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キハ261系1000番台 / 北の特急(+α)図鑑

ここでは、特急「スーパー北斗」および特急「スーパーとかち」で運用されるキハ261系1000番台気動車を紹介します。

車両紹介

自在な編成が組めるハイパワー気動車

キハ261系1000番台は、平成19年に特急「スーパーとかち」用の車両として登場し、現在でも製造が続けられている特急型気動車です。特急「とかち」などで使われていたキハ183系基本番台の置き換えを目的として製造されました。キハ285系の開発中止もあり、平成28年からは特急「スーパー北斗」にも進出しました。

全車両が2両1ユニットとなっている基本番台とは異なり、4両以上であれば自在に普通車を増減させることができます。「スーパーとかち」では4~6両編成、「スーパー北斗」では7~10両編成で運行されます。

460PSのハイパワーなエンジンを1両に2基搭載しており、豪快な加速が持ち味。一方で、青函トンネル対策で強度・安全性が高められた789系基本番台電車の構造をベースとしています。平成29年以降に製造された車両ではデータ・ロガー・ユニットを搭載し、走行データ収集の効率化によりさらなる安定運行・メンテナンス省力化が目指されています。かつては空気ばね式車体傾斜装置が搭載されていましたが、現在は使用しません。

快適な大型座席で、函館へ、帯広へ

現在は、普通車指定席の全車両と、自由席の一部は、「グレードアップ座席」を装備しています。ホールド感のある大型の座席に、可動式のヘッドレスト、フリーストップ式のリクライニングシートと、JR特急の普通車としてはきわめて高いレベルの設備が整っています。

グリーン車は革張りシートが2列+1列で並びます。北海道のグリーン車ではもはやおなじみのコンセントや読書灯も設置され、ビジネスにも観光にも役立てることができます。

札幌~帯広間2時間半~3時間弱、札幌~函館間4時間弱の長時間でも、快適な旅を楽しめる車両に仕上がっています。

車内設備紹介

グリーン車

グリーン車は1号車です。牛革張りの大きなシートで、アームレストは木製。また、絨毯はウール100%です。普通車とは一線を画する、高級感を感じるくつろぎの空間となっています。

シートピッチは広々1145mm、座席配置は2列+1列。横方向にも縦方向にも広々としています。


革の色は濃いブルー。暗すぎず、かつ落ち着きのある色合いです。車両によってはまだまだ新品の座席ですが、10年、20年と経っていくうち、革はその味わいを増していくことでしょう。たぶん。

ヘッドレストはもちろん上下可動式(キハ281・283系グリーン車のような耳はありません)。フットレストも装備されています。


テーブルはアームレストに格納されています。折り畳み式になっていて、大きな物を置く時などは広げて、飲み物だけを置く時などは畳んだ状態で使うと便利です。ただ、前後のスライドはありません。

自分の座席に付いているテーブルなので、普通車の座席のテーブルと違って、前に座っている人が座席をリクライニングさせても影響がありません。ただし、重めのノートパソコンを置くと安定しない可能性があります。


壁にはパソコン用コンセント(AC100V・50Hz)があります。忙しいビジネスマンには嬉しい装備です。

荷棚の下には読書灯が設置されています。手で向きを変えることができます。

また、チケットホルダーが付いており、きっぷを入れておけば寝ている間に車掌が検札してくれます。きっぷの取り忘れにはご用心。


なお、ネット情報によれば、平成30年度増備車からはキハ281系のグリーン車と同様の座席が採用されたとのことです。現車確認はまだ行っておりませんが、参考までに。

普通車

普通車指定席の全席と、同自由席の一部は、JR北海道が誇る「グレードアップ座席」です。普通車としては大型の座席で、体にフィットする感覚があり、疲れづらい仕様になっています。さらに上下に動くヘッドレストと、ドリンクホルダー・チケットホルダーも装備しています。シートピッチはJR北海道の特急車標準の960mmです。

床の模様はダイヤゴナルパターン(菱形模様)で、しゃれた印象があります。


札幌方面の先頭車(自由席)は、グレードアップ座席ではない場合があります。シートピッチは同じく960mmですが、座席のサイズや形が大きく異なり、ヘッドレストもありません。

その他

乗車口にはステップが一段あります。乗降の際は足元にご注意ください。一般の駅のホームとの段差は約6cm、ステップの段差は約17cmです。

近くにはゴミ箱がありますので、駅弁を食べた後などのゴミはこちらへ。


各車両には荷物置場があります。網棚に入れるには大きな荷物を置くのに活用するといいでしょう。(未設置の車両が残っている可能性があります)

