【平成30年4~6月】北!鉄!ニュースライナー 第1回 - ゲニウス(北)の北海鉄旅いいじゃないか
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【平成30年4~6月】北!鉄!ニュースライナー 第1回(平成30年7月27日)

ゲニっとな(/A皿A)/

今回から新企画がスタート。題して「北!鉄!ニュースライナー」。北海道の鉄道に関するニュースをまとめてお届けし、ちょこちょこコメントを加えていくという、まんまタイトル通りの企画でございます。

「記事一本起こすほどの事じゃないけど、コメントしときたいよなあ」的なニュースが結構多いもので、そういうものをまとめよう、ということで初めてみました。

今回は第1回スペシャルということで、年度始まりでキリのいい4月からの3か月分を一気にお届けします。なので分量かなり多め。次回以降はたぶんこんなに盛りだくさんにはならないと思うので、今回だけご容赦ください。

なお、全部のニュースを取り上げるわけではないのでご注意ください。基本的にウラが取れていないニュースは掲載しません。

あと、ニュースの順序はボクの好きなように並べているので、時系列順ではありません。悪しからず。

今後は毎月やるかもしれませんし、3か月おきかもしれないし、毎回違うかもしれません。まだ決めてな~い。

前置きはこの辺で、それではレッツビギン。

もくじ

733系B-3108~3111・3208~3211編成が登場

まずは札幌近郊の話題からまいります。

千歳線最大の悩み「空港アクセス」への処方箋になるでしょうか。快速エアポートを中心に運用される733系3000番台が増備され、新たに6両×4編成が仲間入りしました。

とにかく、お盆に間に合ったのは大きいですね。一年を通して有数の混雑シーズンに、輸送力がある733系は百人力です。

さて、車両が増えた分、どんな動きがあるでしょうか。増発か、はたまた置き換えか。

ボクの予想としては、今回は大規模増発を行わないかわりに、721系6両固定編成4本(3000番台か4000番台)をエアポートから外して普通列車に回し、玉突きで721系1次車3両×8本を廃車。さらに来年度以降も733系の増備を続けて721系を置き換えつつ増発分の車両確保、地上設備の準備が整ってから本格的増発、という感じ。

車内に洋式トイレがない721系3000番台は、早めにエアポートから外した方がいいでしょう。また、JR北海道が4000番台の機器更新を渋っているところを見ると、4000・5000番台の再3両編成化を考えていそうな辺り。なので将来的にはエアポートを733系に統一し、721系は4次車以降のVVVF車だけ残して空知・旭川中心の運用、という感じになるのかな、と。

ただ、特に混雑の激しい朝の空港行き・夜の空港始発は、大規模増発よりも早めに多少の増発があるかも。来年の今頃はどんなダイヤになっているでしょうか。

……と頭の中で考えをめぐらせていたら、快速エアポートへのWi-fi整備の話が出ました。F-1009・5001以外の現役エアポート編成22本すべてが対象だそうです。

プレスリリースからは「721系エアポート用6両固定車11編成はまだ全部エアポートで使う」と読めそうなところですが、これはあくまで現段階の計画を基にした数字を出しているだけで、733系の増備による721系の置き換えが決まったら再度アナウンスがあると思います。


ちょっと話が逸れますよ。今回増備された4編成、某地方新聞が去年にスッパ抜いていたんですが……。

その記事、以上にお話しした事実とだいぶ違う内容だったんですよね。

その記事は、確か「2年くらい開発・製造期間があり、落成後も試運転を重ねてからエアポート増発に合わせてデビュー」みたいな書き方だったと記憶しています。まるで新形式の車両が出るかのような記事だったのを覚えています。

まず問題なのは、車両の増備を「増発に『合わせた』措置」だと誤解していることです。たしかに将来の増発を「見据えた」増備ではありましたが、増発が難しい現状で少しでも輸送力を稼ぐために、早めに733系を増備した、というのが実情でしょう。「合わせて」はいません。

そこを誤読しているから、「車両発注からエアポート増発まで数年のラグがある、その間は開発や試運転の時期だ」と誤読を重ね、新形式車両が出ると早合点してしまっているんだと思います。

複数の誤読が重なり、結果として事実からかけ離れた記事になってしまっていたんです。

この新聞社は頻繁に「飛ばし記事」を書くこととして有名ですが、そろそろいい加減にしてほしいなあ、と思う今日この頃。お陰で情報のダブルチェック癖がきっちり身に付いたよ、シクシク……。

新千歳空港駅改良計画騒動?

