車。開放感のある大きな窓の外には、北海道の雄大な景色が広がります。

3号車はダブルデッカー。2階は座席、1階はラウンジとなっています。ソファにゆったりと腰かけて過ごす時間は、とても甘美かつ贅沢。

リゾート列車として位置付けられるフラノラベンダーエクスプレスだけでなく、臨時「北斗」などのリゾート色のない列車に充当されてなお、乗客を非日常の感覚に誘う。それが、ノースレインボーエクスプレスです。

車内設備紹介

普通車

ノースレインボーエクスプレスにはグリーン車がなく、全車普通車です。3号車の1階部分以外は、座席車となっています。

シートピッチは他のJR北海道の特急車両と同じく960mmとなっており、ゆとりのあるスペースが「快適な移動空間」を演出しています。

また、ハイデッカーでありながら、座席の上には小さな荷物を置ける荷棚があります。


ハイデッカー構造なので、北の大地の四季折々の表情を見下ろす、乗って楽しい車両となっています。天窓の開放感が、豊かな車窓をいっそう彩ります。


座席のテーブルは、アームレストに格納されています。

また、窓側座席の壁際には、ハンドバッグなどを置ける小さな荷物置場があります。


1・5号車には、1人掛けの座席が各1か所あります。窓の外が見えづらいので、観光目的ならできれば避けたい席です。


3号車は二階建て(ダブルデッカー)となっています。2階の座席部分は、側壁から天井にかかる広々とした曲面ガラスを通して、レール上面3m40cmという高い視点からパノラミックな車窓を楽しめます。ただ、天窓がなく、他の号車ほどの開放感はありません。また、頭上には荷棚がありません。

なお、動力を持たない車両なので、他の号車とは違ってディーゼルの振動がないのも特徴です。重心が高いので揺れることは揺れますが……。

※座席部分の天井が低くなっています。頭上注意!!

ラウンジ

3号車の1階は、ラウンジとなっています。指定席利用・自由席利用を問わず、誰でも使用できます。

落ち着いた内装で、ゆったり休める空間に仕上がっています。ソファにゆったり腰かけるもよし、通路側のレストバーに寄りかかって車窓を楽しむもよし。

ただし、座席・スペースの占領は認められません。


臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」で使用される時は、ラウンジはラベンダーで彩られます。

その他

全車両のデッキに荷物置場があります。大型旅行など、大荷物が多い場合は、網棚のほか荷物置場を利用するのもいいでしょう。


両側先頭車からは、前面展望(もしくは後面展望)が楽しめます。運転席ごしに大きな窓から眺める景色は、他の車両の前面展望とは一味違います。


1・3・5号車には洋式トイレと洗面台があります。付近には男子用の小便器が設置された小部屋もあります。


ハイデッカー車両なので、客室入口には段差があるほか、トイレなどには車いすに対応した設備はありません。

設備・性能一覧

設備一覧

特急「フラノラベンダーエクスプレス」では、1・4・5号車が指定席になります。

←富良野 1号車2号車3号車4号車5号車 札幌→
指定:47席自由:60席自由:36席(2階)指定:60席指定:47席
ラウンジ(1階)

凡例(別ウインドウで開きます)


臨時特急「北斗」では、基本的に1~4号車が指定席になります。

←富良野 1号車2号車3号車4号車5号車 札幌→
指定:47席指定:60席指定:36席(2階)指定:60席自由:47席
ラウンジ(1階)

凡例(別ウインドウで開きます)

性能一覧

車体普通鋼製
最高速度120km/h
駆動エンジンN-DMF13HZC(420PS / 2000rpm)×2基 / 両(1・4・5号車)
N-DMF13HZC(420PS / 2000rpm)×1基 / 両(2号車)
無動力(3号車)
ブレーキ自動空気ブレーキ

参考文献

  • 北海道旅客鉄道(株) 運輸部運用車両課 佐藤巌「キハ183系5200番台」、『鉄道ファン』1992年9月号、交友社
  • 北海道旅客鉄道(株) 運輸部運用車両課 佐藤巌「キハ183系5200番台『ノースレインボーエクスプレス』」、『鉄道ファン』1993年2月号、交友社

※現在の最高速度については上記文献と異なる情報を掲載していますが、現在のJR北海道の在来線定期列車で130km/h運転を行っていない点、および平成28年4月29日の臨時特急北斗88号の運転時刻表に「最高速度120km/h」との表記があったことから120km/hと断定しています。

ノースレインボーエクスプレスが使われる列車

定期列車には(代走の場合を除き)使用されません。臨時列車では、以下の列車に使用されることが多いです。

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