1号車(グリーン車)には多目的室があります。気分が悪くなった場合や授乳する場合などに、車掌もしくは客室乗務員(スーパー北斗の一部のみ乗務しています)に申し出ると使用できます。

3号車以降(普通車)の車両には、基本的に洗面台があります。


2号車には、車いす対応の洋式トイレがあります。手すりが設置されており、車いすなどのハンディがある方でも利用できます。

2号車以外の中間車にも洋式トイレがありますが、こちらは車いすに対応していません。


各トイレの中には、おむつ交換台が備え付けてあります。小さなお子様をお連れの方も安心です。

近くには、男子用の小便器が設置された小部屋もあります。

設備・性能一覧

設備一覧

スーパー北斗では7両編成が基本です。

←函館 1号車2号車3号車4号車5号車6号車7号車 札幌→
指定:24席指定:48席指定:54席指定:54席指定:54席自由:54~58席自由:52席

凡例(別ウインドウで開きます)

7号車はまれにグレードアップ座席ではない場合があります。

2・6・7号車には荷物置場がない場合があります。

6号車にも洗面所がある場合があります。


増結時は次のような編成となります。

←函館 1号車2号車3号車4号車5号車6号車--7号車8号車 札幌→
←函館 1号車2号車3号車4号車5号車6号車-7号車8号車9号車 札幌→
←函館 1号車2号車3号車4号車5号車6号車7号車8号車9号車10号車 札幌→
指定:24席指定:48席指定:54席指定:54席指定:54席指定:54席指定:54席指定:54席自由:54~58席自由:52席

凡例(別ウインドウで開きます)

札幌方先頭車はまれにグレードアップ座席ではない場合があります。

2号車および札幌方2両には荷物置場がない場合があります。

札幌方2両目の車両にも洗面所がある場合があります。


スーパーとかちでは4両編成が基本です。

←帯広 1号車2号車3号車4号車 札幌→
指定:24席指定:48席指定:54席自由:52席

凡例(別ウインドウで開きます)

4号車もグレードアップ座席の場合があります。

2~4号車には荷物置場がない場合があります。

3号車にも洗面所がある場合があります。


増結時は次のような編成となります。

←帯広 1号車2号車3号車4号車5号車6号車 札幌→
←帯広 1号車2号車3号車-4号車5号車 札幌→
指定:24席指定:48席指定:54席指定:54席指定:54席自由:52席

凡例(別ウインドウで開きます)

5両編成の5号車、6両編成の6号車もグレードアップ座席の場合があります。

2号車および札幌方2両には荷物置場がない場合があります。

5両編成の4号車・6両編成の5号車にも洗面所がある場合があります。

性能一覧

車体ステンレス鋼製
最高速度120km/h
エンジンN-DMF13HZJ(460PS / 2100rpm)×2基 / 両
変速変速1段・直結4段
ブレーキ電気指令式空気ブレーキ(直通ブレーキ、排気ブレーキ)

参考文献

  • 北海道旅客鉄道(株)苗穂工場 車両製造室 大原祐一「キハ261系1000番台」、『鉄道ファン』2006年12月号、交友社
  • 北海道旅客鉄道(株)運輸部運用車両課 大原祐一「261系1000代特急形気動車」、『鉄道ジャーナル』2007年10月号、鉄道ジャーナル社
  • JR北海道プレスリリース(平成26年7月4日)「平成26年8月ダイヤ改正について」(http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140704-1.pdf)、北海道旅客鉄道株式会社Webサイト、平成29年3月30日閲覧
  • キハ261系1000番台6次車が臨時列車で営業運転開始」(http://fortysonseason.blog.fc2.com/blog-entry-2635.html)、『北海道の鉄道情報局』、平成29年3月30日閲覧

キハ261系1000番台が使われる列車

  • 特急「スーパー北斗」
    • 札幌発函館行き:スーパー北斗4・6・8・12・18・20・22号
    • 函館発札幌行き:スーパー北斗3・9・11・13・17・19・23号
  • 特急「スーパーとかち」全列車
  • ホームライナー
    • 手稲7:24発 札幌行き(31D)
    • 手稲7:51発 札幌行き(5D)

※この他、臨時列車に使われる場合があります。

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