あぁ、いきなり話がゴーカイに逸れちゃったよ。修正修正。

エアポートつながりで別の話題。その某新聞を含む一部メディアが、新千歳空港駅の大改良……というか作り直しの計画を報道し、一部で話題となっています。

この件についても触れようと思っていましたが、長くなるので別に記事を立てることにしました。後日公開します。

北広島ボールパークへのアクセスはどうなる?

千歳線の頭痛の種はもう一つあります。北海道日本ハムファイターズの球場移転問題です。

すったもんだの末に、北広島に新たなボールパークを建設することに決まったようです。

誰がどう考えても交通の便が一気に悪化するような立地を選んだ日本ハム球団の判断は、自分の「庭」先の利益ばかりに執着し大局観を欠いたものであり、到底評価できません。

北広島東部地域を走る大量輸送機関は、JR千歳線しかありません。そのため、JR北海道は球場へのアクセスを整備することを計画しています。

しかし、ただでさえ快速エアポートや長距離列車をさばくのに必死な千歳線には、ほとんど余裕がありません。しかも、これからエアポートを増発します。

千歳線の普通・快速列車は最長でも6両編成で、本数も地下鉄よりははるかに少ないです。しかもエアポートは常時混雑しており、しかも空港アクセスという大役を担っている以上超満員にするわけにはいかないので、使えるのは普通列車に限られます。イベント輸送にはかなり厳しいと言わざるを得ません。

JRの輸送力パンクか、自動車でのアクセスを許容する代わりに渋滞に耐えるか、の二択を強いられそうです。こんなことでは、環境面で次世代に大きな負担を残してしまうことになるでしょう。

一応、現在JRが検討している、球場への支線を建設して札幌方面からの普通列車だけを直通させる案が、次善の策なのかな、と思っています(もちろん最善は「移転しない」こと)。空港や恵庭・千歳に向かう快速の客と、球場に向かう普通列車の乗客を完全に分離できますし、快速・特急のスジをなるべく阻害せずに普通列車の本数を増やせるでしょう。

これでも根本解決には程遠いでしょう。もうどうすればいいやら。それもこれも全部日ハムが悪い。もう日本ハムからは買わない……と思いましたが、よく考えたらウチの家庭、もともと日本ハムの商品は食べてませんでした。

地下鉄南北線の急ブレーキなどが激増

札幌エリアの他の話題も見てまいります。実は最近、地下鉄南北線の運転が妙に荒いんです。

3月ころから、ブレーキ込め直し回数の極端な増加や、停止寸前の急ブレーキが、しばしば見られるようになっています。

問題なのは、札幌の地下鉄はATO運転であるはずだ、ということ。自動運転なのに、しかも以前はもっと落ち着いた運転ができていたのに、どうして突然ヒドくなってしまったのか、コレガワカラナイ。

もともと車両のブレーキ性能が良いこともあって、最近は急ブレーキの有無関係なしに、駅停車のたびに恐怖を感じています。そのうち急ブレーキが原因でドミノ倒しが起きるんじゃないか、とすら思われます。

また、この問題とは関係がありませんが、たまに列車が完全に駅に停車する前にホームドアの操作を始める運転士もおり、憤りを感じています。ホームドア動作と車両ドア動作にはタイムラグがあるので、車両のドアはちゃんと停車後に動いているのですが、そういう問題ではありません。安全意識が足りない、と言いたいのです。

ハッキリ言って、安全に対する心構えというものが、札幌市交通局という組織全体に全然染みわたっていないと言わざるを得ません。

何より腹が立つのが、これだけ文句タラタラなのに、地下鉄を使わざるを得ないという点。最近よく行く場所が南北線でしか行けない場所なので、東西・東豊線やJRに振り替えることもできません。

