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今しか見れない! 札幌の鉄道の風景(平成28年2月25日)

いよいよ北海道新幹線の開業など話題てんこもりのJRダイヤ改正まであと約1か月となりました。

今回の改正で、札幌エリアは様々な変化が訪れます。また改正以後も、数年にわたって車両置き換えなど札幌界隈の鉄道がどんどん変わっていきます。

ブルートレインなどに目がいきがちですが、実はいたるところに、「今しか見れない」シーンがあります

無くなってから嘆くのは、鉄道ファンとして三流もいいところ。今のうちに、骨の髄まで味わい尽くしてこそです。というわけで今回は、ボクの根城である札幌エリアで、いろいろと「変わる」前のシーンを紹介していきます。

3月改正で消える情景①

まずは、来月のダイヤ改正をもって消えてしまうものから。もう時間がないので、記録したい方はお急ぎください。

今回劇変するのはなんといっても快速エアポート。第一に、新千歳空港行きの札幌発車時刻が毎時05・20・35・50分に変更になるため、毎時40分に見られた快速エアポートと区間快速いしかりライナーの同時発車がなくなります

札幌~白石は北日本唯一の複々線区間で、結構列車の並走が見られますが、かたっぽが普通列車で、あっさりと勝負がついてしまう場合が多いです。そんな中、お互い起動加速度2.2km/h/s・最高120km/hの一般型列車で苗穂通過、しかも札幌同時発車という好カードが見られなくなります。この並走を撮りたい方は今すぐGO!

第二に、周知の通りエアポートと特急スーパーカムイの直通が廃されるため、785系・789系の「エアポート カムイ」の前面LED幕や、車内・駅の自動放送などは過去帳入りします。

また、エアポート編成の721系・733系も十分な数が揃っているため、以前見られた785・789系によるエアポートの代走も見られなくなるでしょう。まあ733系3000番台が7編成揃った時点でこの要件は満たしているので、既に過去のものといってもいいですが。

ただし、千歳線を走る785系・789系の運用は1日6往復(改正で1往復増加!)の特急すずらんがあるので、千歳線からこれらの車両が消えるわけではありません。

第三に、785・789系の白石停車がなくなります

現在は昨夏の旅行でも乗った快速エアポート213号(札幌からスーパーカムイ)が白石に停車しますが、改正後は車両が721・733系となり旭川に直通しなくなるため、白石に特急型車両が停車しなくなります。まあ云うてuシート連結のエアポート編成が来るという点で恵まれている部類だとは思いますが。

白石ではこのほかにも、かつてキハ183系の快速ミッドナイトや、白石が始終点の14系・24系客車(とワキ10000)の急行カートレインがあり、主に通勤通学の駅な割には意外と特急型が停まる駅でしたが、ついに一般型車両のみが停車する駅となります。

3月改正で消える情景②

そのほかの点で、なくなってしまう光景を探します。

現行ダイヤではJR札幌駅の始発は朝6時で、千歳線の始発である新千歳空港行きと、函館本線下りの始発であるキハ40形の旭川行きが同時発車し、並走になることもあります。

これが改正後はキハ40形 vs. キハ281系(特急スーパー北斗2号、函館行き)という組み合わせに変わってしまい、おそらくあっさりと勝負がついてしまうものと思います。

キハ40と近年の高性能電車との並走という光景を見たい方は、お早めに。

キハ40の旭川行きと言えば、特急スーパーカムイ1号ですが、時刻繰り上げの関係で、おそらくキハ40の旭川行きを追い越す駅が茶志内から岩見沢に変わります。茶志内でお茶しながら特急を見送る、というのが始発旭川行きではできなく……どうでも良すぎるね、これは。

今後1年で変わる情景

札幌市交通局では、東豊線で7000形から9000形への置き換えが絶賛進行中です。

VVVFインバータ制御におされて今や希少となったチョッパ制御が、またひとつ姿を消します。あの進段による「ガックン」という揺れも、ちょっと時代遅れな感じが愛らしい走行音も、もうまもなく過去帳入りすることになります。

地下鉄では、東豊線にもそろそろホームドアが設置されるので、発車時のおなじみの「ゲーーーーーーーーーーーー」というブザーが聞けなくなるものと思われます。

独特のチュンチュン音、威勢のよいモーターの音とともに、札幌市営地下鉄を代表する音ともいえるあのブザーも、もう少しでお別れとなりそう。ボクにとって、幼少の頃から親しんできた音なので、ちょっと感慨深いものがあります。

今後2~3年で消える情景

来年以降も変化が続きます。

改正の後も、札幌近辺の鉄道事情は大きく変わっていきます。

まず数年のうちに、キハ261系1000番台の旧塗装が確実に消滅します。

今までは他のJR世代の特急型気動車と同様に青を基調としていたのが、真っ白な狩勝の大地によく似合いそうな白基調の塗装に塗り替えが進行中。好き嫌いが分かれるようで、ボクは好きなんですが、周囲の人に訊くとあまり気に入ってない人が多いよう。特に前の塗装が好きな方、記録を急いでください。今なら新旧塗装混結もありますよ!

JRの785系のラストランがあと1年~数年に迫っています。特急スーパー白鳥の運用を失った789系基本番台が札幌にやってきて、785系を置き換える予定となっています。

国鉄からJRに経営が移ってから数年で登場し、黎明期からJR北海道を支えた785系。国鉄時代とは一線を画した近代的なデザインは現在にも通用し、それゆえか古いという印象はあまり持っていませんが、過酷な環境の中でそろそろ潮時のようです。記録は今のうちからつけ始めるといいと思います。

さらに、785系以外の車両にも、そろそろ年の波が迫ります。JR北海道がWebサイトで今後の計画を発表していますので、それを参考に早めの記録をどうぞ。

そして、留萌本線以外のローカル線にも、廃止の話が出るかもしれません。札幌から近いところでは、札沼線の医療大以北(月形以北は特に可能性高し!)や、石勝線の夕張支線が廃止される可能性は多分にあります。人が乗らない以上、鉄道ファンがわがままを言うことはできません。できることは、記録を付けることか、スッパリあきらめることだけです。

一方、明るい話題としてJR苗穂駅の移転・橋上駅舎化がありますが、このため現在の苗穂駅ともあと数年でお別れです。

札幌の隣だというのに昭和チックなかほりのする駅舎がチャームな現苗穂駅ですが、移転工事が始まるといろいろ変わってくるでしょう。今の駅舎を味わいたいかたはお急ぎください。

皆さんは今回の改正、そして今後の北海道の鉄道の話題について、どのような感想をお持ちでしょうか。

明るい未来を想定しえない状況の中、それでも北海道の鉄道は前を向いて、変わっていかなければなりません。その変化は少しずつかもしれませんが、いずれにせよ全く変わらないということはできません。ボクら鉄道ファンには、いつまでも今の情景を味わい続けることはできません。

それでもなお、今の情景を後の世に蘇らせ、それを味わいたいと思うなら、とにかく記録を付けましょう。とっときゃ、そのうち動画とかサイトとかの素材に使うかもですし。

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