溜まったフラストレーションはさらなる不幸を呼びます。近ごろは駅員の言葉づかいの細かい綻びにすらイラッとくるようになってきています。「『○番ホームに"在線中"の電車は~』じゃねえよ、在線中ってどんな言い回しじゃい案内する気あんのかコラァ」とか、「『発車時刻となりましたドアが閉まります』じゃねえよ、発車時刻なんてテメーらの都合だろこちとらまだ全然乗降終わってないんだよ客のこと第一に考えろや」とか。些細なことで一々イライラしちゃうのなんとかしたい……。

「函館発・札幌行きの北斗85号」が新登場

ちょっとヒートアップしすぎてますね、話題替えて切り替えましょう。

続いては特急列車いきます。6月の第4・5土曜に、函館発・札幌行きの臨時特急北斗85号が設定されました。

北斗85号というと、2月にも運行されており、その時は洞爺始発でした。これは、春節の時期に合わせて洞爺湖宿泊の外国人旅行客をターゲットにしていたからです。

それとは異なり、今回は新登場の新幹線はやぶさ101号からの接続列車として設定されています。はやぶさ101号は大宮始発ですが、早朝出発の速達型はやぶさとなっており、新函館到着は10時前です。

6月分のはやぶさ101号・北斗85号は、多少時間がかかっても飛行機よりJRを選ぶ人が多いであろう大人の休日倶楽部会員をターゲットとしており、しかも土曜日だけの設定ということで、観測気球的な色合いがあります。ですが、函館・大沼公園・洞爺に早く着けるというメリットが評価されれば定着する可能性もあり、是非とも注目したい列車です。でも運行日全部用事とカブってまだ実見できてないorz

また、これまでに設定されてきた北斗84・88・91・95号とは毛色が違う、という点にも着目です。これら2往復、中でも84・95号は、新幹線接続というよりも、札幌から函館への旅行客・帰省客がメインターゲットとなっています。しかし、北斗85号は新幹線接続がメインです(ただし、現状では増結ができないスーパー北斗5・7号の補助という役割も兼ねているでしょう)。

今のスーパー北斗・北斗は、札幌~函館間などの都市間輸送だけでなく、新幹線と接続して大沼公園や洞爺、登別などに観光客を運ぶ役割もあります。札幌と東京、両方をしっかり意識した臨時列車の組み方に、そのうち変わっていくのかもしれませんね。


で、6月分の北斗85号はキハ183系4両での運転ですが、車両は函ハコの元・定期北斗用のものが使われたそうです。

北斗84・88・91・95号や集約臨は、ここ2年くらいは札幌の車両で運転されていましたので、函館回転のキハ183系の臨時列車はしばらく無かったと思いますが、久々の設定となりました。

でも、こういう波動輸送のためだけに、定期運用のないキハ183系を函館に置いておくのは、あまりに非効率。しかも、車種が多いとメンテナンスが大変になっちゃいます。

そこで、ボクはこんな予想を立てました。

今年度増備されるキハ261系1000番台は、ネットで投入が予想される釧路・網走方面ではなくスーパー北斗に投入し、キハ281系のスーパー北斗を3往復に減らして運用を1つ減らす。

手が空いたぶんのキハ281系は転属させず、増結と波動輸送に使う。(キハ281系はモノクラス編成を組める点にも注目。)

函ハコのキハ183系は全車を札幌に移し、グレードアップ座席車は主にオホーツク・大雪の指定席として運用し、両列車の指定席はすべてグレードアップ座席とする。

こうすれば、目に見えた「新車効果」は出ないものの、キハ183系を函ハコに置く必要がなくなるので函ハコの運営を効率化でき、キハ281系スーパー北斗も増結が可能となり、キハ281系の延命もでき、オホーツク・大雪のサービスアップも行える、と一石四鳥。なので、これが最適解だと確信しています。

ただし、振り子が使えないぶん、キハ261系に置き換えられた列車は数分~10分程度の所要時間増加が考えられます。「最適解」とは言っても、代償がまったくないわけではありません。


仮にこの予想が当たっていたとして、どのような運用になるでしょうか。

まず予想A。キハ281系5往復のうち、14・24・5・15号を置き換え、函館での留置時間が長すぎる「6号→19号」の運用と組み合わせて2編成で3往復の運用を組めば、最も効率良くキハ281系の運用を減らせます。

で、せっかくなので函館での折り返し時間適正化のために、キハ261系はちょいと運用の流れをずらして……

  • キハ261系1000番台
    • 4号→11号→20号
    • 6号→13号→22号
    • 8号→15号24号
    • 3号→12号→17号
    • 5号14号→19号
    • 9号→18号→23号
  • キハ281系
    • 2号→7号→16号
    • 1号→10号→21号

次に予想B。現行ダイヤではキハ281系で札幌~函館間を2往復する運用が一つあることを前提として組まれています。そのため、一部列車で函館での折り返し時間が少なかったり、バカみたいに長かったりします。

でもキハ281系の運用が2往復減るなら、1日2往復運用を考えたダイヤとする必要はなく、全運用を1.5往復にできます。

なので、むしろ函館での折り返し時間確保と車両の効率運用を考えて、思い切って一部列車で車両を変更することも考えられます。

  • キハ261系1000番台
    • 4号→11号→20号
    • 6号→13号→22号
    • 8号→15号→24号
    • 3号→12号→19号
    • 5号→14号→21号
    • 7号16号→23号
  • キハ281系
    • 2号→9号18号
    • 1号→10号→17号

スーパー北斗の車内販売が縮小

お次も北斗の話題。スーパー北斗7往復で行われていた車内販売ですが、6月からは1往復で廃止、3往復は簡易車内販売に変更となり、ワゴンサービスはたったの3往復になってしまいました。

コスト削減というよりは、労働力不足の問題なのかな、と思います。

6月以降のワゴンサービスは「6号→13号」「8号→15号」「10号→17号」という具合に、乗務員が札幌に日帰りできるようになっています。要は泊まり勤務を廃止したわけですね。

また、4・19号の車販廃止は早朝・深夜労働の削減、簡易車内販売の導入は単純に労働時間の削減、という意図がありありと見えます。

観光客も多いスーパー北斗の車内販売縮小は苦渋の決断だったでしょうが、こうでもしないと人手が足りない、しかも入ってこないのでしょう。悲しいかな悲しいかな……。

今回残ったワゴンサービス3往復・簡易販売3往復は、何としてでも死守してほしいです。ガンバレ……。


この間、ムショーに登別に行きたくなったので、せっかくなのでスーパー北斗12号に乗って簡易車内販売をさっそく使ってみることにしました。

その日は9両編成で、ボクは自由席8号車に座ったので、1号車までの移動がしんどいのなんの。

たどり着いた1号車の車販準備室には、女性の乗務員がポツンと立っていました。飲み物を買うお客もおらず、ただ黙々と作業をしているようでした。

一番安いミネラルウォーターだけ購入。その際に、「ご一緒にお菓子もいかがですか」と言われたのですが、帰りにスーパー北斗15号のワゴンサービスでおやつを食べる予定だったので、太りたくないのでお菓子は買わず。

この乗務員さん、実はけっこう美人でした。そんな乗務員さん、ボクがお菓子を断った時、気のせいか表情がちょっと悲しげに見えました。振り返ると、相変わらず誰もいない1号車のデッキ。車内販売の商品一覧だけが、列車の揺れに合わせて寂しげに揺れていました。ちょっとだけ、申し訳なさを感じました。

……まあ、だから何だと言われれば、それまでなんですが。

4月のライラック93号の情報掲載が遅れた弁明

特急の話題を続けますよ。4月には札幌ドームのイベントに合わせて、臨時特急ライラック93号が設定されました。

この列車が運行されるという情報をボクが掴むのがかなり遅く、「北海道内の臨時列車情報」での公開が遅れましたことを、今更ながらお詫び申し上げます。

原因ですが、ボクが自宅最寄駅の掲示しか見ておらず、じゅうぶんな確認を行わなかったことにあります。

今後は札幌ドームのWebサイトにて大規模イベントの情報を随時把握した上で列車設定の予測を立て、「えきねっと」で情報を確認することで、早めに情報を掴めるよう対処いたします。


……それ以上に言いたいのは、JR北海道の情報公開に対する姿勢です。

以前は最寄駅に旭川行き臨時特急の掲示は必ず出ていたんです。それが、今回は出ていなかったんです。札幌駅でも見当たりませんでした。

最近のJR北海道は、利用者のことを考えて頑張っていると思います。でも、まだ足りない。きちんと列車の情報を出すというのも、必要なサービスだと思います。

旭川特急は高頻度運転が特徴で、駅に着いた時点で乗れる列車に乗る人が多数だから、躍起になって告知する必要はそこまで無いと考えたのかもしれませんが、それでも普段より本数が多いということをきちんとアナウンスすべきだと思います。

栗山・夕張のイベントに合わせた臨時列車が新登場

臨時列車つながりで別の話題。4月に栗山町のイベントに合わせて室蘭本線の岩見沢~追分間で、6月には夕張でのイベントに合わせて石勝線夕張支線で、臨時の普通列車が運行されました。

これらの列車は初登場です。以前からJR北海道ではイベントに合わせた臨時列車を毎年走らせていますが、今年はかなり積極的に列車を設定しています。7月には、例年運行される花火大会の臨時列車だけでなく、小樽・余市方面にも新たな臨時列車が設定されます。

廃線が確定している夕張支線にも臨時列車が出されたのには、素直に驚きでした。早くに廃線に同意してくれた夕張市への見返りの意図もあるのでしょうか。

いつになく積極的なJR北海道。おそらく、人の集まるイベントでたくさんの乗客を運んで、「道路交通の影響を受けず、大量輸送を担える鉄道の強み」をアピールしたいのではないでしょうか。


で、またしても話が明後日の方向に行きますが、なんかこういうイベントに合わせた臨時列車って、JR東日本っぽいよなあ、と思います。

去年の冬から臨時北斗が上下で運転日が違うスタイルに変わったことといい、なんか臨時列車の設定の仕方がJR東日本に似てきたような。

ほら、東北新幹線とか特急いなほとか、上下線で臨時列車の運行期間が違うのがデフォルトじゃないですか。

で、この新しい臨時北斗のスタイルのせいで、回送列車が増えたんですよね。たとえば91号の運転日だけど84号は運行されない日は、91号の送り込み回送が84号のスジで設定されるようになりました。せっかく走っているのに客扱いをしないのは、車掌の人件費削減が狙いなのかな、と思います。

この夏もそんなスタイルなのかと思ったら、今年のお盆期間の北斗88・95号は去年と同様に運転日が全く同じ。お盆期間の場合は札幌から函館への帰省客だけでなく、本州からの観光客も多いので、両方向の需要があることを考えてなのか、昨冬のような「函館行きは休みの前半中心、札幌行きは後半中心」とは必ずしもならないようですね。

DECMO(H100系)の試作車が落成

次はローカル輸送のおはなし。キハ40形の後継として開発中のDECMO(H100系)の試作車が登場しました。

JR北海道が初めて投入する電気式気動車ということでいろいろ期待していたのですが、出回ってきた情報を見て結構ガッカリしてます。

まずスペックですが、キハ40形1700番台と同等の性能とのこと。つまりはかなり遅いわけです。液体式気動車が苦手とする中速域の加速がアップするであろうことを加味しても、速度種別は(あくまで推測ですが)C0~B0程度にとどまるのではないでしょうか。また、雑誌によれば起動加速度はたったの1.1km/h/s(0~60km/h)しかありません。

大半のローカル列車はそれで良いのでしょうが、快速なよろ・はなさき・ノサップはスピードアップが必要だと思うので、このスペックではかなり不足です。最高速度も100km/hなので、せっかく設備が整っている室蘭本線(苫小牧~長万部)や宗谷南線で110km/h運転ができないのも残念です。

また、将来は特別快速きたみにも充当されるでしょう。速度種別「通気A3」のきたみはスピードダウンを余儀なくされるでしょう。この点、どうするつもりなんでしょうか。

内装面もゲンナリ。プレスリリースでわかっていたとはいえ、ボックスシートがたった6区画、しかも半分は2人掛けタイプ。ロングシートが多いのは仕方ないとしても、路線によっては観光客も乗る(函館~大沼公園、滝川~富良野など)わけで、着席定員が少ないのはマズイ。せめてボックスシートは4人掛けにしてほしいと思う次第。

内装色も、プレスリリースのイメージ図よりも暗く殺風景なイメージ。キハ40形の悪いところをそのまま継承してしまったような印象です。ただしドア回りが緑なのはとても良いと思います。

というか「DECMO」という車名もダメだなあ、と。語感が悪いのもそうですが、何より「でくのぼう」を連想させる響きですもの。もっと他にないのかなあ。まあせっかくの車名だから大切にしてあげたいですが。

ただ、キハ40形よりはサービスレベルは上がるのは間違いないです。冷房は装備されるので、それだけで大きな進歩です。また、現行ダイヤでは鈍足のキハ40形700番台での運行を想定した列車が多数あるので、それらはDECMOへの置き換えにより大幅な時間短縮が期待できます。さらに、先述の通り中速域の加速が大幅に上がるはずなので、キハ40形1700番台よりタイムが上がるかもしれません。

余談ですが、キハ143形もDECMOで置き換えるのでしょうかね。車体はもうだいぶ古いので、キハ40形と一緒に置き換えられるのが自然な流れですが、今のところ公式発表なし。どうなるんでしょうね。

札沼線 北海道医療大学以北の廃止に月形町が同意

もういっこローカル線ばなし。札沼線(学園都市線)の北海道医療大学~新十津川間はJR北海道が廃止を考えていますが、5月に沿線の月形町が廃止に同意し、この区間の廃止がほぼ確定しました。

この区間は乗客がきわめて少なく、沿線には都市と呼べる町がないため都市間輸送の役割も持てていません。おまけに最高速度が65km/hとあって、隣の国道を走る車に次々と抜かされるという、悲惨な路線です。

「ローカル線廃線を許すな」というような雰囲気が道内自治体にあるような気がしますが、そんな中で月形町はよく判断したと思います。


廃止後は当然代行バスが走る予定ですが、鉄道のルートそのままにはこだわらず、既存のバスルートも活用しながら整備するようです。

月形・浦臼で系統を区切り、浦臼~新十津川は中央バスの滝川~浦臼間のバスに振り替える形で代行。さらに、浦臼町営バスの浦臼~奈井江間のバス路線も代行バス路線網として位置付け、函館本線との接続を重視するバス体系とするようです。

加えて、医療大学駅にバスベイを作って、石狩当別~医療大学間の電車列車の本数も増やして、当別~月形間のバスと学園都市線の電車をなるべくシームレスに接続することで、より便利な乗り換え体制にするようです。ずいぶん至れり尽くせりですね。

札沼線の医療大以北は函館本線の西側を走っており、浦臼・新十津川から札幌へは本数が少なく遅い札沼線を使うよりも、バスで函館本線沿線に出て特急で札幌に行った方が圧倒的に便利です。なので、JR案は函館本線接続をさらに強化するかなりいいやり方だと思います。

しかも樺戸エリアは人口密度が低いため、鉄道よりもバスの方が向いています。輸送力が大きすぎることもありませんし、きめ細かい輸送ができますからね。

なお、当別~医療大間の電車列車の本数増については、バス接続もさることながら、月形方面の列車がなくなるぶんの本数減をカバーする意図があるのかな、と。

一点気になるのは、浦臼~奈井江間のバスの活用について。現行の奈井江発着ではなく、美唄まで路線を延長できないでしょうか。奈井江でも普通列車とは接続できるので、岩見沢に行くならいいのですが、乗り換え1回で札幌に行けるようにするなら、美唄接続がベターだと思います。

駆け足でザッピングしてまいりましたが、いかがでしょうか。本当は7月1日に公開したかったんですが、なんやかんやで下旬にまでずれこんでしまいましたが、ともかく第1回はこれにてお開きです。

こんな感じで、そこまで深くは掘り下げないで(掘り下げたいニュースは別立てで)、テケトーにやっていきたいと思います。

次回はたぶん特急オホーツク・大雪のおはなしが中心になるんじゃないかな。お楽しみに。れっつさぶすくら~いぶ。

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